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神奈川県が“残虐性”や“暴力性”表現のあるゲームソフト1作品を「有害図書類」に指定へ

5月26日

 神奈川県の県民部青少年課は、神奈川県青少年保護育成条例に基づく「有害図書類」に、ゲームソフト1作品を指定する考えを明らかにした。現在は児童福祉審議会に諮問中で、その結果は30日にも出るという。そこで県民部青少年課の担当者に電話でお話を伺った。

 問題となっているゲームのタイトルについては答えられないとしながらも、「一般の家電量販店などで売られている家庭用ゲーム機用ゲームソフトの中の1タイトル。CD-ROMやDVD-ROMといった形態で販売されているもの。(その理由として)ゲームの“残虐性”と“暴力性”が、子供たちに影響を与える恐れがある」としている。続けて「規制といっても、販売させないということではなく、ビデオや書籍と同じように子供たちの目に入らないように売り場を分けたり、店側にも18歳未満の人には販売しないように指導する」という。

 また、「有害図書類」にゲームソフトを指定することについて、「これまでゲームは、雑誌や書籍、ビデオなどと違い、大人には比較的遠い存在だったが、子供たちには近い存在になっている。ゲームにおいても“猥褻”なものはきちんと規制されているが、ビデオなどのように“残虐性”や“暴力性”といった面では規制がなかったため指定することにした。子供たちにとって、ゲームの存在が大きくなってきているので、これからも警鐘を鳴らしていく」と答えた。

 今後については、「今は審議会に諮問しており、30日には返事が返ってくる。どういった結果になるのかはわからないが、県民へ向けての発表が必要になった場合には、それ以降に発表する」としている。

 神奈川県の対応次第では、他の地域でも同様の動きが発生することも考えられ、今後の動向が注目される。

□神奈川県のホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/

(2005年5月26日)

[Reported by 滝沢修]


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