【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

【Electronic Entertainment Expo 2005現地レポート】

セガブースレポート その2
Xbox 360「Full Auto」、「Condemned: Criminal Origins」、「ソニック」シリーズ大量展示、
さらにGBA「Gunstar Super Heroes」と充実したセガブース

5月18日~20日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

Xbox 360タイトルも試遊可。コントローラは有線接続されたXbox 360カラーのもの
 E3 2005のセガブースのプレイアブルタイトルの充実振りはなかなか目を見張るものがあった。できる限りの時間を使って遊んでみたレポートをお届けしたい。

■ 「Full Auto」(Xbox 360)

ライバルタイトルも多いジャンルだが、ハデさと爽快感はなかなかのものだろう
 Xbox 360出展タイトルの1つ「Full Auto」は、レーシングゲームの体裁をとりながら、他車へド派手な武器で攻撃が可能というアクションシューティング的要素を兼ね備えたユニークなタイトル。グラフィックスの美麗さはさすが、とい感じではあるが、ゲームの内容的にも豪快、かつスリリングなドライビング&シューティングアクションが楽しめる。使用可能な火器も多数が用意される。

 当然のことながら、攻撃を受けるとダメージ表現が行なわれ、クラッシュシーンは豪快に車が飛び跳ねる。かといってマシンの挙動はリアリティがないわけではなく、リアルとゲームライクとの間を取った、というイメージの動きをしていた。日本での発売は未定。

 ちなみに、試遊台のコントローラは有線接続されたXbox 360カラーのもので、中央のボタンが点灯するモデルになっていた。



■ 「Condemned: Criminal Origins」(Xbox 360)

主観視点で、射撃も打撃もできる
 こちらもXbox 360用タイトルで、ジャンルはサイコスリラーとなっている。連続殺人犯を追跡するというストーリーで、画面からも緊張感があふれている。主観視点で武器を使って敵を殴り倒すといったタイプのゲームはさほど珍しくないが、ダークトーンの絵作りは徹底しており、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」に通ずるテイストも感じさせてくれる1作だ。



■ 「Shadow The Hedgehog」(PS2、Xbox、GC)

さらに加速するソニックシリーズ最新作
 PS2、Xbox、GCとマルチプラットフォームで展開する「ソニック」シリーズの最新作の1つ。「ソニックアドベンチャー2」で登場した「シャドウ」を主人公にしたタイトルだが、ベースとなっているのはやはり「ソニックアドベンチャー」シリーズ。試遊台では、スタート直後からソニックも登場。周囲の敵にオートで攻撃が可能なスピンアタックは変わらずといったふうだが、シャドウならではの銃による攻撃も追加されている。

 すべるように移動し、多彩なアクションを簡単に披露できるという操作性は維持しつつも、そのスピード表現には一層の磨きがかかっている。短時間のプレイでも、どんどん先に進めるテンポのよさはさすが、といったところだろうか。日本版の発売が楽しみなタイトルの1つだ。



■ 「Sonic Gems Collection」(GC)

「ソニック・ザ・ファイターズ」が懐かしい
 GCでリリースされる「ソニック」シリーズの集大成的タイトル。「ソニックCD」、「ソニックR」に加え、コンソールマシン初移植となる(?)「ソニック・ザ・ファイターズ」が収録されており、ゲームギア版「ソニックスピンボール」、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」、「ソニックドリフト」の6タイトルを収録。

 初移植となる「ソニック・ザ・ファイターズ」は、アーケード版のクオリティをかなり忠実に再現していると感じられる。Model 2最後期にリリースされたタイトルだけに、同社が「SEGA AGES」シリーズでModel 2タイトルをここのところ連続でリリースしていることも関係しているのだろうか、操作感に関してオリジナルとの違いは見受けられなかった。北米では今夏発売予定だが、日本での発売は未定。



■ 「Sonic Rush」(DS)

2つの画面でソニックが大胆に動き回る
 DSで今秋に発売を予定している「ソニック」シリーズの隠しダマタイトル。ソニックとブレイズというネコをモチーフにした新キャラが登場する。

 それぞれのキャラクタが平行してストーリーを進んでいくサイドビューのアクションゲームだが、上下2つの画面をダイナミックに使っており、ループアクションなどの見ごたえはなかなかのもの。タッチパネルオペレーションに対応しているのもポイント。



■ 「Gunstar Super Heroes」(GBA)

久しぶりに帰ってきた「ガンスター」
 「ガンスターヒーローズ」といえば、株式会社トレジャーが開発した、メガドライブにおけるアクションゲームとして代表的なタイトルの1つに挙げられる作品。今回、GBAにプラットフォームは変わったものの、見事な復活を遂げた。トレジャーのGBAタイトルとしては「ASTRO BOY 鉄腕アトム」、「アドバンス ガーディアンヒーローズ」などでも定評があるだけに、今作もプレイ感覚はまさに、といった印象。

 グラフィックのテイストもシリーズのテイストを継承。あのレーザーも……。ということで、北米では今秋、日本では2005年に発売を予定している。



■ 「Phantasy Star.Universe」(PS2、Windows)

PS2版はまだ動作が重かった印象
 「ファンタシースターオンライン」の最新作。ついにPS2で「PSO」シリーズが遊べるということで、ファンの期待も高まっていることだろう。会場にはPS2版、PC版両方が試遊できる環境が整えられていた。

 4キャラが同時にプレイできるシステムは変わらず、会場でもNPCキャラクタと行動を共にできた。「PSU」では、L1ボタンを押しながら移動すると、敵をロックオンしたままスライド移動できたり、剣と銃を同時に装備できたりさまざまな変更点が見受けられる。試遊台でのラストは巨大な龍との戦いまで楽しめた。国内では今冬発売予定。



■ 「Spartan Total Warrior」(PS2、GC、Xbox)

小気味よいテンポで次から次へと戦って行くのが楽しい
 PCプラットフォームで「Rome:Total War」などをリリースしてきた英The Creative Assemblyが開発中のアクションストラテジー。多数の中世の戦士たちがコロッセウムで合戦する様を見事にアクションゲーム化している。

 剣による攻撃、そして盾によるアタックで敵を吹き飛ばすという2つの攻撃がベースになっており、何人の敵兵を倒したかがリザルト画面で表示されるなど、タイトルどおり硬派なテイストが売り。アイテムを拾えば弓が撃てたりなどパワーアップしていくし、ステージが変わっていけば体格のいい敵も登場する。盾を持った敵にはシールドアタックで吹き飛ばしてから剣で攻撃、といった戦略的なプレイも求められる。北米では今秋発売予定。



■ 「Virtua Tennis」(PSP)

 PSPで初のテニスゲームとなるか? セガのテニスゲームといえば、「パワースマッシュ」を思い起こす人が多いだろうが、この「Virtua Tennis」はまさに「パワースマッシュ」のPSP版といっていいだろう。16人までのワイヤレス対戦に対応しているという。

 華麗なモーション、そしてクイックな操作性は相変わらずで、うまくPSPでも動作しているな、という印象。コートが横に広がっている分、最初はちょっと反応しきれなかったが、少しプレイしていれば慣れてきた。テンポのよいタイトルだけに、ぜひ日本でも発売してもらいタイトルだ。北米では今夏発売予定。





□セガのホームページ
http://sega.jp/
□セガのE3出展タイトル情報
http://sega.jp/release/nr050517_2.html

(2005年5月21日)

[Reported by 佐伯憲司]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.