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コナミ、タカラ株全株売却へ。資本提携を解消
インデックスが全株買い付けへ

4月25日 発表

 コナミ株式会社は25日、保有するタカラ株2,010万4千株を110億1,600万円で売却したことを明らかにした。コナミは単体決算で約55億円の売却益を計上している。売却後の所有株式数は0株。全株売却により資本提供を解消する。

 コナミは2000年7月に、タカラからの要請により第三者割当増資払い込みを行ない、843万株を取得。最終的にはタカラが発行する株式の22%にあたる株式を取得していたが、このほど「両社を取り巻く事業環境はこの4年9カ月の間に大きく変化してきた (コナミ)」ことを理由に、タカラとの資本関係の見直しから株式の売却となった。

 タカラは新規事業の失敗などから業績不振に陥り、今年の1月27日にも業績の下方修正を発表。佐藤慶太社長が取締役会長に退き、アトラスの奥出信行氏が代表取締役社長に就任。3月には人員削減などの合理化を発表するとともに、ボーイズ事業部、ガールズ事業部、ライフ事業部、カード事業部、新規事業部を2事業部 (トイ事業部、ライフ事業部) に集約し営業機能の強化を図ると発表している。

(19時追記)

 株式会社インデックスは、25日の取締役会でタカラの株式2,010万4千株の買い付けを決定し、行なった。

 インデックスは、これまでからもタカラとの繋がりは深い。タカラのヒューマノイド型多機能ロボット「DREAM FORCE 01」において携帯電話およびPHSコントロールユニットの開発を担当したほか、犬の意志がわかると話題になった「バウリンガル」の開発でも関わっている。また、2004年5月にはタカラとインデックスの共同出資で「タカラインデックス ラボ株式会社」を設立し、「暗記エンジン エムサピエンス」を開発している。

 インデックスは、今後の方針については決定次第開示するとしている。

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/ja/news/topics/050425/
http://www.konami.co.jp/press/2005/04/014/r.17.04.25.html
□インデックスのホームページ
http://www.indexweb.co.jp/
□ニュースリリース (PDF形式)
http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10104835/00032630.pdf
(2005年4月25日)

[Reported by 船津稔]


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