【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

ガスト、PS2「イリスのアトリエ エターナルマナ2」
声優陣とディレクターがゲームの見所を語る

4月9日 開催

 株式会社ガストは、5月26日に発売予定のプレイステーション 2用RPG「イリスのアトリエ エターナルマナ2」の声優キャスティング発表会を、4月9日に実施した。

 発表会には、本作に登場するキャラクタの声を演じる声優陣7人と、ディレクターの増田一繁氏が登場。事前に募集された約50人のファンを前に、ゲームの見所やキャラクタの魅力などを語った。



 主人公の少年、フェルト・ブランシモンを演じるのは、羽多野渉さん。「最初にフェルトを見たときは、男の子だけれど猛者という感じではなく、かわいいなと思いました。見所は、フェルトとヴィーゼの関係。遠く離れていても、お互いを常に思いやる気持ちが描かれています。ふたりが少しずつ成長していく過程に注目してください」と魅力を語った。普通の少年が冒険の中で強くなり、気持ちも徐々に変化していく様子が、どのように描かれるのかが楽しみだ。



 ヒロイン役のヴィーゼ・ブランシモンは、倖月美和さんが声を担当。「最初はやっぱりかわいなと思いました。でもゲームの序盤で、フェルトと一緒に行かず、『私は残ります』と言うところなどでは、芯の強さを感じました。ヴィーゼ以外にも違う役をふたつやっているので、そちらも見つけて欲しいなと思います」と、ゲームの一端を覗かせるコメントも聞かれた。フェルトとの関係も気になるが、エデンに残ったヴィーゼが錬金術師として成長していくところも見所といえるだろう。



 異世界ベルクハイデで出会う少女、ノインを演じるのは、寺西恵さん。「女戦士という感じで、とにかく強いなとは思いましたが、意外にかわいい面もあります。ゲーム中ではフェルトと一番長く一緒にいるのですが、ヴィーゼを思いやりながら、世界を救うんだという強さもあったりする、フェルトの男気が見所です」とのこと。フェルトの冒険のパートナーとして活躍するようだが、女性的な一面を見せるというエピソードも気になるところだ。



 タイトルにもなっている少女のイリスは、前作に続いて高橋美紀さんが演じる。「前作のイリスのにおいを残しながら、少女のイリスの気持ちをどう演じればいいか考えました。謎の少女という扱いで、前回同様セリフも少ないですが、大切な人のために強くなる、ということを自覚し始めるイリスを見てほしいです」と話した。前作からの登場だが、本作での位置づけはほとんどが謎のまま。フェルトとヴィーゼのふたりにどう関わっていくのか注目して欲しい。



 巨大な鎌を持った少女、フィーを演じるのは柳瀬なつみさん。「見た目どおり、りりしい女の子です。14歳という年齢にしては背負っているものが多くて、彼女としての役割を果たしていくところがとても格好いいので、そのあたりを感じとってほしいです」とのこと。増田氏はフィーのことを「裏のヒロイン」とも呼んでいたので、時折見せる人間らしい振る舞いを見逃さないようにプレイしていただきたい。



 妖精のポウを担当するのは、前作でも妖精「ポポ」を演じた神田理江さん。「今回は女好きの妖精なので、前作までの妖精のイメージを引きずらないように気をつけました。妖精さん至上初めての『ついに!』という大事件が起きるので、楽しみにしていてください」と、大きな秘密が潜んでいることを明らかにした。ゲーム中ではフェルトをライバル視する変わった妖精だが、いったいどんな驚きのネタが隠されているのだろうか。



 竜の戦士グレイを演じるのは、三宅健太さん。「元は人間なんですが、竜になっても『火が吐けるからオーケー』と納得する、とんでもなくポジティブな奴です。他の若いキャラクタたちがさわやかな恋愛模様を見せますが、ひとり一歩引いて大人として見ている様子が、演じていて楽しかったです」と話した。今回の発表会でも、ひとりだけ男らしさ満点で面白かったが、ゲーム中でフェルトたちとどう関わっていくのか楽しみなキャラクタだ。



 声優陣のトークにつづいて、ディレクターの増田氏からも本作についてのコメントが聞けた。発表会の日はマスターアップの前日という正念場で、会場にも徹夜で来たという増田氏だったが、疲れた様子を見せることもなく本作の魅力を語った。

 前作は遊びやすさを追求するというコンセプトで作られていたそうだが、本作では今までのシリーズ作品の面白さをなるべく取り入れることを重視した、「アトリエシリーズを昇華させた集大成」になるという。例えば調合では、グラムナート編で登場した従属効果を復活採用するなど、従来シリーズの魅力をふんだんに取り入れている。

 フェルトとヴィーゼというふたりの主人公、エデンとベルクハイデというふたつの世界を用意したことについては、「シリーズ最大の魅力である調合を昇華させるため」と増田氏はいう。「普通のRPGとして楽しんでもいいし、調合だけでも楽しめる。調合を極めていけば、ボスを1発で倒せてしまうような、『アトリエ』シリーズならではのざっくり感も受け継いでいる」と、プレイの自由度の高さを強調した。

 「アトリエ」シリーズは、魅力的なストーリーが盛り込まれたり、RPGとしての冒険要素を強化したりしながら、シリーズを追うごとにゲームの幅を広げてきている。しかしその反面、中毒的な面白さを持つ調合だけを遊びたい、というプレーヤーも少なくない。増田氏のコメントからは、そういったプレーヤーにも満足してもらえるようなゲームを作るという、開発側の意志が感じられた。



 トークショーの後には、参加者にグッズをプレゼントするビンゴ大会や、マスターアップ目前という本作の試遊体験会が行なわれた。マスターアップ前とはいえ、現在は最終的なバグ修正を行なっている段階だそうで、ゲーム自体はほぼ製品版といっていい内容。来場したファンも、発売前に体験できる貴重な機会を逃すまいと、熱心にプレイしていた。

□ガストのホームページ
http://www.salburg.com/
□「イリスのアトリエ エターナルマナ2」のページ
http://www.salburg.com/products/a7/
□関連情報
【4月5日】ガスト、PS2「イリスのアトリエ エターナルマナ2」
ガストショップ限定特典はドラマCD「ビオラのアトリエ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050405/gust.htm
【2月25日】ガスト、「イリスのアトリエ エターナルマナ2」公式サイト限定
オリジナルバスタオル&ハンドタオルプレゼント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050225/gust.htm
【1月31日】ガスト、錬金術を題材にしたRPG
PS2「イリスのアトリエ エターナルマナ2」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050131/lris.htm

(2005年4月11日)

[Reported by 石田賀津男]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.