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会場:Necca秋葉原店
今回のイベントは、株式会社ハドソンの協力により、ゲストとして高橋名人が登場。トークショーや懐かしい映像の上映の後、「なつゲー」にも提供されている「スターソルジャー」のゲーム大会が行なわれた。 会場で放映されたのは、「スターソルジャー」発売当時の高橋名人と毛利名人の戦いを描いた「GAME KING 高橋名人vs.毛利名人 激突! 大決戦」という映像。野生の高橋対知性の毛利、といったスタンスで描かれており、高橋名人が16連射でスイカを叩き割るシーンなど、今でこそ笑える衝撃的な内容になっていた。当の高橋名人は、「本当に見せるんですか?」と、さすがに恥ずかしそうな様子。 後半はふたりの名人による「スターソルジャー」での5本勝負。今見ても「さすが名人」とうならされるテクニックで、わずかなミスが勝敗を決する熱い勝負だった。こちらは何のつくりでもなく、実際にふたりが真剣に対戦したものだが、実は「スターソルジャー」の発売前に収録されたものなのだそうだ。しかもROMは収録3日前に手渡され、ふたりとも大急ぎで練習した後の試合だったらしい。現在は入手困難な貴重な映像だけに、来場者もかなり楽しんでいるようだった。
まず秒間16連打という数字だが、当時は実際のところ、17連打を超えていたという。社内でも「17連打にしたほうがいいのではないか」という声もあったそうだが、「16という数字のほうが切りがいい。特にコンピュータには馴染み深い数字だし(16進数を指している)」という理由で、16連打のままにしたそうだ。 しかしこの16連打もいつもできたわけではなく、テレビの出演などで練習を欠かすと、1週間ほどで14連打程度しかできなくなったという。元の16連打を可能にするには、やはり1週間程度かかったらしく、その間にもテレビの出演などがあってまた練習ができない、という悩み事があったのだそうだ。 その16連打を生んだ理由のひとつが、高橋名人の人並みはずれた握力。高校生の頃には既に80kgを超えていたそうで、「これぐらいあるとりんごが握りつぶせます」とさらりと言ってのけた。「当時は野生の高橋なんて言われてね」と愚痴のようなセリフも聞かれた高橋名人だが、ここまで来るとそれも納得してしまう。 ちなみに今現在の名人は、さすがに16連打はできない模様。「昨日もイベントでやらされましたけど、12連打ぐらいでした」とため息。しかし40歳をとうに過ぎているのに、ワースト記録ですら秒間12連打を超えるというのだから、十分に名人健在といえそうだ。
現在の高橋名人は、コンシューマ事業本部 営業宣伝部マネージャーという肩書き。主にWEB担当をしているそうで、「動画ファイルをたくさん掲載したら大変なことになった」という仕事の苦労話も聞かせてくれた。 そんな名人がイベント中に漏らしたのが、「スターソルジャー」の移植版を開発しているという情報。既にプレイステーション 2やニンテンドーゲームキューブでは発売されているが、「今度のハードで連射は無理なので、最初から自動連射にしました」というキーワードが飛び出した。外部コントローラを接続できない、携帯ゲーム機で発売されるのだろうか? と想像するが、答えは「詳細は2、3カ月後の発表をお楽しみに」ということでこの場では明かされなかった。 会場ではそのあとも、「なつゲー」の「スターソルジャー」を使った5分間トライアルを実施。上位のプレーヤーには高橋名人のサインと、「なつゲー」で利用できるネットキャッシュがプレゼントされた。
イベントの最後に高橋名人は、「昔のゲームだからこそ面白いと思う。最近のゲームはグラフィックスも綺麗になっているけれど、グラフィックスを取り払うと昔のゲームが潜んでいたりする」とコメント。これは高橋名人の本心だと思うが、「なつゲー」のファンやスタッフにとっては嬉しい一言だっただろう。「今後も機会があれば是非またやりたい」とのことなので、次回のオフラインイベントにも期待したい。
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□NTTコミュニケーションズのホームページ (2005年4月2日) [Reported by 石田賀津男]
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