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当日入場料:1,000円 (大人) 、500円 (中高生)
会場:東京ビッグサイト 東1・2ホール他
東京都には数多くのアニメーションの制作スタジオが点在することから、数年前から東京都はアニメーション産業の育成を掲げている。「東京国際アニメフェア」は、回を追う毎に規模が大きくなっており、海外からの注目度も高いため、初日となった今日の会場では海外からのバイヤーと見られる人達が多数見受けられた。 会場には「破李拳ポリマー」や「ハクション大魔王」といった古い作品から、この春放送が開始される作品を中心に最新の作品まで、テレビ放送作品から劇場用作品までズラリ勢揃いした。 ゲーム関連の展示物は毎回少ないのだが、今年はバンダイグループ (バンダイ、バンダイビジュアル、サンライズ、葦プロダクション、バンプレスト) のブースで多数のゲームが出展されていた。特にバンプレストのコーナーでは、今回初出展となるアーケードゲーム「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」と「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」が初めてお披露目され注目を集めていた。ブースの裏手にあたり通路が狭いためか、人が集まりすぎて通行が困難なほど。プレイできないにも関わらずこの注目度はさすがという感じだ。
このほかにもナムコのブースでは、日活の制作したクレイアニメ「太鼓の達人」が出展されていたり、ジェネオンエンタテインメント、創通エージェンシーのブースでそれぞれ「エレメンタルジェレイド-纏え、翠風の剣- (タイトー) 」が出展されているなど、ゲーム関連作品も散見できることができる。今回のレポートではそれらに絞ってお届けする。
■ バンプレスト、トレーディングカードをつかったアーケードゲーム
背景となるのは1年戦争で、1年戦争に登場した人物やモビルスーツが登場する予定となっている。トレーディングカードは、“連邦軍カード”と“ジオン軍カード”に分かれており、プレーヤーは連邦軍かジオン軍を選択しゲームに参加することになる。
プレーヤーは、4種類のトレーディングカードを最大で5枚組み合わせてユニットを作成。小隊を編成する感覚で複数のユニットを使用し、戦略を練って戦いを挑んでいく。 各ゲームの勝敗は、制限時間内により多くの敵を撃破した軍が勝利することで決する。ゲーム中は、マップ画面と、敵と接触したときの戦闘画面の2パートで構成されており、戦闘画面ではトゥーンシェードで描かれた3DCGの映像で迫力の戦闘映像が描かれる。 使用されるトレーディングカードについては、バンダイのカードダスマスターズとの連動を予定しているという。会場には筐体もカードも展示されていたので、チェックしてみてはいかがだろうか。実際にプレイすることはできないのが残念なところだが、2005年内稼働予定と言うことなので、楽しみに待つしかないだろう。 また同時に、2005年夏稼働予定の多人数対戦アクション「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」も出展されている。通信対戦時の最大プレイ人数は4名。 基本ルールは2対2のチームバトルを採用。同じチームで戦いに挑めば“協力”となり、違うチームに分かれれば“対戦”となる。敵モビルスーツを撃破すると敵の戦力ゲージが減少し、ゲージがゼロになった時点で負けとなる。また、タイムアウトとなった場合両軍とも負けとなる。
同ゲームでは「新ブーストシステム」が採用されており、よりスピーディな空中戦を体験できるという。こちらも今回展示されているだけで、残念ながら遊ぶことはできない。両作品とも、今回の発表内容は開発途中のもので変更となる可能性もあるとしているが、楽しみな作品といえるだろう。ぜひとも会場でチェックしていただきたい。 ■ ナムコブース、「太鼓の達人」が大人気 ナムコのブースでは「太鼓の達人」、「ゆめりあ」、「テイルズ オブ」シリーズ、「ゼノサーガ」などが出展されている。それぞれアニメ作品とともにゲームの試遊台も出展されており、自由に遊ぶことができる (「ゆめりあ」はアニメの映像が上映されているだけ) 。
しかしなんと言っても人気なのは「太鼓の達人」。日活が制作して4月4日からCS放送の「キッズステーション」において放送が決定している「クレイアニメ 太鼓の達人」の絵コンテや撮影に使われたフィギュアなどが出展されている。そして「太鼓の達人 ゴー! ゴー! 五代目」が置かれているのだが、いつも誰かがワイワイとプレイしている状態で、相変わらずかなりの人気だ。海外からの来場者が太鼓を叩いている姿がなかなか微笑ましく映った (北米で発売されているので、それほど珍しい光景ではないのだが……)。
■ 「エレメンタルジェレイド-纏え、翠風の剣-」、レンの等身大フィギュアも展示される
2月に開催されたワンダーフェスティバルにも出展されていたタイトーの「エレメンタルジェレイド-纏え、翠風の剣-」だが、今回はジェネオンエンタテインメント、創通エージェンシーの両ブースで出展されている。前回からそれほど時間は経っていないが、かなり完成度は上がっている印象だ。グラフィックもかなりの仕上がりだが、かなりいい動きをしているので、その感触を確かめて欲しい。
■ その他のブース
昨年も出展していたハムスターが今年も出展しており、「犬福」の着ぐるみが置かれている。その他ではトミーの「ゾイド」関連が充実している。また、コナミが出展しているが、同社原作の「極上生徒会」を中心とした出展内容で、ゲーム関連の展示はない。 (C) 2000 Sample Inc. All rights reserved.
□東京国際アニメフェア2005のホームページ (2005年3月31日) [Reported by 船津稔]
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