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「東京国際アニメフェア2005」開幕
バンプレストがAC「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」などを出展!!

会期:3月31日~4月3日 (一般公開日は4月2日と3日)

当日入場料:1,000円 (大人) 、500円 (中高生)

会場:東京ビッグサイト 東1・2ホール他

 アニメ産業を国内外に対してアピールする場として東京都とアニメ企業、団体が中心として開催する展示会「東京国際アニメフェア2005」が3月31日開幕した。会期は4月3日までだが、31日と4月1日はビジネスデーで関係者しか入場することはできない。4月2日と3日は一般公開日で、各種ステージイベントなども多数予定されている。

 東京都には数多くのアニメーションの制作スタジオが点在することから、数年前から東京都はアニメーション産業の育成を掲げている。「東京国際アニメフェア」は、回を追う毎に規模が大きくなっており、海外からの注目度も高いため、初日となった今日の会場では海外からのバイヤーと見られる人達が多数見受けられた。

 会場には「破李拳ポリマー」や「ハクション大魔王」といった古い作品から、この春放送が開始される作品を中心に最新の作品まで、テレビ放送作品から劇場用作品までズラリ勢揃いした。

 ゲーム関連の展示物は毎回少ないのだが、今年はバンダイグループ (バンダイ、バンダイビジュアル、サンライズ、葦プロダクション、バンプレスト) のブースで多数のゲームが出展されていた。特にバンプレストのコーナーでは、今回初出展となるアーケードゲーム「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」と「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」が初めてお披露目され注目を集めていた。ブースの裏手にあたり通路が狭いためか、人が集まりすぎて通行が困難なほど。プレイできないにも関わらずこの注目度はさすがという感じだ。

 このほかにもナムコのブースでは、日活の制作したクレイアニメ「太鼓の達人」が出展されていたり、ジェネオンエンタテインメント、創通エージェンシーのブースでそれぞれ「エレメンタルジェレイド-纏え、翠風の剣- (タイトー) 」が出展されているなど、ゲーム関連作品も散見できることができる。今回のレポートではそれらに絞ってお届けする。

メインの会場は東1・2ホールのみなので、それほど広くはないが、通路も広めにとられており、初日は快適だった。しかし、一般来場日はイベントも企画されているのでそれなりの覚悟はいるかも バンダイグループのブースには、バンダイのPS2用新作「スチームボーイ」なども出展されていた。かなり数多くのゲームが出展されており、アニメとゲームの関連の強さを示している



■ バンプレスト、トレーディングカードをつかったアーケードゲーム
「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」など出展

「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」。注目度抜群。「待ってました!」という声が聞こえてきそう。カードダスマスターズと連動が予定されると言うことだが、カード単体での販売も予定されていると言うことだろうか?
「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」。こちらはスピーディなアクションゲームに仕上がっているようだ
 最もゲームの出展に熱心だったのがバンプレスト。同社ブースで大々的にお披露目が行なわれたのが、トレーディングカードとビデオゲームが融合したアーケードゲーム「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」。プレーヤーは盤面 (フラットパネルリーダー) にカードを配置し、リアルタイムにカード (ユニット) を操作することでゲームを進めていくタクティカルカードバトルゲームとなっている。

 背景となるのは1年戦争で、1年戦争に登場した人物やモビルスーツが登場する予定となっている。トレーディングカードは、“連邦軍カード”と“ジオン軍カード”に分かれており、プレーヤーは連邦軍かジオン軍を選択しゲームに参加することになる。

 プレーヤーは、4種類のトレーディングカードを最大で5枚組み合わせてユニットを作成。小隊を編成する感覚で複数のユニットを使用し、戦略を練って戦いを挑んでいく。
 プレーヤーの戦歴は1年戦争を想定したゲーム設定上の一定期間内で集計され、サテライト全体での1年戦争の結果に反映される。つまり、ジオン軍の勝利数が多ければ“史実”とは違いジオン軍の勝利で終了することもあるというわけだ。どちらの軍が優勢かといったミリタリーバランスはゲーム終了毎に各サテライト毎に画面に表示される。

 各ゲームの勝敗は、制限時間内により多くの敵を撃破した軍が勝利することで決する。ゲーム中は、マップ画面と、敵と接触したときの戦闘画面の2パートで構成されており、戦闘画面ではトゥーンシェードで描かれた3DCGの映像で迫力の戦闘映像が描かれる。

 使用されるトレーディングカードについては、バンダイのカードダスマスターズとの連動を予定しているという。会場には筐体もカードも展示されていたので、チェックしてみてはいかがだろうか。実際にプレイすることはできないのが残念なところだが、2005年内稼働予定と言うことなので、楽しみに待つしかないだろう。

 また同時に、2005年夏稼働予定の多人数対戦アクション「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」も出展されている。通信対戦時の最大プレイ人数は4名。

 基本ルールは2対2のチームバトルを採用。同じチームで戦いに挑めば“協力”となり、違うチームに分かれれば“対戦”となる。敵モビルスーツを撃破すると敵の戦力ゲージが減少し、ゲージがゼロになった時点で負けとなる。また、タイムアウトとなった場合両軍とも負けとなる。

 同ゲームでは「新ブーストシステム」が採用されており、よりスピーディな空中戦を体験できるという。こちらも今回展示されているだけで、残念ながら遊ぶことはできない。両作品とも、今回の発表内容は開発途中のもので変更となる可能性もあるとしているが、楽しみな作品といえるだろう。ぜひとも会場でチェックしていただきたい。

「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」
(C)創通エージェンシー・サンライズ
「機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」
(C)創通エージェンシー・サンライズ・毎日放送


■ ナムコブース、「太鼓の達人」が大人気

 ナムコのブースでは「太鼓の達人」、「ゆめりあ」、「テイルズ オブ」シリーズ、「ゼノサーガ」などが出展されている。それぞれアニメ作品とともにゲームの試遊台も出展されており、自由に遊ぶことができる (「ゆめりあ」はアニメの映像が上映されているだけ) 。

 しかしなんと言っても人気なのは「太鼓の達人」。日活が制作して4月4日からCS放送の「キッズステーション」において放送が決定している「クレイアニメ 太鼓の達人」の絵コンテや撮影に使われたフィギュアなどが出展されている。そして「太鼓の達人 ゴー! ゴー! 五代目」が置かれているのだが、いつも誰かがワイワイとプレイしている状態で、相変わらずかなりの人気だ。海外からの来場者が太鼓を叩いている姿がなかなか微笑ましく映った (北米で発売されているので、それほど珍しい光景ではないのだが……)。

「太鼓の達人」が一番注目を集めていたナムコブース。今日は「太鼓の達人クレイアニメ」のパラパラアニメシートを配布していた とにかくいつも誰かがプレイしていて人気が高かった「太鼓の達人 ゴー! ゴー! 五代目」 「テイルズ オブ」シリーズは、「リバース」、「シンフォニア」、「エターニア」の3作品がフリープレイで出展されていた

展示されていた「クレイアニメ 太鼓の達人」の絵コンテや撮影に使われたフィギュア 発売当初はかなり品薄となっていた「タタコン」だが、50万台突破記念の「銀のタタコン」と100万台生産突破の「金のタタコン」が出展されていた



■ 「エレメンタルジェレイド-纏え、翠風の剣-」、レンの等身大フィギュアも展示される

 2月に開催されたワンダーフェスティバルにも出展されていたタイトーの「エレメンタルジェレイド-纏え、翠風の剣-」だが、今回はジェネオンエンタテインメント、創通エージェンシーの両ブースで出展されている。前回からそれほど時間は経っていないが、かなり完成度は上がっている印象だ。グラフィックもかなりの仕上がりだが、かなりいい動きをしているので、その感触を確かめて欲しい。

ジェネオンエンタテインメントのブース。試遊台の横にはワンダーフェスティバルに出展されていたレンの等身大フィギュアが飾られている
創通エージェンシーのブースでも試遊台が用意されており、その横ではやはりレンが微笑んでいる こちらも創通エージェンシーのブース。トミーのGBA用アドベンチャーゲーム「エレメンタルジェレイド (仮)」の試遊台も用意されている



■ その他のブース

 昨年も出展していたハムスターが今年も出展しており、「犬福」の着ぐるみが置かれている。その他ではトミーの「ゾイド」関連が充実している。また、コナミが出展しているが、同社原作の「極上生徒会」を中心とした出展内容で、ゲーム関連の展示はない。

コナミブース。通路に面しているところでは「極上生徒会」を展開。舞台そのまま、学校をイメージした出展内容。その横には、この夏のワンダーフェスティバルにおいて発売される特撮作品「SPECTER」が出展されていた。フィギュアとDVDビデオがセットになっているものと、レプリカヘッドとDVDがセットになった商品、DVD単品がワンフェスで販売されるという
トミーブース。アーケード版「ゾイドインフィニティ」は出展されていないが、PS2版は出展されている。その他にもPS2「ZOIDS STRUGLLE(ゾイドストラグル)」やGC「ZOIDS VS.Ⅲ」、GBA「ZOIDSSAGA FUZOURS」が出展されている ヴイストンの「鉄人28号」。ケースに収められているが、その迫力は十分伝わってくる。コントローラとセットで351,750円!! 東北新社のブースに展示されている


(C) 2000 Sample Inc. All rights reserved.

□東京国際アニメフェア2005のホームページ
http://www.taf.metro.tokyo.jp/
□関連情報
【2004年3月26日】「東京国際アニメフェア2004」開催。コナミ、ナムコなどゲーム関連企業も出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040326/taf.htm
【2003年3月21日】古今東西のアニメを満喫「東京国際アニメフェア2003」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030321/ani.htm
【2002年2月15日】「新世紀東京国際アニメフェア21」開幕。DC「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」がプレイアブルで出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020215/taf.htm

(2005年3月31日)

[Reported by 船津稔]


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