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ナムコ、3人の新キャラクタと共にPS2に登場!
PS2「ソウルキャリバーIII」2005年に発売

2005年 発売予定

価格:未定

イメージビジュアルであるソウルズ・エンブレース
 株式会社ナムコは、プレイステーション 2用剣劇対戦アクション「ソウルキャリバーIII」の発売を2005年に予定している。価格は未定。

 「ソウルキャリバー」シリーズは、'98年にアーケード用として第1作品目が登場し、翌年の'99年にはドリームキャスト用として家庭用ゲーム機に移植された。武器を使用した3D格闘ゲームということに加え、ステージを自由に移動できる8WAY-RUNシステムの搭載など、当時としては画期的なシステムを採用しており、日本国内のみならす、北米、ヨーロッパ、韓国などといった全世界で好評を博した。

 そして、2002年には続編となる「ソウルキャリバーII」がアーケードに登場する。翌年の2003年には、PS2、GC、Xboxの3機種で同時発売ということも話題となった。こちらも世界中で大ヒットとなり、「武器格闘ゲームの最高峰」と呼ばれるほどの地位を不動のものとした。

ナイトメアをモチーフとしたチームロゴ
 シリーズ最新作となる「ソウルキャリバーIII」は、シリーズの特徴である、重厚な世界観、爽快感溢れる武器での攻防、奥深い戦術等を引き継ぎ、前作よりもグラフィック、サウンド等のクオリティをアップし、本作品ならではの独特の世界観を作り上げている。また、PS2での発売ということもあり、多彩なモードを搭載している。注目となるのは、自分だけのキャラクタを作成する「キャラクタクリエーション」モード。このモードでは、外観や武器、職業等を選択し、自分だけのオリジナルキャラクタを作成することができる。

 ほかにも、キャラクタごとに設定されたストーリーに沿って物語が展開していく「ストーリー」モード、戦略シミュレーションの要素と格闘ゲームを融合した「ロストクロニクルズ」モード、さまざまな状況下で対戦を行なう「バトルアリーナ」モード、世界の仮想強豪達と闘い世界の頂点を目指す「ワールドコンペティション」モード、様々な対戦モードを楽しむことができる「VS」モード、練習を行なう事ができる「プラクティス」モード、シリーズの歴史や獲得したものを閲覧できる「ミュージアム」モードなど、多彩なモードが用意されている。

【ストーリー】

 人の魂を喰らう邪剣、ソウルエッジ。

 邪剣に対抗すべく創られた霊剣、ソウルキャリバー。

 ソウルエッジが世の噂となり、野心ある者、あるいは屈強な戦士の手に渡るたび、ソウルキャリバーが現われ、残虐なる暴走を食い止める。幾度となく繰り返された熾烈な争いは、人々の語り種となり、やがては御伽噺や伝説となって後世に残ることとなった。

 時は流れ、16世紀末期。

 長い年月を重ね力を増した2つの剣は、歴史の表舞台へと姿を顕し再び相見える。相反する存在として宿命付けられた双極の剣の物語は、新たに開かれし雪白なるページへと刻まれてゆく……。




 今回の発表では、これまでのシリーズではお馴染みである、御剣とタキが登場することが判明したほか、3人の新キャラクタまでもが公開された。今回は公開された5人のキャラクタと3つのステージを併せて紹介していく。

■ ザサラメール (Zasalamel) -黒き宿業の輪廻-

 年齢:転生を繰り返しているので不明
 出身:転生を繰り返しているので不定
 身長:180cm
 体重:77kg
 生年月日:今回の転生は5月5日
 血液型:B型
 使用武器:デスサイズ
 武器名:カフジエル
 流派:我流

■ ティラ (Zasalamel) -円刃の告死鳥-

 年齢:17歳
 出身:不明
 身長159cm
 体重:43kg
 生年月日:不明
 血液型:AB型
 使用武器:リングブレード
 武器名:アイゼルネドロッセル
 流派:輪舞暗殺術

■ 雪華 (Setsuka) -殺意の花吹雪-

 年齢:24歳
 出身:不明(日本育ち)
 身長:167cm
 体重:52kg
 生年月日:不明
 血液型:A型
 使用武器:番傘に仕込んだ居合刀
 武器名:雨月 影打(ウゲツ カゲウチ)
 流派:神伝対馬流抜刀術

■ 御剣 (Mitsurugi) -剛剣無頼-

 年齢:29歳
 出身:日本/備前
 身長:171cm
 体重:65kg
 生年月日:6月8日
 血液型:AB型
 使用武器:日本刀
 武器名:獅子王(シシオウ)
 流派:天賦古砕流・改

■ タキ (Taki) -神速の封刃-

 年齢:29歳
 出身:日本/封魔の里
 身長:170cm
 体重:53kg
 生年月日:不明
 血液型:A型
 使用武器:忍者刀×2
 武器名:裂鬼丸(レッキマル)、滅鬼丸(メッキマル)
 流派:夢想抜刀流

【臨勝寺跡地】

 中国大陸の奥地に位置する、武術の世界ではその名を知られた真行山臨勝寺。歴史に名高いこの寺は、数年前に突如廃虚と化した。遥か西の地で邪剣ソウルエッジがまき散らした災悪、イヴィルスパームの影響を受けた寺の修行僧たちは正気を失い、その磨き上げた武でもって互いが互いを殺し合ったのだ。

 永き歴史を誇った誇り高き臨勝寺は、こうして歴史の中に沈んだのである。邪剣のまき散らした気の忌まわしさ故か、未だにこの地は地元の民も近づかない。

【時計塔】

 街はずれに静かに広がる寺院の片隅に立つ石造りの時計塔。その中では複雑に組み合う機械類が軋みをあげながら一刻一刻と時を刻み続けている。薄暗い塔の内部に人が立ち入ることは滅多にないが、機械構造の上の方には窓から差し込んだ光が当たり、一際明るい箇所がある。

 塔が建てられてから、男は此処を訪れるようになった。それは彼の幾重にも綴られる生が移り変わってもそうだった。彼はまたこの場所へとやってくる。時を刻む機械の規則正しい音だけが全てを支配しているこの空間へ。永遠に生を繰り返し、自らの時を失った彼にとってさえ、此処でなら明確に時が流れているのを感じられるのかもしれない。

【オストラインスブルク城・外郭】

 4重の城郭を持ち、難攻不落を誇っていた巨大な城も、無惨な屍を晒して久しい。数年前、巨大攻城兵器群によって刻まれた傷跡は戦争のすさまじさを物語る。最初の主を失って廃虚となった後、この城に住んだのは蒼騎士と呼ばれる恐怖の主であった。

 戦乱と蒼騎士によってこの地には怨念が渦巻くようになり、蒼騎士が去った今も、城は瘴気に包まれている。野の獣ですら避けるこの地も、邪な気を受け入れた者にとっては心地良い場所である。ここを訪れる者は黒き翼の鳥が、崩れかけた城の塔の上に集っているのを見るだろう。

 紹介したキャラクタ以外の登場人物も気になるところであるが、タイトルロゴとステージ紹介の所をみると、ナイトメアが登場することは、安易ではあるが想像がつくのではないだろうか。

 新キャラクタであるザサラメールは、邪剣復活を目論む謎の男として本作に登場するが、彼の左目は金色に光り、転生を繰り返しながら生きているということは、人の姿をしているが人にあらずといった雰囲気だ。武器である大鎌は死神をイメージし、見た目にも非常に重そうなこの武器を使いこなすためか、彼の肉体は筋肉の塊といった印象をうける。

 鳥のような印象をうけるティラの武器は円刃。身長の約半分ぐらいの大きさをもつこの武器は、円の外側が刃となっている。刃のない円の内側を持って攻撃するようであるが、柄のような部分はなく、体の一部であればどこでも持てる(引っ掛ける)ことができる感じがする。この武器の特性を活かした攻撃として、腰や手足に円刃の内側を引っ掛けてフラフープのような攻撃も用意されているかもしれない。

 孤独と哀しみの旅路の中、番傘に仕込まれた刃を絆の為に抜刀する、復讐に身を焦がす美しき羅刹、雪華。仕込み刀と番傘の二刀流? といった感じで、セクシーないでたちは和製版アイヴィーといった印象をうける。そして、御剣とタキであるが、見た感じではコスチュームデザインが若干変更されている程度の印象しかうけない。しかし、気になることは2人の年齢設定で、この29歳という年齢は前作「ソウルキャリバーII」と同じである。シリーズものは前作から数年後という時代設定が一般的であるが、前作と同時代の時代設定ということになるのだろうか。

 気になる点は多いが、現在の開発進行度は30%とのこと。今後の情報も本誌ではいち早くお伝えしていくので続報を期待して待っていただきたい。それでは最後にスクリーンショットを数点ではあるが一気に紹介していく。

【スクリーンショット】


(C) 1995 1998 2002 2003 2005 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED.

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコチャンネルのページ
http://namco-ch.net/
□「PROJECT SOUL offcial site」のページ
http://www.soularchive.jp/
□「ソウルキャリバーII PLAYERS GUIDE」のページ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/rensai/sc2/

(2005年3月25日)

[Reported by 志賀康紀]


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