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ナムコ、PS2「鉄拳5」とPSP「ナムコミュージアム」の体験会を実施
PSPの「ゲームシェアリング機能」を実際にテスト!

2月19日 開催

会場:ヨドバシカメラ 新宿西口ゲーム・ホビー館

 株式会社ナムコは、3月31日に発売予定のプレイステーション 2用対戦格闘「鉄拳5」と、2月24日に発売予定のPSP用バラエティゲーム「ナムコミュージアム」の体験会を、2月19日にヨドバシカメラ 新宿西口ゲーム・ホビー館にて実施した。

 当日はあいにくの雨天となり、気温も正午を過ぎてもかなり低いまま。店頭での体験会はかなり辛い状況となったが、体験会が始まったとたんに「鉄拳5」の5台の試遊台は埋まり、「ナムコミュージアム」の「ゲームシェアリング」を待つ人の列ができあがった。



5台の試遊台を出展するも、常に満席状態の「鉄拳5」
 まずPS2用「鉄拳5」。こちらは北米版のものが計5台設置された。内容は日本で発売されるものと基本的には同じで、ゲーム中の字幕や文字表記が日本語か英語かの違いしかないという。アーケード版や従来のシリーズタイトルを遊んでいる人ならば、プレイ上、特に困ることはなさそうだった。ちなみにPS2版が一般向けに公開されたのは今回が初めて。

 ゲームモードは、アーケードモードやバーサスモードのほか、風間仁を主人公としたストーリーモード「DEVIL WITHIN」や、各キャラクタのストーリーを追う「ストーリーモード」、また「鉄拳」、「鉄拳2 ver.B」、「鉄拳3」などがプレイできる「アーケードヒストリーモード」など、製品版と同様の内容で登場。ただしプレイできたのはアーケードモードのみだった。

 このアーケードモードだが、AC用「鉄拳5」のシングルプレイモードとは異なるシステムを搭載している。戦闘を重ねるごとに級や段が上がっていくようになっており、延々と上の階級を目指してプレイするという内容になっている。ストーリーに関しては「ストーリーモード」をプレイして欲しい、というスタンスのようだ。

 また、次のステージに進む前に、対戦相手を3人から選べるようになっていた。3人とも段位が異なり、自分より下、自分と同じぐらい、自分より上、といった具合にランクわけされている。段位の高い相手に勝てば自分の段位もより早く上がる仕組みになっているようだが、その分相手も強くなる。練習にはもってこいのゲームモードといえるだろう。

 会場で配布されたナムコグッズは、PS2用「DEATH BY DEGREES TEKKEN: NINA WILLIAMS」の体験版。「鉄拳」シリーズでおなじみのニーナが登場するアクションアドベンチャーということで、「鉄拳」ファンはこちらも是非、というプロモーションも兼ねているようだ。



「ゲームシェアリング機能」のデモを兼ねた「ナムコミュージアム」。ちなみに写真のような近距離でなくても十分に通信可能
 PSP用「ナムコミュージアム」は、「ゲームシェアリング機能」を用いて、来場者が持参したPSP本体にデータを転送するという形で体験会を実施。一般的な試遊イベントのように、実機を設置しての体験プレイは行なわれなかった。これにはゲームの体験会としてだけでなく、PSP初の「ゲームシェアリング機能」を推していきたいという狙いがある。

 筆者もきっちりPSPを持参し、「ゲームシェアリング機能」を体験してみた。弊誌記事でもお伝えしているとおり、「ゲームシェアリング機能」でプレイできるのは、「パックマン」、「ミズ・パックマン」、「ギャラガ」、「ギャラクシアン」、「ディグダグ」、「ラリーX」、「ニューラリーX」の7タイトルの各1ステージ目のみとなっている。

 ゲームの転送方法は、送り側となる「ナムコミュージアム」が入ったPSPで、ゲームを立ち上げて「ゲームシェアリング」を選ぶ。受け取り側はPSPのメニュー画面から、「ゲームシェアリング」を選択。あとは自動的に通信を行ない、画面の指示に従って進めていけば、簡単にゲームが転送できる。このとき、無線機能を使用するので、PSP本体左側にあるワイヤレスLANスイッチをオンにしておく必要がある。

 ゲームデータの転送は1対多へ無差別に行なうのではなく、あくまで1対1での通信となる。複数台のPSPに送りたい場合には、そのつど個別に通信しなおす必要がある。

 今回は受け取り側となったので、「ゲームシェアリング」を選択して待機するだけ。2、3回ほど手順確認のためにボタンを押しただけで、すぐに転送が開始された。ここで気になるのが転送にかかる時間だが、実際に試した際には、10秒もかからずに終了した。しかも1回の転送で7本全てを受け取っていた。テストした場所の電波状況はわからないが、ほとんどの場合、「あっという間」といっていいレベルで転送できるだろう。

 ゲームは前述のとおり、全7タイトルの1ステージ目をプレイできる。ゲーム内容については今更語るようなタイトルではないが、「パックマン」や「ディグダグ」を試したところ、想像以上に画面が綺麗だと感じた。いずれも筆者の記憶にあるのがファミコン版なので、綺麗なのも当たり前なのだが、オリジナル版であるにも関わらず、どこか新鮮な気持ちで遊べたのがいい意味で意外だった。

 ちなみに「ゲームシェアリング機能」で受け取ったゲームのデータは、電源を落としたり、違うゲームを起動したりした際に消失する。レジュームをしてもデータは残るそうだ。

 アレンジ版に関しては「ゲームシェアリング機能」に対応していないため、今回はプレイできなかった。まずは「ゲームシェアリング機能」でオリジナル版をプレイしてもらい、気に入ったらソフトを購入してアレンジ版もどうぞ、ということだろう。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□「鉄拳5」のページ
http://namco-ch.net/tekken5/
□「ナムコミュージアム」のページ
http://namco-ch.net/nm_psp/
□関連情報
【2月18日】ナムコ、PS2「鉄拳5」
オープニングムービー後編配信開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050218/tk5m.htm
【2月18日】ナムコ、PSP初のゲームシェアリング機能搭載
PSP「ナムコミュージアム」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050218/museum.htm

(2005年2月19日)

[Reported by 石田賀津男]


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