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「第21回次世代ワールドホビーフェア」開幕 |
入場料:無料
大阪ドームをいっぱいに使った会場。それでもブースがかすむほどの人の多さ |
こちらでは、大阪大会に出展された各社のブースをレポートしていく。出展内容は各会場とも基本的には同じ(ただし一部のイベントや出展物は各社の都合により変更される場合がある)なので、残り3会場に訪れる予定の人は大阪大会の様子を参考に、予定を決めてみてはいかがだろうか。
大阪ドームで行なわれた大阪大会は、開幕時には雨も上がり、好天での開催となった。来場者もかなりの数で、どこの通路も人で埋まるほど。特に人気の高い出展物やイベントステージの前では、隙間がないほどの大混雑となっていた。来場者は家族連れや小中学生がかなり多かったが、子供がはぐれて迷子にならないよう、また思わぬ怪我をしないように注意していただきたい。
特設ステージには「塊魂」の王子が登場。でも後ろの王様のド迫力に目が行きます |
PS2用「みんな大好き塊魂」は、同社の「塊魂」の続編となるタイトル。カタマリを転がしてさまざまなものをくっつけ、より大きなカタマリを作るという、シンプルなアクションゲーム。今回はホビーフェアバージョンが出展されており、学校内で4分以内に1.5mのカタマリを作るという専用モードがプレイできた。
操作方法や画面構成は前作とほとんど変わらず、経験者ならば違和感なくプレイできる。特に目新しい要素は見られなかったが、今回のイベントに関しては、小さな子供でもプレイできるという点を強調したかったのかもしれない。
逆に大きく変わっているのは演出部分で、独特の世界観が強調されている。特に目立つのは王様の傍若無人ぶりで、目標が達成できないと「もうガッカリ。塊魂おもしろくないヨ」といって、王子に向けて目からビームを発射。また開始前のデモでは「王様ホビーフェアイキタイナー」と言うなど、まさにここでしか見られないバージョンとなっている。
発売日は2005年春以降。価格は未定。
このほか、ニンテンドーDS用「パックピクス」や「ミスタードリラー ドリルスピリッツ」なども出展されている。
GC用「Dance Dance Revolution with MARIO」は試作品ながらコントローラの完成度が高い |
出展されたバージョンの楽曲は全部で5曲。「スーパーマリオブラザーズ」の音楽のアレンジなど、ゲームからの音楽だけでなく、クラシックや童謡などからも選曲されている。最終的な曲数は数十曲になる予定だそうだが、GC用「ドンキーコンガ」のように最近の人気曲を収録するといったことはなく、家族向けに誰でも知っている曲を選ぶという。
ゲームはコナミの「Dance Dance Revolution(DDR)」と同じく、上下左右の4つのパネルを、画面に表示されるキーにあわせて足で踏んでプレイする。画面構成も「DDR」とほぼ同じ。ただし背景の映像は完全にマリオの世界になっており、3Dのマリオやルイージ、ノコノコなどのキャラクタが登場する。またキーにも矢印の代わりにクリボーやノコノコが登場するなど、アレンジも加えられている。
コントローラとなるマットの操作感は上々で、軽く触る程度に踏んだだけでもきちんと認識する。また裏面には滑り止めの素材も使われており、フローリングの床など固い場所で使用すれば、かなり快適にプレイできそうだ。まだ開発段階のものだそうだが、十分に製品版への期待が持てる。
2005年夏発売予定で、価格は未定。コントローラの別売りが行なわれるかどうかなど、細かい仕様はまだ検討中としている。
任天堂はこのほかにも、NDS用「キャッチ! タッチ! ヨッシー!」や「タッチ! カービィ」、GC用「スターフォックスアサルト」など新作タイトルを出展。隣がポケモンブースだったこともあり、会場で最も混雑しており、待ち時間もかなり長かった。
ほとんど「サルゲッチュ」一色のSCEJブース。ステージでもピポサルが登場 |
PSP用「サルゲッチュP!」は、「ピポサルアカデミ~ア -どっさり! サルゲー大全集-」のようなミニゲーム集ではなく、本来の「サルゲッチュ」シリーズというべき3Dアクション作品になっている。3Dフィールドを駆け回るピポサルを、網で捕まえてまわる。
操作には左のアナログスティックを使用。シンプルな操作感で難易度も低く、ルールもわかりやすい。子供でも十分にプレイできる内容になっている。大人向けのやや難解なタイトルが多いPSPだが、子供やライトユーザーに向けた起爆剤となるかもしれない、と期待を抱かせるタイトルだ。
発売は3月の予定。価格は5,040円。
ブース正面の左右に並ぶNDS用「エッグモンスターHERO」 |
ゲーム自体は以前から大幅に変わったという印象は受けないが、RPG部分のシステムはオーソドックスなものなので、バトルに特化した出展のほうが目に付くタイトルだとはいえる。また会場では、敵を倒す時間を競うタイムアタックイベントも実施されており、参加者には特製バトエン(バトルエンピツ)もプレゼントされていた。
3月24日に発売予定。価格は5,040円。
また、PS2用「キングダム ハーツ2」も試遊台を複数台設置。ディズニーとのコラボレーション作品ということで会場での注目度も高く、試遊台の前にはかなりの行列ができていた。このほかにも、PS2用「ロマンシングサガ -ミンストレルソング-」、PS2用「半熟英雄4 ~7人の半熟英雄~」などもプレイアブルで出展していた。
「金色のガッシュベル!!」を前面に押し出したバンダイブース |
バンダイブースでユニークな出展を行なっていたのが、NDS用「メテオス」。無線LAN機能によるゲームシェアリングで、自由にNDS本体に「メテオス」をダウンロードしてプレイできた。ただしデータの保存はできず、電源を切るとデータは消えてしまう。
別途試遊台も用意されていた「メテオス」のコーナーだが、コーナー付近にはNDSを持ったユーザーが多数集まり、ダウンロードしてゲームを楽しんでいた。非常に混雑する会場で、1つのゲームを試遊するにもかなりの待ち時間が必要になるが、これならば待つ必要もない。確実にプレイしたいという人は、NDS本体を持って会場を訪れるといいだろう。
「金色のガッシュベル!! 友情タッグバトル2」は3月24日発売予定で、価格は7,140円。「メテオス」は2月24日発売予定、価格は5,040円。
このほか「たまごっち」のコーナーも設置。女の子たちの人気を集めていた。
「ゾイドインフィニティ」をはじめ「ゾイド」シリーズを並べて出展 |
まず操作方法については、2つのアナログスティックとL、Rボタンを、AC版のツインスティックに見立てたものが採用されていた。ゲームのシステムや画面構成もほぼ変わらず、アーケード版のプレーヤーならばすぐにでもプレイできるだろう。
ゲームの内容では、テレビアニメ「ゾイド フューザーズ」の世界観が取り込まれ、大幅なアレンジが加えられた。登場するゾイドが一気に100体以上に増えているほか、ゲームモードにストーリーモードとゾイドハンティングモード(プレイすると新しいゾイドが得られる)が追加された。またアーケード版と同様、ゲームをプレイして得たポイントでゾイドをカスタマイズできる。ただしあくまでPS2のゲーム内でのことで、AC版のカードを読み込むなどの機能は用意されない。
対戦は上下の画面分割で実現。フレームレートの低下は気になるほどではなく、対戦を楽しむには十分なレベルだと感じられた。
2月17日に発売予定で、価格は7,140円。先着特典として、コクピットの形に変形するゾイド「インフィニティレオ」が用意されている。こちらも会場に展示されているので、興味がある人はチェックしておくといいだろう。
(2005年1月16日)
[Reported by 石田賀津男]
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