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EA、PS2「Def Jam Fight for NY」 |
価格:6,090円
「Def Jam」のヒップホップアーティストたちが入り乱れて戦う |
PS2用「Def Jam Fight for NY」は、米国のヒップホップレーベル「Def Jam」に所属するアーティストを中心とした、合計40人以上のヒップホップアーティストが戦うという、異色の格闘ゲーム。作品としては、2003年に発売された「Def Jam Vendetta」の続編となる。
今作の魅力を語る上で、やはりヒップホップアーティストたちの存在は欠かせない。ストーリーモードで敵役として登場するSnoop Doggや、Joe Budden、Method Man、Redmanなど、ヒップホップやラップのファンにはおなじみのアーティストが続々と登場する。言うまでもなく、彼らはアーティストであり、格闘家ではない。それがストリートファイトをしてしまうところが、本作の最もユニークな点であり、一番の魅力といえる。このほかにも、映画「スパイキッズ」や「デスペラード」などに出演した俳優ダニー・トレホもファイターとして登場する。
収録されている音楽を再生する「BEATBOX」。これだけでも値段分以上の価値がある? |
ゲームは「Def Jam Vendetta」の続編として、その後のストーリーが描かれる。今回の主人公は、前作でプレーヤーとの戦いに敗れ、逮捕されたD-Mobを助け出した男として登場する。その後もプレーヤーは敵対するCrow(Snoop Dogg)の組織に属するファイターと、さまざまな場所で戦うことになる。
ゲームのアクションシステムは前作から強化され、より迫力のあるアクションが楽しめる。ストリートファイトをイメージした本作では、周囲の観客から差し出された武器を受け取って攻撃するという独特のシステムや、ダメージを受けると流血するといった演出も取り入れられている。
プレーヤーキャラクタはエディットが可能で、体格や顔の各部、声色などを選択できるほか、服装や髪型、ヒゲの形、刺青など、細かいグラフィックの調整が可能。また見た目だけでなく、格闘スタイルも選択が可能。キックボクシング、ストリートファイティング、マーシャルアーツ、レスリング、サブミッションの5つから最大3つを選択することで、全82種類の「BLAZE」と呼ばれる技を習得できる。「BLAZE」はアナログスティックの上下左右に最大4つ割り当てて使用するという、シンプルな発動方法になっている。選んだ格闘スタイルと「BLAZE」の組み合わせで、より強力な攻撃を探すことも楽しみのひとつとなる。
戦いの舞台となるバトルモードは全部で9種類。1対1での殴り合いだけでなく、2対2や4人による乱戦のほか、逃げ場のないケージマッチや、列車が走る地下鉄のホーム、炎が燃えさかる部屋など、まさに命がけの戦いが繰り広げられる。また最大4人同時の対戦も可能。ただ相手を倒すだけでなく、各バトルモードごとに異なる戦略が求められる。
【スクリーンショット】 | ||
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地下鉄のホームや炎の中での戦いなど、ストリートファイトでは片付けられないハードな戦いも。そして戦っているのが実在のヒップホップアーティストという組み合わせが絶妙 |
□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「Def Jam Fight for NY」のページ
http://www.japan.ea.com/eagames/teaser.phtml?ProductCode=ESPD-7084
□関連情報
【2004年12月13日】Def Jam所属アーティストによる格闘アクションの続編
EA、PS2「Def Jam Fight for NY」を発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041213/defjam.htm
(2005年1月12日)
[Reported by 石田賀津男]
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