カプコン、「ロックマンX8」Windows版の最新画面を公開
注目のストーリーや新システムを紹介
2005年3月10日発売予定
価格:6,090円
株式会社カプコンは、3月10日にプレイステーション2およびWindows向けに発売を予定しているアクションゲーム「ロックマンX8」の最新情報を公開した。今回は、合わせて公開されたWindows版の最新スクリーンショットと共にゲームの内容を紹介していこう。
ハードなストーリーと、歯ごたえのある難易度で定評のある「ロックマンX」最新作は、シリーズ初のPS2版とWindows版が同時発売タイトルとなった。コンシューマ版とWindows版の同時発売というのは、カプコンオリジナルタイトルでは初のことであり、アジアやヨーロッパ市場を意識してのことであろう。今後のカプコンの戦略を占ううえでも注目の作品だ。
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ハードなストーリーで定評のある「ロックマンX」シリーズ。今作でもムービーが挿入され、声優達の熱演が楽しめる |
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3人のナビゲーターにより、ステージ攻略がより多彩に |
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レーザーで攻撃してくるレアメタル採掘メカニロイド、イエロー・ブロテンス。3Dグラフィックならではの敵の巨大感、実在感に注目して欲しい |
Windows版では最大1,600×1,200ドットまでの解像度をサポート。音声は日本語と英語の2カ国語を収録、字幕によって日本語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、韓国語に対応している。
2003年に発売された「カオスレギオン」のWindows版には、PS2版には収録されていた日本語音声がカットされていたが、今回は日本語音声も収録される。ロックマン役の桜井孝宏、ゼロ役の置鮎龍太郎、アクセル役の高山みなみなど、PS2版とまったく同じ声優達の熱演が楽しめるのだ。
PS2版よりも綺麗なグラフィックスでゲームを楽しむことができるため、推奨動作環境を満たしているファンにはWindows版も要チェックだ。ただし、本作は硬派なアクションゲーム、スムースな操作を実現するジョイパッドの使用をオススメしたい。本作は詳細なボタン設定機能があるので、さまざまなジョイパッドで自由にカスタマイズして楽しむことができるが、ボタンが少ないパッドの場合、キーボードと併用したプレイになる。
さて、ロックマンXのストーリーは、はるか未来、、人類のパートナーとなるべく作られた、人間に限りなく近い思考をするロボット・レプリロイドが開発された世界で展開する。平和な発展を遂げるはずだったその世界は、暴走するレプリロイド“イレギュラー”と反乱者シグマが起こした“イレギュラー戦争”のため、荒廃してしまう。
正常なレプリロイドは彼らと戦うために“イレギュラーハンター”を結成。シリーズでは、イレギュラーハンターとして活躍するエックスと、彼のライバルであり心強い味方であるゼロのふたりが、イレギュラーに立ち向かうという終わりなき戦いが描かれる。
「ロックマンX8」では物語の舞台が月まで広がる。人類が荒廃した地球から月へと移住するために建設された軌道エレベーター、その中には月へと送られる新型レプリロイドがいた。新型レプリロイドはその性能を向上させるために、滅んだはずのシグマのDNAをコピーしていた。軌道エレベーターでの事故が引き金になったかのように、やがて世界の各地で、そして月で起こるレプリロイドの反乱。エックスはイレギュラー達と戦うために立ち上がる……。
今作では、前作「ロックマンX7」から仲間から加わったアクセルを含め、3人で戦いに赴くことになる。強力なタメ撃ち攻撃ができるエックス、光の剣を振るうゼロ、連射できる銃を持ち、さらに相手の能力をコピーできる特殊能力を持ったアクセル。それぞれの特性を活かしてゲームを進めていく。
今作ではエックス達を補佐するナビゲーターもパワーアップ。前作から引き続きオールラウンドなナビゲートをこなすエイリアに加え、ルート解析に特に優れるパレット、敵の弱点などに詳しいレイヤーが参戦した。彼女たちはステージ攻略中にさまざまな情報をくれる。本作では隠しアイテムやよりよい成績を求め、ひとつのステージを何度も攻略することになる。ナビゲーターを変えることで、ステージに幅が生まれ、繰り返しプレイも楽しめるようになっている。
オープニングステージを終えると8つの多彩なステージに挑戦が可能になる。シリーズ同様どのステージにも挑戦できるが、展開によっては困難なルートも出てくる。各ステージで入手できる武器やアイテムをフルに活用してステージを攻略しよう。
本作の基本的な展開はシリーズの流れを汲む横スクロールアクションだが、前作より取り入られた3D要素がパワーアップしている。ステージによってはバイク型乗り物“バリウス”に乗って雪原を疾走、ハイスピードバトルを繰り広げることもある。このとき、画面は3Dシューティングのようになり、前後から迫ってくる敵と戦うことになる。
乗り物では搭乗できるロボット兵器、ライドアーマーも新型のサイクロプスが加わる。強力なパンチと、敵をしびれさせる電磁ナパーム砲、さらに通常弾を受け付けない強固な装甲を持つこの兵器に乗れば無敵気分を満喫できる。
3Dで描画される巨大な敵にも注目したい。現在明らかになっているのはレアメタル採掘メカニロイド、イエロー・ブロテンスとオープニングステージで襲いかかってくるカニ型メカニロイドの2体だが、どちらも3Dならではの実在感と迫力たっぷりだ。
本作はアクションゲーマー向きの作品だが、イージーモードを搭載しているため、アクションゲーム初心者でも楽しめる。さらにひとつのステージに2人の戦士を投入できるため、例え片方が倒れてしまっても、もうひとりでステージを進めることが可能になっている。クリアへのハードルは幾分下げられている印象がある。アクションゲームファンのみならず、キャラクタや世界観が気になる人も挑戦しがいのあるタイトルといえるだろう。
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ため攻撃により巨大なエネルギー波を打ち出すエックス |
ゼロは強力な近距離攻撃と2段ジャンプが可能 |
アクセルは連射能力に優れる。敵の姿にも変身できる |
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アタックゲージが満タンになるとふたりでのダブルアタックが繰り出せる |
敵に捕まったときにチェンジすれば、仲間が敵を攻撃、助け出してくれる |
敵を連続で倒しコンボ数を稼ぐことで、回復アイテムを敵が落とすようになる |
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オープニングステージでは3人のキャラクタの基本的な操作が学べる。ボスであるカニ型メカニロイドはステージ中何度もエックス達を攻撃してくる |
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雪原をライドチェイサー・バリウスで疾走。ボスはアイスノー・イエティンガー。雪に隠れて近づき、豪快なアッパーを放つほか、氷塊を投げつけてくる |
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強力なライドアーマーに乗ることができる密林ステージ。棘のある地形が厄介だ。ボスは巨大な爪と地面からせり出すバンプースピアを武器にしたバンブー・パンデモニウム |
【ロックマンX8 動作環境(予定)】
- CPU:Pentium III 1GHz以上(Pentium 4 2GHz以上推奨)
- メモリ:128MB以上(256MB以上推奨)
- HDD:1GB以上(1.6GB以上推奨)
- ビデオカード:VRAM 64MB以上(128MB以上)
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画像はWindows版の開発中のものです。
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「ロックマンX8」のページ
http://www.capcom.co.jp/rockmanx8/
□関連情報
【12月15日】カプコン、「ロックマンX」シリーズ最新作
「ロックマンX8」PS2とWINで同時発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041215/rock.htm
(2004年12月27日)
[Reported by 勝田哲也]
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