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PSPついに発売!! 早朝レポートSHIBUYA TSUTAYA編 |
価格:20,790円 (バリューパック 26,040円)
会場ではコンパニオンさんが試遊台の前で案内を行なっていた |
渋谷でも各店舗で行列ができあがったが、渋谷駅前に面したSHIBUYA TSUTAYAでは発売カウントダウンイベントが行なわれることもあり、店頭から北に向かって西武A館の角まで約300名近い行列となった。もちろん発売開始後もどんどんと行列はできあがっていくため、最終的にはかなりの人数となっていた。
SHIBUYA TSUTAYAの視察に訪れたSCEJの社長兼グループCEOの久夛良木健氏は「我々は全力でPSPを作ったし、発売に向けて多くのユーザーが待っていてくれたと思うと、大変嬉しい」と発売日を迎えた心境を語った。初日の出荷台数が20万台となったことについて「最初は10万台と思っていたが、PSPは全く新しいハードで、初めてのプラットフォームであるため、それではダメだろうということで20万台にした。年内50万台を出荷することを考え逆算すると、初日の出荷台数は20万台となってしまう。でもこれでは足らないですよね。少ないですよ」と出荷台数が少ないことを素直に認めた。その上で「PSPはこれから10年くらい作っていく商品。いずれは皆さんに手にとってもらえると思う」とコメントした。
先週発売された任天堂の新型携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」との販売競争については「みなさんに“ゲーム機戦争”と捉えてもらったことで、注目を集めて盛り上がってくれたと思う」と語り、「PSPという新しいプラットフォームをここで投入できたというのは、それだけコンピュータエンターテインメントのパワーがあると言うこと。それを実現するだけのすごい市場が存在し、これだけの市場があればクリエイターの人も新しいソフトを作ろうと思うし、お店側も売ろうと思うだろう」と続けた。
ソフトウェアについては「PSPは今日、これからですから」とし、「取りあえず発売されるソフトを年末年始で遊んでいただくことで、お客さんの側にも新しいものがあり、これから広がっていくと思う」とコメント。最後に久夛良木氏は「PSPは日本からはじまったのが大きい。世界中がここに注目している」と海外メディアの取材陣をも前にして自信たっぷりに語った。
SHIBUYA TSUTAYAでは、6時45分頃から店内にお客を誘導。店内のディスプレイに時間を表示し、10秒前からカウントダウンを開始した。7時と同時に発売開始の旨が告げられ、会場内は大きな歓声と拍手がわき起こった。先頭に並んだ来場者は「昨日の会社が終わってから並び始めたので7時頃から並んでました」とすでに12時間行列に並んでいることを告白。PSPについては「楽しみにしていた。取りあえずはゲームを楽しんで、デジカメの画像などが見れるというので試してみたい」と語った。
ここで、先頭に並んだ来場者に特別に、久夛良木氏自らPSPを手渡し、握手が交わされた。来場者の男性は「思ってもいなかったので緊張した」と驚きを隠せない様子だった。ちなみに同時に買ったソフトは「リッジレーサーズ」と「みんなのGOLF ポータブル」とか。
その他の来場者をみて感じたことは、特に「リッジレーサーズ」を同時に購入する人が多かったように見受けられた。PSP購入者には発売予定のゲームの映像が収録された「UMDデモディスク」がプレゼントされていた。発売が開始され、レジで支払いが行なわれどんどんとPSPが手渡されていったが、なかなか解消されることなく、最終的には2階のゲーム販売レジも解放されていた。
(2004年12月12日)
[Reported by 船津稔]
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