ソースネクスト代表取締役社長の松田氏。「コモディティ戦略」などについて説明した

　まずソースネクストの松田氏は、同社がこれまでツールやエデュテイメントの分野でのソフトを236タイトルを発売してきたが、このジャンルをゲームや音楽、映画、漫画といったジャンルに広げ、2006年度までに1,000タイトルまで増やすと発表。ソフトを全て1,980円とし、全国25,000店舗に展開することで、パソコンソフトを身近なものにする「コモディティ戦略」をさらに推し進めるとした。

パソコンゲームの販売本数シェアでコーエーが1位であることを強調する松田氏

　この中でゲーム分野での商品として、株式会社コーエーのゲームソフトが「Quality1980」シリーズとして1,980円で発売されることが明らかになった。発売が決定しているタイトルは、「信長の野望・嵐世記」、「三國志VII」、「Winning Post 5」の3本が12月17日発売、「大航海時代IV」が1月下旬発売となっている。

　これらのタイトルは、いずれもコーエーから廉価版パッケージ「KOEI The Best」として発売されているが、価格は4,000円前後。今回ソースネクストから発売される「Quality1980」のパッケージでは、さらにその半額程度で販売されることになる。

　これについて説明を行なった松田氏は、「私も学生時代にはコーエーのゲームでよく遊んだ」と思い入れの強さを語るとともに、PCゲームの国内販売シェアでコーエーが1位であることを強調。またコーエーも、ビジネスソフトの分野では日本一のシェアを誇るソースネクストと提携することにより、パソコン市場の拡大を目指すとしている。

□ソースネクストのホームページ
http://www.sourcenext.com/
□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/

(2004年12月1日)

[Reported by 石田賀津男]

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