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「ドラゴンクエストVIII」午前7時より発売開始! |
会場:渋谷TSUTAYA
終始ご機嫌な様子だった堀井氏と和田氏 |
渋谷TSUTAYAでは、発売1時間前の6時の時点で約80人が行列を作っていた。その後も続々と人が増え、カウントダウンイベント開始の6時45分には約300人が集まった。さらに発売開始後も人の波が途絶えず、発売30分後の7時半になってもまだ100人以上が列を作るという大盛況ぶりだった。
カウントダウンイベントでは、会場に姿を見せたのは同作のシナリオとゲームデザインを担当する堀井雄二氏。開発者が来場すると告知されていたものの、具体的に誰が登場するかは知らされていなかっただけに、来場者からは大きな歓声と拍手が起こった。さらに同社代表取締役社長の和田洋一氏も登場し、カウントダウンまでトークショーが行なわれた。おふたりとも発売が嬉しくてたまらないといった様子で、短時間ながら終始笑顔で軽快なトークを聞くことができた。
まず堀井氏が今作の発売について、「私も発売が待ち遠しかった」と挨拶。続けて「18年の歴史の中で、初めて延期なしで発売できたという快挙」といったきついジョークや、「実は『III』のとき、深夜2時ぐらいに都内の量販店に行列を見に行った。『堀井さんですか?』とファンから尋ねられて逃げ帰った」といった裏話を披露。続けて和田氏も、「社長をやっていてもいいことはない。でも発売前にゲームができることが唯一のいいところ」と、ハイテンションなトークが続いた。
今作の内容について尋ねられた堀井氏は、「全て3Dになったことで、『I』のときに『こんなことができたら』と思っていたことが実現できた。できれば早解きしないで、じっくりと遊んで欲しい」と、自身も納得の出来であることを強調。また苦労した点としては、「3Dになったことで絵が立ち上がり、紙に描いたイメージとは違うものになり、何度も作り直した。例えば1Fと2Fの広さが違うといったようなごまかしも効かない。ゲーム中の言葉との食い違いも許されない」と、こちらも3Dについての苦労話を挙げた。今作で最も変化が大きい部分だけに、苦労もあったが、その分だけできることも多くなった、ということのようだ。
ゲームの見所はどこかと聞かれた堀井氏は、「これから帰って遊んでいただければ……」とやや言葉を詰まらせながらも、「笑えるところも多い。例えば戦闘中のキャラクタの動き。眠らされれば寝るし、転ばされたらすっ転ぶし、つられておどると本当に踊って見せる」と答えた。本編のシナリオもさることながら、「じっくり遊んで欲しい」という言葉にもあるとおり、さまざまな遊び要素にも注目して欲しいということなのだろう。
トークもいよいよ盛り上がってきたというところで、発売まで残り数十秒となり、いよいよカウントダウンが始められた。10カウントからは来場者も声を合わせてのカウントダウン。0がカウントされた瞬間、会場は来場者によるものすごい歓声に包まれた。
購入者第1号となったのは、都内在住の男性。前日の23時から並んでいたということだが、「発売が楽しみであっという間に時間が経った。すぐに帰って遊びたい」と、1番に手に入れた喜びを表していた。
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ドラゴンクエスト」シリーズのページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/
□「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」のページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/eight/
□関連情報
「ドラゴンクエストVIII」記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/dqlink.htm
(2004年11月27日)
[Reported by 石田賀津男]
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