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スクウェア・エニックス、PS2「ドラゴンクエストVIII」
ついに明日発売! 各地のダンジョンと新モンスターを紹介

11月27日 発売

価格:9,240円

 株式会社スクウェア・エニックスは、11月27日発売のプレイステーション 2用RPG「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の最新情報を公開した。

 ついに発売が明日に迫った今回は、前回のフィールドエリア紹介に続いて、各地のダンジョンの内部を紹介していく。貴重なアイテムが入った宝箱や、ストーリーの要所となるボスなどと出会えるのは、ほとんどがダンジョンの中。そういった意味では、これまでよりゲームの核心に迫る内容といえるだろう。



■ 立体になった3Dダンジョン

崖を挟んだ向こう側に宝箱が見える。しかも高さも違うようだ
 ダンジョンといえば、どんどん深い階層に降りていくというイメージがあるだろう。しかし、降りるときには階段やハシゴといったもので、明確に別の階層へ移動するという感覚があったはずだ。ところが、3D視点になった今作では、「別の階層」というイメージがかなり薄れている。

 この意味は、右のスクリーンショットを見てもらえば一目瞭然。主人公の位置よりもはるか下方に、宝箱が置いてあるのが見える。これまでの2Dでは前後左右だけを見ていればよかったが、今作では場所によっては上下にも何かが隠されている可能性がある。基本的に平面のフィールドエリアよりも、高さがあるダンジョンでこそ、3Dグラフィックスとなった今作の力が発揮される。

 といった理屈はさておき、宝箱は洞窟の中を流れる滝のそばにある。主人公の位置からは、深い谷を挟んだ対岸にあり、たどり着くにはかなり回り道をする必要がありそうだ。

【遠くに見える宝箱】
洞窟内を流れる巨大な滝。その崖にぽっかりと穴が開き、宝箱が置いてあるのが見える。せっかく見つけたのだから、ほうっておく手はない。向こう側に渡る方法を考えよう

 また、主人公が持っているたいまつにも注目して欲しい。周囲を照らすためのアイテムであることは言うまでもないが、近くは明るく見えているものの、光のとどかない遠方はかなり暗く見える。道の途中にもたいまつがあるので全体的に明るく見えているが、灯りがない場所では完全に真っ暗になってしまいそうだ。

 その道中で宝箱を開けると、「滝の洞窟の地図」が入手できた。この地図を見れば、先程の宝箱の位置もわかるかもしれない。

【ダンジョンの地図を入手】
遠くまで見渡しにくいダンジョンで地図が手に入ると心強い。先程見えていた宝箱までの道もこれで調べられそう

 こんなダンジョンで登場するのが、以前紹介した新モンスター「スキッパー」。1つ目のモンスターがクツに隠れているようなモンスターだが、やはりクツのつま先についたトゲを使って攻撃してくる。よく見ると体もかなり大きく、キックというよりは体当たりといった印象を受ける。いずれにしても攻撃力は高そうだ。

【スキッパー】
巨大な足(?)で攻撃してくるスキッパー。口にはギザギザの牙も見えるが、他の攻撃方法もあるのだろうか




■ 古びた塔

一見して、人が立ち寄っていないとわかる塔。周囲もかなり荒れている
 外壁が一面ツタのような植物に覆われた謎の塔。長い時間使われていない様子が見て取れるが、つくりはかなりしっかりしているようで、痛んでいる様子はない。

 塔の内部は外の荒れようと比べるとかなり綺麗で、灯りがともっている場所もあるようだ。さらに怪しげなマークが描かれた壁を調べると、壁が回転して隣の部屋に移動できた。このような仕掛けが他にもあるとしたら、なかなか一筋縄ではいかない場所なのかもしれない。

【謎の塔】
外側の荒れ方に比べ、中はかなり綺麗。広さもかなりありそうだ
塔の中には隠し扉もあった。元はどんな目的で使用されていた場所なのだろうか

 こんな塔の中に人がいるとは思えないが、モンスターはしっかり住み着いている。新モンスターの「かぶとこぞう」は、体勢を低くして頭のツノを前に出し、そのまま突撃してくる。ツノに払い上げられた主人公が吹きとばされるほどの威力だ。

【かぶとこぞう】
大きなツノを生かした攻撃をしかけてくる。突き上げられると転んでしまうこともあるようだが、他にも特別な効果があるのだろうか?




■ 迷路状の神殿

 広々としてはいるが、通路は曲がり角が多く、まなり迷ってしまいそうな印象を受ける。中には何かの像のようなものも見えるが、何のための神殿であるのかはわからない。

 さらに神殿の中には、謎のメッセージが書き込まれた石碑も存在するようだ。「真の栄光」とは一体何のことなのだろうか?
【神殿の内部】
つくりは頑丈そうだが、冷たい印象を受ける神殿内部。石碑を始めとして、いかにも謎が多そうな場所だ

 モンスターは神殿内にまで入り込んでいる。ここに登場するのは、新モンスターの「ぼうれい剣士」。剣で攻撃してくることは明らかだが、ただ斬りつけてくるだけでなく、「いなずま斬り」という技まで使ってくる。見た目の奇妙さ以上に強力な相手となりそうだ。

【ぼうれい剣士】
呪文を無効化するというマントだけでも厄介な相手が、剣技まで使ってくる。この強敵とどう戦えばいいのだろうか?




■ 氷で覆われた迷宮

鍾乳洞のようにも見えるが、天井からぶら下がっているのは氷でできたつらら
 いたるところが凍りついている迷宮。腕まくりをした主人公の格好が何とも寒そうに見える。凍りついた橋のような場所もあり、見た目どおりツルツルと滑ってしまう。注意しないと橋から滑り落ちてしまうこともあるようだ。

 またダンジョンの奥には、壁一面がぼんやりと光る洞穴がある。手前の光はたいまつのあかりのようだが、その奥の光はちょっと数が多すぎる。何か別のものが光を発しているのかもしれない。

【氷の迷宮】
歩くのが不自由なほどに氷が張っている迷宮。橋はそれなりに高さがありそうだが、落下した主人公は大丈夫なのだろうか……

 この迷宮に巣食うモンスターは、「マヒャドフライ」や「ブリザード」といった冷気を纏ったもの。マヒャドフライはその名前のとおり、強力な冷気の呪文であるマヒャドを使用してくる。見た目以上に注意が必要なモンスターだ。

【マヒャドフライ】
横に並んでいる「ブリザード」や「キラーマシン」のほうが見た目には強そうだが、「マヒャドフライ」のマヒャドは脅威。他の敵の攻撃が集中すると1ターンでやられてしまう危険もありそう




■ 巨大生物の骨が横たわるダンジョン

 主人公の背丈をはるかに越える巨大な生物の骨が横たわっている。ここがどこなのか、この骨は一体何の骨なのか、またここはダンジョンなのか、この写真だけでは何ともいえない。ただ、過去にここで、これほどの巨大生物が骨になってしまうほどの出来事があったということだけは確かだろう。この先は、ゲームをプレイして確かめていただきたい。



■ 最後の新モンスター紹介

 恒例となっていた新モンスター紹介も今回が最後。そこでいつもより数を倍増させて、これまで公開されていないモンスターを一気に紹介していく。

【新モンスター】
「メタッピー」
機械でできた鳥型のモンスター。体が金属でできているのでとても飛べるような重さではないはずなのだが、素早さを上げる呪文を自分にかけて飛び回っているらしい
「ダースウルフェン」
見た目にも凶暴そうなオオカミだが、どうやら邪悪な力に操られているようだ。群れで行動しているようなので、仲間の存在にも注意したい
「いばらドラゴン」
いばらに邪悪な力が宿ったモンスター。驚異的な生命力を持つようで、倒してもすぐにどこかから発生するという。やはり焼き払ってしまうのがいいのだろうか?
「じんめんガエル」
カエルの顔は普通だが、背中に別の醜悪な顔があるというモンスター。確かに人面は怖いが、後ろ向きの状態でも自由に動けるのだろうか……?
「ワンダーフール」
ブルドッグを凶悪にしたような顔のモンスター。手には首輪を持っており、これで相手を拘束する。首輪のトゲで殴りつけられてもかなり痛そうだ
「ウィッチレディ」
魔法の杖を何本も持った女悪魔。攻撃呪文を得意としているようだが、魅惑的なボディで「ぱふぱふ攻撃」を仕掛けてくることもあるとか




 7月から約4カ月に渡って続けてきた紹介記事も、今回で最後となる。実際のゲームでは、これまで紹介してきた内容だけでなく、まだまだ驚かされることは山とあるだろう。特にストーリーに関しては、直接触れられたことはほとんどない。3D視点となり大きな変貌を遂げた「ドラゴンクエスト」が、どんな世界でどんな物語を繰り広げていくのか。この先は自分の手で確かめていただきたい。

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※画面は開発中のものです。実際の商品とは異なる場合があります。

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ドラゴンクエスト」シリーズのページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/
□「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」のページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/eight/
□関連情報
「ドラゴンクエストVIII」記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/dqlink.htm

(2004年11月26日)

[Reported by 石田賀津男]


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