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スクウェア・エニックス、PS2「ドラゴンクエストVIII」
世界各地のフィールドや町の様子を紹介

11月27日 発売予定

価格:9,240円

場所ごとに全く異なる景色が見られることも今作の特徴。美しい風景を見て回れば、旅の楽しみも味わえるはず
 株式会社スクウェア・エニックスは、11月27日に発売予定のプレイステーション 2用RPG「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の最新情報を公開した。

 今回は世界中を走り回るといった趣向で、さまざまな町やフィールドの様子を紹介していく。3Dグラフィックスで描かれた風景は、荒野や砂漠、雪原など、場所によって全く違った様子を見せる。また、各地域に生息するモンスターとの戦闘シーンや、ストーリーに関わるであろう街中の出来事なども合わせて見ていきたい。

 発売間近ということで、これまで以上にゲームプレイに近い内容となっている。スクリーンショットもかなりの数を用意できたので、じっくりと眺めながら発売に備えていただきたい。



■ 突如広がる荒野の世界

 草原を歩いていた主人公の眼下に、突如として現れた広大な荒野。もちろん見えるだけでなく、その荒野にも足を踏み入れられる。岩肌がむき出しで、草1本も生えている様子がない殺風景な場所だ。

 草が生えていないとしても、やはりモンスターは生息している。ここで登場するのは、地面から湧き出したかのような手の形が、独特の気味の悪さをかもし出すマドハンド。土がむき出しになっている荒野ならではといったモンスターだ。

 シリーズのファンにはおなじみのモンスターだが、攻撃シーンのスクリーンショットには注目していただきたい。ヤンガスを襲おうとしているマドハンドのサイズは、なんとヤンガスの背丈の2倍ほどの大きさがある。こんな驚きが感じられるのも、完全3Dとなった今作らしい点といえるだろう。

思わず「でかい!」と言いたくなるマドハンドの攻撃。その横にいるのは、場所的に考えると、どろにんぎょうだろうか




■ 小雪のちらつく雪原

 こちらは一面が銀世界の雪原。荒野と同じく殺風景な印象を受けるが、雪が止んで山々が見渡せれば、かなり美しい風景が見られるかもしれない。

 そんな雪原に登場するのは、冷気の塊が人型になったかのようなモンスター、ブリザードだ。こちらもシリーズではおなじみのモンスターだが、横にいるサル型のモンスターの足元に黒い影が落ちているのに対し、ブリザードには逆に光が見える。ブリザード自身が光を発しているという、細かい演出が加えられている。

ブリザードは「こおりつく息」をはいて攻撃してくる。こんなモンスターがいる極寒の地域にも、人が暮らしている村があるようだ




■ 紅葉の大地にそびえる謎の塔

 これまで見てきた平原は、青々とした木々が立ち並ぶ風景だったが、こちらの木々は黄色や赤に染まり、季節が夏から秋に変わったかのように見える。広い世界をまわっていれば、異なる季節の風景も見られるということなのだろうか。

 そんな風景の中に、違和感を覚える塔が見える。この塔に向かってみると、入り口は格子で塞がれており、中には入れないようだ。何の目的に建てられた塔なのか、また閉め切られた塔の中には何があるのだろうか?

秋を感じさせる平原に、閉め切られた謎の塔。ここがどこなのかもわからないが、プレイ時には塔の存在を見逃さないようにしたい




■ 渓谷に作られた巨像

 断崖が見える渓谷を歩いていると、その高い崖に沿うように作られた巨大な石像が見つかった。周囲には建物のようなものも見えるので、おそらく誰か人がいるものと思われる。この石像がどんな意味を持つものなのかを確認しておく必要がありそうだ。

崖の横に作られた巨像。首から上や正面からのスクリーンショットがあれば、この場所を表すヒントも見つかるかもしれないが……




■ 森の中にあるゲート

 針葉樹が生い茂る森の中を歩いていると、途中に小さなゲートが見えてきた。ゲートは開いているようなので近づいてみると、どうやら開いているのではなく、破壊されているようだ。場所が場所だけに、もとよりそれほど厳重な警備がしかれていたとは思えないが、一体誰が何のために破壊したのだろうか。

 またこの付近には、強力なモンスターも潜んでいる。巨大なスライムタイプのモンスターであるスライムベホマズンは、ただでさえ巨大な体をさらに膨らませてのしかかってくる。のしかかるというよりは飛びかかるといったほうが正確な気もするが、なおのこと強力な攻撃であろうことは想像に難くない。

さほど頑丈なゲートではなさそうだが、わざわざ破壊してまで通る必要があったのは一体誰なのだろうか?




■ 砂漠に残る巨大な化石

 雪原とは正反対とも言うべき砂漠も登場。あちこちに岩山があるので、立ち入ったら出られない広大な砂漠といったイメージではないが、人がいそうな気配もない。その砂漠を歩いていると、巨大な動物の化石が見つかった。この化石には何か隠された意味があるのだろうか?

巨大な動物の化石が横たわる砂漠。主人公の行く先を暗示したものなのか、それともこれ自体に何かが隠されているのか




■ 高原には宝箱も落ちている?

 涼しげな風景が広がる高原では、教会が建てられている。周りに他の家もないような場所に教会だけがあるというのは何とも奇妙だ。何かの目的があって建てられたものと見て間違いないだろうが、それが何なのかはわからない。

 教会のそばを流れる川の向こう岸には、宝箱が置いてあるのが見える。なぜあんなところに? という疑問もあるが、さらに宝箱の近くにはモンスターの姿まで見える。宝箱を守るモンスターかもしれないが、それにしても場所がおかしい。教会ともども、謎の多い場所だ。

高原にぽつんと建つ教会、川岸に無造作に置かれた宝箱、その近くのモンスター……疑問は増えるばかり




■ あちこちにキラーパンサー

 前方の山頂に見える建造物を目指して歩いていると、途中でキラーパンサーの像を発見した。ただの石像のように見えるが、主人公の大きさと比較すれば一目瞭然、かなりの大きさがある。

 このほかにも、巨大なキラーパンサーの像が置かれた町のような場所がある。先程の石像とは異なり、今度は色まで塗られた本物そっくりのデザイン。キラーパンサーといえば先日お伝えしたように、騎乗してフィールドを移動できるものだが、それと何か関連性があるとみて間違いないだろう。

乗り物として登場するキラーパンサーだが、どうやら単なる乗り物として以上のストーリーが用意されていそう




■ 草原の牛からミルクが採れる?

 ここまでのスクリーンショットでもちらほらと見えていたが、時折フィールドに牛がいる。どうやら放牧されているようなので調べてみると、「おいしいミルク」というアイテムが入手できた。おいしいと言うからにはそのまま飲んでもいいだろうし、もしかすると錬金釜に入れて何かアイテムが作れるかもしれない。

牛を調べると「おいしいミルク」が。勝手に持って行っていいのか? と思わなくもないが、牛を見つけたら調べてみるとよさそうだ




■ 山間の町で聞く噂話

 ここからは世界各地の町の様子をお伝えする。まずは山間にある町。何の変哲もない、のどかな町といった印象だが、この町に住む老人によると、かつての領主はとても酷い男だったという。その男がいったい何をしたのか、また今はどうしているのか。何かストーリーが隠されているようだ。

町の入り口には門などもなく、さほど大きな町には見えない。ここではかつての領主が、何か住人を苦しめることをしていたようだ




■ あらくれ者が集う町

 先程の町とは打って変わって、荒れ放題の状態の町。街中はどこも汚れていて、建物の壁が崩れている場所まである。こんなところに住んでいるのはあらくれ者ばかりで、住人には長居をしないほうがいいと忠告される。さらに町の奥へ進むと、通行料をよこせという男まで現れた。確かに長居したい場所ではないが、そもそもなぜこんな町が存在するのか、気になるところだ。

町の奥へ行こうとする主人公の前に、男が立ちはだかる。素直に金を払って通してもらうか、それともここで引き返すか……




■ 大規模な町トラペッタ

 トラペッタという町は、石垣で作られた門のようなものや、衛兵と思われる男がいることから、それなりの規模があるようだ。この町では火事が発生したばかりのようで、まだ火がくすぶっている様子が見える。また町の老人が、火事で友人を失うのは2回目だと話していることから、この町では何度も火事が起こっているようだ。これはただの偶然なのか、それとも何者かが火をつけているのだろうか?

火事に繰り返し見舞われているトラペッタ。住民を安心させるためにも、原因を突き止めたいところ




■ 雪山で起こる謎の事件?

 雪原を歩いていると、美しい氷のアーチがかけられた村が見つかった。建物の中には明かりが灯され、極寒の地に暮らす人がいることを感じさせる。しかしその建物の中で、大男が倒れているところに出くわしてしまう。近くには衛兵と思しき男もいるが、ここで一体何が行なわれたのだろうか?

美しいアーチがかかる山奥の村で、男が倒れているところを発見する。こんな雪に閉ざされた場所で、事件が発生したのだろうか




■ なぜか全員黒ずくめの町

 町の入り口から大きなゲートが見える、立派な城下町。さぞ賑わっている町なのだろうと思い、町中を見渡してみると、なぜか町の住人や衛兵がみな黒ずくめの格好をしている。それ以外には取り立てておかしな部分も見えないが、どうにも気味の悪さを感じさせられる町だ。

住人から衛兵まで、全て黒い服で身を包んでいる。これにはどんな意味が隠されているのだろうか?




■ 賑わう町で起こる騒動

 石造りの立派な建物が立ち並んだ、活気の感じられる町にたどり着いた主人公。かなり広い町のようなので、街中を探索していると、突然、悲鳴が聞こえてきた。町の住人と思われる格闘家風の男も悲鳴を聞きつけて外に出てきたことから、間違いなく何かの事件が起こっているようだ。

賑わう町を探索している最中に聞こえてきた悲鳴。何かとんでもないことが起こっているのかもしれないと思うと、ほうってはおけない




■ ついに登場! 合体モンスター

 今回、ここだけは他と毛色の異なる話題となるが、ある意味今回の目玉トピックスといえるかもしれない。まずは険しい山のふもとを歩いている主人公が、4人組のモンスターと遭遇したシーンのスクリーンショットを見ていただきたい。

 一見すると、変わった格好をした4人組のモンスターが登場した、というだけ。丸い鎧を着たベルというモンスターが主人公に体当たりして攻撃しているシーンも、特別におかしなところはない。ここまでは、通常と何ら変わらない戦闘の一幕だ。


 しかしこの後、バルというモンスターが号令をかける。次々と4人が名乗りをあげ、それが終わると1カ所に集合。あっという間に、1体の巨大モンスター、バベルボブルになってしまった。

 見た目はいかにも「無理やりしがみつきました」といった感じで、あまり強くなったようには見えない。しかし攻撃パターンは一変しており、大地をはげしくゆさぶるなどの強力な攻撃を仕掛けてくる。この他にも技を用意しているようなので、油断できない相手である。とはいえ、1度は合体シーンも見ておきたいところだ。

4人が順番に名乗りをあげる。戦隊ヒーロー物のノリだが、見た目がこのとおりなのでお笑いにしか見えない
組体操でもするかのように4人が合体し、バベルボブルというモンスターになる。アンバランスに見えるが、特殊な技も使ってくるので要注意




 発売日まで残りあと1週間。発売まで指折り数えられる日数となり、発売が待ちきれないというファンも多いことだろう。店頭や公式サイトでは、先日から新しいプロモーションムービーも公開されており、これまでに公開されていない映像や、静止画では味わえない動きのあるシーンが多数楽しめる。まずはそちらを見て、気分をさらに盛り上げておいていただきたい。

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※画面は開発中のものです。実際の商品とは異なる場合があります。

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ドラゴンクエスト」シリーズのページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/
□「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」のページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/eight/
□関連情報
「ドラゴンクエストVIII」記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/dqlink.htm

(2004年11月19日)

[Reported by 石田賀津男]


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