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ウェーブマスター、横山智佐さんと鈴木真仁さん「Pink Rainbow」結成
アルバム発売、ライブ……そしてミュージカルへ発展

ジャケット写真
11月17日 発売

価格:3,150円

 株式会社ウェーブマスターは、声優の横山智佐さんと鈴木真仁さんの新ユニット“Pink Rainbow”のアルバム「Pink Rainbow」を11月17日に発売する。全7曲のアルバムと映像特典を収録したDVD-Videoが付属し、価格は3,150円。販売元は株式会社エイベックス・ディストリビューションだが、コピーコントロールCDではない。

 “Pink Rainbow”の総合プロデューサーは、声優であり舞台俳優としても有名な三ツ矢雄二氏で、作詞は「サクラ大戦」をはじめとした数多くのゲーム作品やアニメなどでおなじみの広井王子氏が担当。収録曲の7曲中6曲を作詞し、残り1曲はザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」のカバーとなる。

 収録に際して、横山智佐さん、鈴木真仁さん、広井王子氏の3名の囲み取材が行なわれた。“Pink Rainbow”のユニット結成のきっかけについて広井氏は「2月頃だったかなぁ。三ツ矢さんからたまたま『なんかやろうよ』って怪しい話を持ちかけられて (笑) 、三ツ矢さんが中心になって、歌があったりミュージカルがあったりいろんな事やろうよという話になったんです」と経緯について語った。

 “Pink Rainbow”の名前については、三ツ矢氏との話の中で広井氏が決めたのだという。「色々な案の中でフッとひらめいて、ピンクのグラデーション並べたら面白いんじゃないの? って話になって、女の子なのでピンクにあうんじゃないかって」とスタート。横山さんは「 略して“ピンボー”という語呂の良さに惹かれました。私は名前を付けるのが苦手なので名前についてはすべてお任せして、私は“Pink Rainbow”という名前に相応しい、かわいくて夢のあるチームになればいいなぁと思っています」とコメント。一方、鈴木さんは「ピンクとはあまり縁のない人生だったんですけど、今年になってなんだかピンクが好きになったんです。運命を感じますね」と続けた。

 “Pink Rainbow”で広井氏は「女の子の気持ちなんかをかけたらいいかなぁ」と考えたそうで、都会の恋など若干高い年齢層を意識した歌詞に仕上がっているようだ。かなり大人っぽい恋をテーマにしたような歌詞を書いたのだそうだが、広井氏曰く「彼女たちが歌うと“すっ”と入ってくる」という。「女の子ふたりでピュアセクシーっていうか、そういったのを狙ってみた」という。

 今回のアルバムなどのビジュアルコンセプトには松野太紀氏が参加しているが、広井氏もそうだが、“面白そうなプロジェクト”ということで、ドンドン膨らんできているようだ。横山さんは「大人の学園祭という気分ですね。学生時代のやんちゃな気分に戻った気持ちで、これから起こることに期待しています」と語り、「気心の知れた仲間で、これまで培ってきたアイディアを披露したり、経験を見せあったり新しいものをこのメンバーで作ってみようと」。広井氏は「スポンサーから依頼があってユーザーを見据えてする仕事もプロの仕事だけど、今回のはやりたいからやるという……最初こうだったよね! とみんなで話していて、すごく嬉しい」と今回のプロジェクトがクリエイターとしても楽しくてしょうがないようだ。

 録音も丁寧に進められていているとかで、かなり気合いの入ったプロジェクトになりそうだ。今年の年末にはライブ、そして“妹分オーディション”といったものが企画されているとか。そしてミュージカルということで来年に向けて広がっていく。第一線のクリエイターが楽しみながら進められているプロジェクトだけに、今後の展開が楽しみなところだ。



□ウェーブマスターのホームページ
http://www.wave-master.com/wm/
□「Pink Rainbow」のページ
http://pink-rainbow.net/

(2004年9月27日)

[Reported by 船津稔]


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