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Game Stars Liveレポート 周辺機器その他編 |
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ハンドル、ペダル、椅子(座椅子)が一体となったレーシングコントローラ。折りたたんで収納できるのも嬉しい | ハンドルやペダルの位置は調節できるので、子供から大人まで十分利用可能だ |
テレビに接続するだけで内蔵されているゲームが楽しめる、コントローラ一体型のトイゲーム機「Arcade Legends」。ソニック・ザ・ヘッジホッグなどのセガメガドライブのゲームが6本収録された「Arcade Legends Sega Megadrive」は、日本ではセガトイズから「メガドライブ プレイTV」という名前で9月上旬に発売予定(4,179円)となっているため、ご存じの方も多いかもしれない。
Game Stars Liveの会場では、このArcade Legends Sega Genesisに加え、スペースインベーダーやルナレスキューなどの5種類のオールドゲームが楽しめる「Arcade Legends Space Invaders」、そしてテトリスの対戦プレイなどが楽しめる「Arcade Legends Tetris」なども同時に展示されていた。
「Arcade Legends Space Invaders」は、日本のアーケードゲーム機同様のスティックタイプのコントローラとボタンが用意され、コントローラ部分には初代スペースインベーダーのデザインが印刷されている。また、「Arcade Legends Tetris」は、対戦プレイが可能なように2つのコントローラが接続されている。そしてそのコントローラも、テトリスのブロックを組み合わせたようなデザインになっているなど、なかなか凝っている。
内蔵されているゲームの種類やコントローラの形はそれぞれ異なっているが、テレビに直接接続して内蔵ゲームを楽しむという仕様はどれも同じとなっている。販売価格は、「Arcade Legends Sega Megadrive」が29.99ポンド、「Arcade Legends Space Invaders」と「Arcade Legends Tetris」が24.99ポンドで、すでにイギリスでは発売されている。
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ソニック・ザ・ヘッジホッグなどメガドライブのソフト6本が入った「Arcade Legends Sega Megadrive」。日本では「メガドライブ プレイTV」として発売される | 「スペースインベーダー」、「ルナレスキュー」など往年のタイトーゲームなどが収録された「Arcade Legends Space Invaders」 |
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こちらはテトリスが楽しめる「Arcade Legends Tetris」。コントローラは2個接続されており、2人対戦も可能だ | 「Arcade Legends Tetris」のコントローラは、テトリスのブロックが組み合わさったような凝ったデザインとなっている | いずれもテレビに接続するだけで遊べる。販売価格も24.99~29.99ポンドと手頃だ |
プレイステーション2用の「EyeToy: Play」がヨーロッパで好調なセールスを記録していることからもわかるように、ヨーロッパでは体を使って遊ぶゲームがかなり人気となっている。そのため、体を使って遊ぶためのコントローラも結構売れているようだ。Game Stars Liveの会場でも、UVセンサーなどを使い、全身を使ってゲームを楽しむコントローラがいくつか展示されていた。
まず、UVセンサーを手や足で遮ることでボタン入力などを行ないゲームをプレイするコントローラの「ACTION STICK」。両手・両足を使うというスタイルから、特に格闘ゲームをプレイするのに最適だろう。販売価格は79.99ポンドとなっている。
また、床に置いたセンサー付きのユニットと紐でつながったグローブを手にはめて遊ぶ「GAME TRAK」も展示されていた。こちらは、今年のGDCで展示されていたものと同じで、専用の対応ゲームのみが利用可能。対応ゲームは、一人称視点の格闘ゲーム「Dark Wind」や、ゴルフゲーム「Real World Golf」などが用意される。ちなみにコントローラには一人称格闘ゲームの「Dark Wind」が同梱となり、「Real World Golf」は別売のソフトとして用意される。販売価格は、コントローラと「Dark Wind」のセットで69.99ポンドとなっている。
日本では、こういった体感コントローラはあまり売れていない。これは、日本人が体感ゲームが嫌いというのではなく、住宅事情による部分が大きいはず。アーケードゲームでは「ダンスダンスレボリューション」シリーズなどのような体感ゲームがヒットしているし、家庭でも「太鼓の達人」などが大ヒットしていることからも明らかだろう。おそらく、今回取り上げたコントローラも、住宅事情さえ許せば、日本でも十分に受け入れられるのではないだろうか。そういった意味では、これら体感コントローラを自由に使って遊べるヨーロッパのユーザーがちょっと羨ましいように思う。
Game Stars Liveの会場に、他とはかなり雰囲気の異なる一角を発見。ゲームの試遊機や、コントローラなどの周辺機器が展示されているのではなく、PCのケースやCPUファン、電源ユニットなどが多数展示されているという、まるでPC関連トレードショーの一角のような雰囲気なのだ。そのブースは、強力なCPUクーラーなどを送り出していることでおなじみのCOOLER MASTERのブースである。
なぜCOOLER MASTERがGame Stars Liveにブースを構えているのか。実は、COOLER MASTERは、同じくGame Stars Liveの会場内でオンラインゲーム大会を開いている「European Online Gaming Championship」コーナーのスポンサーになっている。そして、ヨーロッパでは、家庭用ゲーム機だけでなくPCゲームの人気も非常に高い。そういった背景から、Game Stars Liveにブースを構えて、自社製品を展示したのだろう。
展示されているものは、COOLER MASTER製のCPUクーラーはもちろん、ミドルタワー型やAV機器風のデスクトップPCケース、5インチベイに取り付けて利用できるCPU・GPUの水冷キット「AQUAGATE」、アナログメーターが利用されている5インチベイ内蔵型ファンコントローラ「Musketeer」など、同社が扱っているPC関連パーツのほぼ全てが網羅されている。そして、ブースの最も目立つところには、それら特徴的なパーツをふんだんに使い、ネオン管などを利用して派手な電飾が施されたPCが飾られており、来場者の注目を集めていた。
日本でも一時期光モノグッズを使ったPCの装飾が流行ったが、海外のほうがPC装飾の需要は高い。特にアメリカではかなり盛んにPCの装飾が行なわれているようで、奇抜なデザインのPCが販売されていることも珍しくない。今回のCOOLER MASTERの展示を機に、ヨーロッパでもPC装飾が流行するかもしれない!?
(2004年9月4日)
[Reported by 平澤寿康]
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