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UKゲームショウ現地レポート

Game Stars Liveレポート コンシューマー編その2
「Halo 2」が一般プレーヤー向けにプレイアブル出展

9月1日~5日まで開催(現地時間)

会場:ExCeL London

■ イギリスのゲームプレーヤーがいち早く「Halo 2」を楽しむ

 今年のE3で発売日が発表され、発売までのカウントダウンが始まった「Halo 2」。北米で2004年11月9日、ヨーロッパでは2004年11月11日に発売されるが、それに先立ち、Game Stars Liveの会場において、「Halo 2」のプレイアブルデモが一般プレーヤー向けに公開された。世界初となる「Halo 2」の一般プレーヤーへの公開は、8月19日からドイツで開催されたゲームイベント「Game Convention 2004」に譲る形とはなったものの、もちろんイギリスで「Halo 2」が一般に公開されるのは今回が初。ドイツのゲームプレーヤーに続き、イギリスのゲームプレーヤーも世界に先駆けて「Halo 2」に接する形となったわけだ。

 北米市場同様、ヨーロッパでもFPSに対する人気は非常に高く、様々なFPS系のゲームタイトルがひしめいている。そして、その中でも「Halo 2」への期待度は非常に高く、イギリスのオンラインゲームショップでの予約数がトップ3にランキングするなど、予約状況も非常に好調のようである。

 そういった状況の中での一般公開となった「Halo 2」。当然 イギリスのゲームプレーヤーには、Game Stars Liveで「Halo 2」のプレイアブルデモが公開されることは知れ渡っていたようで、Game Stars Liveが開場するやいなや、来場者の多くが「Halo 2」のプレイアブルコーナーへと殺到。そして、開場直後からすでに1~2時間、ピーク時では3~4時間以上の待ち時間を必要とするほどの長い行列ができあがった。

 今回一般に公開された「Halo 2」のプレイアブルデモの内容は、E3で一部の招待者のみに公開されたものとほぼ同等のものであった。北アフリカに位置するコブナントの基地周辺の「Zanzibar」というマップを利用し、一般プレーヤー10人による対戦プレイが行なわれた。ただし、E3では対戦プレーヤーが2つのチームに分かれ旗の奪い合いを行なう、いわゆる「Capture the Flag」という形式でのプレイが可能であったが、今回Game Stars Liveでは、参加するプレーヤー全員でのデスマッチが可能だった。

 「Halo 2」のプレイアブルゾーンは、いわゆるシアター形式となっていた。対戦プレイを行なうプレーヤーが、プレイアブルゾーンの左右から5人ずつ中に導かかれる。プレーヤーがプレイアブルゾーンに入ると入り口の扉が閉められ、外からは内部の様子を覗うことはできない。プレイアブルゾーン内部は、照明が極力抑えられ、モニターのあかりのみで照らされるだけという、ほとんど暗闇と言ってもいい状態。しかもコントローラにはボイスチャット用のヘッドセットは接続されておらず、とにかく暗い室内で各々が黙々とデスマッチモードの対戦プレイをこなしていたわけだ。

 今回のプレイアブルデモは、とにかくプレイアブルゾーンで与えられたマルチプレイモードをプレイするだけ、という非常に単純なものであった。それも、プレーヤーが試遊台に位置した時点で決められたモードでゲームが開始されるというように、プレーヤー側の自由度もほとんどない。また、各プレーヤーが操るキャラクタが全てスパルタンだったという点も気になった。利用できる武器が基本的にスパルタンが使うものばかりで、やや単調な印象を受けた。せめて半分のキャラがコブナントになっていれば、コブナント側の武器も扱えることになり、もう少し「Halo 2」の世界を楽しめたと思うだけにやや残念だ。

 加えて、デスマッチモードのプレイは可能であったが、「Halo 2」の詳細については一切語られることがかった。CTFやデスマッチ以外にどういった対戦モードが用意されているのかということはもちろん、いまだにほとんど情報が上がってきていない、キャンペーンモードに関する詳細も全く公開されなかった。とはいえ、少なくともGame Stars Live来場者がいち早く「Halo 2」に接することができたのは事実であり、プレイアブルゾーンから出てくるプレーヤーの顔は一様に満足した様子であった。

Game Stars Live開場直後の様子。筆者はこの時点で列に並んだのだが…… 列の入り口付近に「60分待ち」の看板が。しかし実際にはもっと時間を要した 列に並んで30分ほど経ってもまだこの位置。前方に「40分待ち」の看板が見えるが、そこまでまだ到達できず。最終的に2時間並ぶことになってしまった
プレイアブルゾーン内部の様子。写真はフラッシュが焚かれて明るいが、実際にはモニターのあかりだけに照らされた非常に暗い空間となっていた プレイアブルゾーン出口ではマスターチーフ(?)がお出迎え。出口からの入場を阻止する役割も担っていたのだろうか…… 対戦プレイを終えて外に出るとごらんのような大行列に。おそらく最後部は4時間以上待つことになるだろう

【「Halo 2」スクリーンショット】



■ Xbox試遊コーナーに新作タイトルが多数展示

 「Halo 2」のプレイアブルコーナーの横には、Xboxの最新タイトルを中心とした試遊コーナーが用意されていた。試遊台の数はそれほど多くなかったものの、「Fable」や「Forza Motorsport」といったファーストパーティタイトルはもちろん、「Prince of Persia 2」、「Outrun 2」、「FIFA 2005」といったサードパーティ製の最新タイトルも展示されていた。

 そのXbox試遊コーナーで最も高い人気を誇っていたのが、コナミのサッカーゲーム「Pro Ecolution Soccer 4」だ(「ワールドサッカーウイニングイレブン8」のヨーロッパ版)。Pro Ecolution Soccerシリーズは、サッカー人気を背景にヨーロッパにおいて非常に高いセールスを記録しており、これまでにヨーロッパでのゲーム関連の賞をいくつも受賞してきている。もちろん最新作となる「4」もかなり注目を集めており、Game Stars Liveでは、Xbox試遊コーナーだけでなく、コナミブースでも大々的に展示されており、どちらも常に人垣ができるほどの来場者を集めていたのが印象的であった。

 展示されていたものは、基本的にはE3などで既に発表されたタイトルばかりであり、目新しさという意味ではやや物足りなかった。また、E3で展示されていたものと全く同じプレイアブルデモを展示していたタイトルもいくつかあり、内容的にやや寂しい部分もあった。とはいえ、多くのタイトルがイギリス初公開ということもあり、熱心にプレイする姿が多数見られた。

「Halo 2」プレイアブルコーナー横に位置した、Xbox最新タイトルの試遊コーナー。横に「Halo 2」の大行列があるだけに、やや寂しい印象を受ける ただし、コナミの「Pro Ecolution Soccer 4」のコーナーだけはこの人だかり。サッカー人気の高いヨーロッパならではといったところか


(C)2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.

□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/
□「Halo 2」のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/halo2/
□ECTSのホームページ
http://www.ects.com/
□European Games Networkのホームページ
http://www.europeangamesnetwork.co.uk/
□Game Stars Liveのホームページ
http://www.gamestarslive.co.uk/

(2004年9月2日)

[Reported by 平澤寿康]


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