【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

【Electronic Entertainment Expo 2004現地レポート】

やっぱり今年も登場! ユニーク周辺機器を一気に紹介

5月12日~14日(現地時間) 開催

会場:Los Angeles Convention Center

Logitechブースで体験できる「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」。日本市場向けには今夏に4,580円で販売される
 本誌記事でも既報の通り、ロジクールはプレイステーション/プレイステーション 2向けのワイヤレスコントローラ「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」を今夏に発売する。E3においても、米国本社であるLogitechのブースで積極的なデモンストレーションが行なわれていた。

 本誌では3月に開催されたGDCのレポートで、このコントローラに対する第一報をお伝えしていたが、製品化にあたってその際に紹介した内容とは異なる点が発生しているので、アップデートを加えておく。

 ポイントになるのは「PSX」への対応だ。「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」の利用にあたっては。受信ユニットをPS/PS2などのコントローラ端子に差し込む必要がある。PS、PSOne、PS2の場合は本体にふたつあるコントローラ端子がある程度離れているか、あるいは横に並んだ形でついているので、2個の受信ユニットを問題なく取り付けられる。一方、PSXではコントローラ端子が縦にタイトな幅で並んでいる関係上、やや厚みがある「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」の受信ユニットはひとつなら問題はないが、ふたつを同時に取り付けることができない。

 同社では当初この問題について、ふたつの受信ユニットが重なるのを防ぐ延長ケーブルの添付といった形でPSXへの対応を検討しており、本誌でも3月の時点ではそうお伝えしていたが、製品化にあたってはコスト面などの問題から、延長ケーブルの添付とPSXのサポートを見送る決断を下したという。結果、PSXはふたつのワイヤレスコントローラを同時に使うことができないという理由で、「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」の対応機種からはずれてしまっているが、ひとつのコントローラを使用する場合は、PSXで利用しても機能的な問題は一切発生しない。ちなみに、米国ではブラックのみの販売となるが、国内ではブラック、シルバー、ホワイトの3色を販売。ホワイトはPSXにもマッチしそうなカラーなので、単体で利用する環境であれば検討してもいいだろう。

 前回もお伝えしたように、「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」のXbox対応版は日本向けには市場規模などの理由で発売が見送られる。2.4GHz帯の電波を使っている関係上、機器認定が必要となるが、そのコストに見合う売り上げが見込めない可能性があるためだ。

 他にもコードレス製品では、PC対応のコードレスジョイスティックという魅力的な製品が出展されていたが、こちらも残念ながら同様の理由で日本市場向けには販売されない。

製品化されたプレイステーション/プレイステーション 2対応の「ワイヤレス・コンパクト・コントローラ」 こちらは、残念ながら日本市場向けには出荷されないXbox対応のワイヤレスコントローラ 喉から手が出るほど欲しいユーザーもいるかもしれないが、こちらも日本市場向けの製品化が行なわれないPC対応のコードレスジョイスティック


□ロジクールのホームページ
http://www.logicool.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.logicool.co.jp/press/press_141.html
□関連情報
【5月10日】ロジクール、軽量・コンパクトな無線PS/PS2コントローラ
「コードレス・コンパクト・コントローラ」を今夏発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040510/logi.htm
【3月28日】定番から革新まで見応えのある各種入力デバイスが登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040328/logi.htm



Xbox Liveのボイスチャットが無線で利用できる「Wideye XC1」と「Wideye XA1」
 さて、こうしたコントローラ関係で面白い製品といえばやはりKENTIAホールにつきる。そこで発見したのが、シンガポールにあるWideyeのXbox対応コントローラ「Wideye XC1」だ。こちらも、Xboxに対応した2.4GHz帯を利用するワイヤレスコントローラだが、オプションの「Wideye XA1」を利用するとXbox Liveのボイスチャットにも対応できるという製品だ。

 本来、標準コントローラのメモリスロットに取り付けるボイスチャット用のユニットは、受信部にあるメモリスロットに差し込んで利用する。Xbox Live用のヘッドセットをオプションの「XA1」に取り付けると、音声データが900MHzのRF信号でやりとりされる。実は2.4GHzと900MHzというふたつの無線技術を利用する製品なのである。コントローラ本体の「Wideye XC1」は49.99ドル、ボイスチャット用の「Wideye XA1」は39.99ドルで販売される予定。

□Wideyeのホームページ
http://www.wideye.com.sg/



 こちらは見たままずばりの、コントローラのグリップ感をよくするバックスキン風のカバー。握ってみると予想外にしっくりと手になじむことに驚いた。ラスベガスに本社があるGlovesPlayの製品で、1個9.99ドル。

□GlovesPlayのホームページ
http://www.glovesplay.com/



 こちらの何か仰々しい機器の名称は「ButtKicker」。直訳すれば“ケツを蹴るもの”というわけで、もう名前だけで何をする機械かわかってしまった……。

 写真にある謎な感じのパーツを椅子に取り付ければ準備は完了。PCで利用する場合はサウンドカードのLineOut端子から、Xboxやプレイステーション 2などのコンソール機で利用する場合は、モニタ側に接続する左右の音声端子を分岐する形で、「ButtKicker Gamer Amp」という名称のアンプに接続する。あとは普通にゲームを始めれば、重低音系の効果音を中心に、椅子に取り付けた「ButtKicker Gamer」が振動。えもいわれぬ感覚?! がお尻に突き上げるという次第である(笑)。

 振動の強弱や、音域の調節などはアンプ側についているボリュームで調節することができる。出展者であるThe Guitammer Companyはもともとホームシアター向けの振動ユニットを製造販売する会社のようで、これはゲーマー向けの製品だという。

一見するとゲーム向けの周辺機器とは思えず、ホームセンターあたりで売っていそうな感じ 椅子の支柱にこんな感じで取り付ければ準備は完了だ マシンガンでも連射しようものなら、心地よい振動があなたの“Butt”に突き上げる


□The Guitammer Companyのホームページ
http://www.thebuttkicker.com/



□関連情報
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm

(2004年5月16日)

[Reported by 矢作晃]

GAME Watchホームページ

Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.