【任天堂Media Briefing】

会場：Grand Ballroom
Hollywood&Highland Complex

任天堂の宮本 茂氏。氏自らが新作「ゼルダの伝説」の開発を発表した

　任天堂株式会社のメディアブリーフィングでは、ほかにもニンテンドーゲームキューブ、そしてゲームボーイアドバンスに関する新作の発表が行なわれた。

■ 宮本氏「リンクは成長し続けなければならない」……新作「ゼルダの伝説」公開

　まず、いきなりブリーフィングラストの仕掛けからレポートしよう。なんの予告もなく、ニンテンドーゲームキューブ用「ゼルダの伝説」の新作が開発中であることが明らかになった。上映された映像から、前作「～風のタクト」とは異なるファンタジックな映像表現を重視した絵作りや、突きで浮いた相手に回転斬りを連続ヒットさせるなど、戦闘システムも変化が見受けられた。さらに、乗馬しての騎馬戦で、フィールドを縦横に駆け巡りながら敵を斬るリンクの姿に、会場からは多数のどよめきと歓声が起こったことを報告しておこう。

【ゼルダの伝説】
テイストがさらに変化し、新たな映像表現が模索されていると思われるGCの新作「ゼルダ」

　さらに、映像のラストはリンクの決めポーズで締められたのだが、会場中が注目していたそのスクリーンには、見覚えのある人物の影がリンクとオーバーラップするように現れた。任天堂の宮本 茂氏である。宮本氏はハイラルソードにハイラルの盾を装備。ソードを振るとおなじみのSEが会場中に響き渡った。当然集まっているオーディエンスは大騒ぎ。

宮本氏がリンクとオーバーラップして登場し、会場を沸かせた

　宮本氏は「私はリンクではないが、彼のことなら良く知っている。今でも、『ゼルダの伝説』は変わり続けている。これから、リンクが成長した世界へ皆さんをお連れする。そこではリンクは今までと違った振る舞いをし、違って見えるだろう。成長するためにはリンクは立ち止まっていてはいけない。それは私も同じ」とコメントを残した。

■ 「メトロイドプライム2」、「スターフォックス」など意欲的に新作を投入

　ほかに公開されたのは、GC用タイトルとして「Metroid Prime 2: Echoes」、そして「Star Fox(今年の10月にカウントダウンが始まると告知があった)」、「Advance Wars Under Fire」、さらに「Paper Mario 2」、「Geist」といったラインナップ。GBA用としては、「ゼルダ」シリーズの新作「The Legend of Zelda: The Minish Cap」、「Mario Party Advance」、「Mario vs. Donkey Kong」といったあたり。詳しくは後ほど掲載するスクリーンショットをごらんいただきたい。

(C) Nintendo.

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□関連情報
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm

(2004年5月12日)

[Reported by 佐伯憲司]

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