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【Konami E3 Press Conference レポート】Konami E3 Press Conference レポートその1 |
会場:Mark Taper Auditorium
E3を直前に控えた5月11日(現地時間)、昨年と同じく米国ロサンゼルスの中央図書館内Mark Taper Auditoriumにて、コナミの新作タイトル発表会が行なわれた。
コナミデジタルエンターテインメントアメリカ社長兼CEOの郷坪智史氏などの挨拶のあと、「METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER」をはじめとする新作タイトルを、各々の制作プロデューサーが映像を交え紹介した。
アナウンスされたタイトルは以下のとおり。
・プレゼンテーションタイトル
ENTHUSIA PROFESSIONAL RACING(PS2)
Yu-Gi-Oh! CAPSULE MONSTER COLISEUM(PS2)ほか、「遊戯王」シリーズ4タイトル
RUMBLE ROSES(PS2)
boktai2 Solar Boy Django(GBA)
METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER(PS2)
NEO CONTRA(PS2)
SILENT HILL4 -THE ROOM-(PS2)
Karaoke Revolution Volume2(PS2)
・映像紹介のみのタイトル
King Arthur(PS2/Xbox/NGC)
TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES2(PS2)
GRADIUS V(PS2)
Phantom Crash 2050(PS2)
McFarlane's Evil Prophecy(PS2)
NANOBREAKER(PS2)
Ys THE ARK OF NAPISHTIM(PS2/PSP)
Suikoden IV(PS2)
Dance Dance Revolution EXTREME(PS2)
以下、プレゼンテーションタイトルの内容をタイトル別にレポートしていく。
プロデューサーの秋田学氏。コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ秋田組組長 |
実際に上映されたゲーム画面。中央下部の丸いアイコンがVGS。黄色い矢印がGの方向を表す。画面では下方向、スピードの加速によるGがかかっている |
そのひとつが、「VGS(Visual Gravity System)」とよばれるシステム。走行時にかかるGとよばれる加重の値を数値化、アイコンとして画面上に示すようになっている。
例えば、加速しているときには矢印方向が下に加速(画像参照)、シートに押しつけられている状態となる。逆に矢印が上向きであれば、ブレーキをかけ前につんのめっているということだ。左右にまがるときには、逆側に矢印が現れ遠心力がかかることを示す。
VGSアイコンが赤く点滅すれば、それはタイヤの摩擦値がマックスになっている状態を表すという。この状態でアクセルを踏めばドリフトになる。ドリフトできるタイミングが視覚化されていることで、グリップ走行にもドリフト走行にも対応しやすい仕様になっているといえるだろう。
タコメーターのとなりには、青いバーと赤いバーが2本あり、これらはアクセルとブレーキに対応している。アナログコントローラの微妙な入力がそのままゲージとなって現れるという仕組みだ。
ゲームシステムのほか、2つのエフェクトについて紹介があった。ひとつはスピードエフェクト。画面の枠側にスピードの体感を高めるようなエフェクトがでるという。もうひとつは実際にクラッシュしたかのような表現を持つクラッシュエフェクト。
国内外の自動車メーカー40社以上のライセンス契約を結び、数百種の車が登場。発売時期は2005年以降。
「グランツーリスモ」と並ぶ、リアルシミュレーターの大作タイトルとして登場した「ENTHUSIA PROFESSIONAL RACING」。同作はE3会期中のコナミブースでプレイアブル出展もされる。実際に触ってみた感想をブースレポートでインプレッションを紹介する予定なので楽しみにして欲しい。
【スクリーンショット】 | ||
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プロデューサー下村聡氏。コナミコンピュータエンタテインメントジャパン取締役副社長 |
DSの特徴であるタッチパネルを上手に使い、カードを引く感覚、タップする感覚を再現。画像からもわかるように、2画面構成をつかってカードの場とキャラクタの表示と使い分けている。
週刊少年ジャンプから飛び出した「遊戯王」のアメリカでの人気はすさまじいものがある。今年8月には全米3,000スクリーン以上で劇場映画の公開、9月にはテレビプログラムが4シーズン目を迎えるという。
DS用のソフトをはじめ上記タイトルの布陣を見ても「遊戯王」に対する北米市場への力のかけ方がわかるプレゼンテーションだった。
【スクリーンショット】 | ||
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DS用ソフト「Yu-Gi-Oh! NIGHTMARE TROUBADOUR」のトレーラーより。2画面構成を意識したゲームデザインであることが感じられる。 |
コナミコンピュータエンタテインメント東京のプロデューサー内田明里氏。画像は自らゲームをプレイしてプレゼンしているところ |
プレゼンテーションの最後には、同作のキャラクタを模したモデルも登場。アメリカンなコスプレーヤーだ |
端的に言えば、海外で人気のWWEのような、女性のセクシーな色気とプロレスの2つの魅力をゲームで表現したといったところ。内田氏も1体1万ポリゴン以上使って、女性のビジュアルとプロレスの動きを表現したと発言していた。ゲーム部分で言えば、対戦格闘ゲームのような四方へのステップなど俊敏な動作をしており、プロレス的なもっさりとした印象は感じなかった。
内田氏のプレゼンテーションは、女性レスラーの表情の多彩さや、泥プロレスで泥の落ち方のプログラムにとても力を入れたことなども交え、男性ならは誰でもグッとくるゲームであることをアピール。会場のメディアがゲーム画面に注目していたところ、内田氏が「みんな、私の話を聞いてる?」と注意を入れるなど、終始ユーモアあふれる内容だった。
2004年11月北米発売予定。日本での発売日は未定。
【スクリーンショット】 | ||
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□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「ENTHUSIA PROFESSIONAL RACING」のページ
http://www.enthusia-racing.com/
□「遊戯王」のページ
http://www.konamijpn.com/products/yugioh/
□「ランブルローズ」のページ
http://www.konamityo.com/rumbleroses/
□関連情報
【5月11日】Electronic Entertainment Expo 2004 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/e3link.htm
(2004年5月12日)
[Reported by 山内智和]
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