Electronic Entertainment Expo 2004現地レポート

会場：Los Angeles Convention Center

　世界中のゲームを一同に揃えた世界最大規模のトレードショウ「Electronic Entertainment Expo 2004 (E3)」が、現地時間の5月12日より、今年もロサンゼルスのコンベンションセンターを会場に3日間の日程で開催される。

　開催前日にあたる5月11日は、E3の恒例行事のひとつとなっているSCEや任天堂を始めとしたプラットフォームメーカーのカンファレンスをはじめ、主要ゲームメーカーの発表会がロサンゼルス各地において開催されている。

　明日より多くの業界関係者でにぎわうことになる会場内では、明日の開幕を控え、ブース設営にいそしむ関係者の姿や、入場バッジとディレクトリを入手するために足を運ぶプレスの姿が見られた。2001年9月のテロを境に行なわれ始めた会場入り口での持ち物検査もすっかり恒例化した印象がある。

　会場の規模は、昨年と同様で、MicrosoftやElectronic Artsなど北米のメーカーを集めたSouthホール、任天堂、SCEという2大プラットフォームメーカーが存在感をアピールするWestホール、それを繋ぐConcourseホールの3つのエリアが中心となる。毎年注目される各ホールの入り口に掲げられるポスターは、SouthホールとConcourseホールをATARIが占拠し、Westホール側は3年連続でSCEAのイメージポスターだった。

　今年の目玉はなんといっても任天堂とSCEが発表する新型携帯ゲーム機。同時発売タイトルラインナップも含め、詳しい情報が本日から会期中にかけて明らかにされる見込みだ。そのほかにも、各プラットフォームでは数多くの新作が公開される見込みとなっている。PCプラットフォームでもようやくDirectX 9世代の3Dゲームが出揃うことになりそうだ。GAME Watchでは明日以降、リアルタイムレポートをお届けしていくのでぜひとも注目いただきたい。

Westホール入り口のプレイステーションの垂れ幕。SCEAお得意のイメージポスターだ	一方、SouthホールとConcourseホールはATARI尽くし。Concourseホールに張り付くスパイダーマンが思わず笑いを誘う	Concourseホール裏手の野外通路には、新ハードウェアのPhantomのポスターが掲げられていた
ハードメーカー同士のタイトルの獲り合いもE3の見物のひとつ。今年のATIは「Half-Life 2」と「The Matrix Online」	一方NVIDIAは、タイトルとの関連づけは避けて同社のイメージキャラDawnのみ。自信の表れとも見える	Intelは、複数のメーカーから注目作をチョイス。これはMicrosoftの新作アクションRPG「Dungeon Siege II」
Sega of Americaの取り扱いとなった「The Matrix Online」のポスター。2004年11月リリースは叶うだろうか	先日のスクウェア・エニックスの日本での取り扱い発表によって一気に要注目の存在となった「Ever Quest II」	Ubi SoftのTom Clancyシリーズ最新作「Ghost Recon 2」

□E3のホームページ
http://www.e3expo.com/

(2003年5月12日)

[Reported by 中村聖司]

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