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■ 戦線に影響をもたらす可能性のある新規カード
 ついに稼動開始となった「新たなる召還」。今回はその中のコモン、アンコモンまでの新たなカードが、バージョン1.10の時に活躍していたデッキタイプや、強力なカードに対してどのような影響をもたらすのかを考察していく。では色ごとに順を追ってみていこう。

■ 青属性カード
エンゼルピッチュ

 捨て山から回収できるカードが「戦闘支援カード」から「戦闘支援の効果を持つモンスター」に変更された「スカルマン」だ。配置デッキで活躍することが多い「スカルマン」に比べて「エンゼルピッチュ」の能力はモンスターなので、移動系デッキとの相性が良い。加えてこれが「海洋族」ではなく「珍獣族」であることも密かに重要なのだ。密かに、というよりも、彼が珍獣であるおかげで「珍獣族」が当たり前のように活躍する日も近いかもしれないほどの可能性を秘めている。



トットー

 「新たなる召還」から新たに加わった能力である「避け」能力を搭載したモンスターのうちの1枚。この「避け」が「新たなる召還」を語る上では欠かせない存在だ。相手の攻撃を避けるということは、先制攻撃であろうと毒であろうと、成功すればノーダメージである。といっても、あくまで確率なので確実ではない。しかし、確実ではない代わりに、相手の全ての攻撃に対処できる可能性を秘めているだけで、それがいかに優秀な能力であるか理解してもらえるだろうか?

 わかりやすく数値上で考えてみよう。「相手の攻撃値×2%」とあるが、本作におけるモンスターの基本的な攻撃力は14から18だろう。特殊な能力や戦闘支援による増強を行なわない限りはこれが基本となる。つまり、普通に攻撃力が高いモンスターに対して「避け」を使用したとしても18×2で36%、つまり3回に1回は攻撃を避けることができる。また、この時に攻撃値プラス9の支援を使ったとすると27×2で54%、この時点で半分以上の確率で避けが成功するわけだ。凶悪モンスターとして名高い「メカニモンク」や「カリバーホーン」に使用すれば、ほぼ100%の確率で避けてくれるのは頼もしい。

 さて、話を「トットー」に戻してみよう。注目してほしいのは「避け」だけでなく、移動値が青青赤赤であることだ。今までは「エンペラー」しか成しえなかった移動であり、かつ「避け」という強力な能力を持った「トットー」を見かけることは非常に多くなりそうだ。



ヤドカリン

 これも能力付きのモンスターで、先述である「避け」とは逆に、防御値が非常に高いモンスター、代表的なところでは「アーマジロ」や「アライクパ」に対して非常に効果的。移動値的にも青青緑緑なので、能力を無視しても使い勝手のよさは評価できる。



シーラドン

 パッと見た感じでは「アンチュ」に比べて使い勝手が悪いカードに見えるかもしれないが、「ランダム」というところに騙されないでほしい。重要なのは、色マスの配置が限定されないこと、これ単体で能力が発動するのでハンドアドバンテージ的に損をしていない、というところだ。例えば、デッキの中の青いカードを「ディープシーカー」と「シーラドン」のみにしているなら、ハンドアドバンテージを失うことなく配置モンスターを次々と増加することが可能だ。もちろん、無限に配置ができるわけではないが、そもそも青マスに配置することが多い(2体目の「ディープシーカー」を持ってくるために)「ディープシーカー」と組み合わさったときの効果は目を見張るものがある。



ジグラ

 ロケテスト時から「強過ぎる」との声が多かったモンスター。確かにターン終了時とはいえ4枚カードが引けるとなると、能力を起動する前の状態から新たに4枚の戦闘支援を使用される可能性を考慮しなくてはならないわけだ。とはいえ「スカルマン」のように対象が選べなくとも確実に3枚の戦闘支援カードが手に入る可能性があるモンスターもいるわけで、程よい強さだといえる。

トットー」による「避け」能力発動の様子。支援カードを使用していない相手の攻撃でさえ、かなりの確率で回避できる こちらは「ヤドカリン」の「即死」能力発動の様子。耐久値の高い相手に使用すると効果的


■ 緑属性カード
ハコリス

 これまた戦闘支援として「避け」の能力を搭載しているモンスターのうちの1枚。「トットー」と同様に貴重な移動色の組み合わせである緑緑黄黄なので、使用頻度は高いだろう。



ロータン

 「避け」と同じく「新たなる召還」で新たに加わったメカニズムである「即死無効」の戦闘支援を効果として持つ。2色移動なのだが緑緑緑青は「トットー」や「アーマトード」と被ってしまい、基本数値の低さを考えると使いづらい感は否めない。とはいえ、「即死無効」を戦闘支援効果としてもつモンスターは「避け」と違い+6されるので、能力を無視して防御カードとしての使い勝手がいいところは評価できる。



カミーラ

 アンチ配置デッキとしてかなり期待できるカード。移動値は寂しいが、そのかわりに無属性移動ができ、能力の発動も配置時ではなく移動時であるのはうれしい。また攻撃値が17あるので、配置デッキが流行している地域ならばメインから投入しても悪くないほどのパフォーマンスだといえる。



フリィーキィー

 「新たなる召還」のキーである「避け」に対するアンチクリーチャー。基本で「避け無効」がついているので、使い勝手のよさは言うまでもないが、それに加えて「戦闘支援カードを使用しない場合、対戦相手と同じ戦闘支援カードを使用する」という強力な能力まで付随している。「避け」を中心にデッキを組もうとしているプレーヤーは常にこのカードの存在に注意してほしい。

■ 黄属性カード
グリゲーター

 「ロータン」と同じく「即死無効」の戦闘支援効果が備わったモンスター。「ロータン」の項でも記述したが、「即死無効」は「避け」と違い、移動値や基本数値の待遇が悪い。ゆえに「避け」ほどお手軽にデッキに使えるわけではないので、使用しているデッキの移動バランスなどを考慮した上で、投入するか否かを判断しよう。



チャリオ

 わかりやすく説明すると「ストラグラー」+「アライクパ」÷2となる。移動値を考えると色が被る「アライクパ」と変更するかどうかが、デッキに投入する選択に迷うところだろう。基本値が高いので使い勝手のよさは抜群だ。



モグタン

 「避け無効」の能力を持つモンスター。基本数値の低さに加えて移動色が「ストラグラー」と被るため、使い勝手はあまりよくない。



ピアス

 2属性移動はできないものの、基本攻撃値が18あり、「先制無効」の能力を持つ数少ないモンスター。耐久値は9と心もとないが、あまりカードがそろっていない時は優秀なアタッカーとして活躍しそうだ。

相手は「トットー」を支援カードに使用し、回避率が100%を超えている。通常ならば攻撃は当たらないが、「モグタン」を支援カードとして使用することで、「メカニモンク」に「避け無効」の能力が付加され、攻撃が命中するようになる


■ 赤属性カード
クマゴロウ

 戦闘支援効果で「即死無効」を付随できるモンスター。攻撃値が16あるので基本数値としてはまずまずだが、移動色が定番カードである「フェレット」と被るため若干使いにくい。



ジラコバルト

 似たようなモンスターでは「ダゴン」がいるが、「ジラコバルト」は戦闘時発動能力を封じ込めるわけでなく、能力を持つモンスターを即死させてしまう。この部分だけ記述すると「ダゴン」の上位互換に見えなくもないが、「新たなる召還」における「即死無効」の存在を忘れてはならない。



ベビドーラ

 戦闘支援効果として「避け無効」を持っているモンスター。他のモンスターと同じように「避け」能力を持っているモンスターよりも使い勝手は悪い。ただ、移動色は貴重な赤赤赤青なので、デッキの移動バランスを考えて投入の有無を考えよう。



ブレードタイガー

 基本数値はトップクラスでありながら、貴重な「避け無効」を標準装備、更には攻撃成功時に自身の耐久値に与えたダメージをプラスする、とこれで弱いはずがない。「ピアス」と同様、「避け」対策カードとしてはかなり優秀な部類に入るだろう。

「避け無効」能力を持つ「ブレードタイガー」。攻撃値が高く、赤1色とはいえ4マス移動と、ベース能力だけでもなかなか優秀


■ マップ上魔法カード
守護の光

 待望の「マップ上魔法」のアンチ魔法。持続ターンは2ターンと短く感じるかもしれないが、これがカードセットに存在するかどうかは大きい。

■ 戦闘支援カード
魔鏡

 本作のシステム上、反射の概念は強力なのだが、能力発動条件が「戦闘時発動能力を持たないモンスター」に限定されているので、使い勝手の悪さは否めないだろう。



脆弱の沼

 「避け」が強力な「新たなる召還」において、お手軽に「避け無効」が付随できるところはうれしいが、能力的にはさびしい。とはいえ、デッキに「避け無効」を持つモンスターが入っていないならば一考の余地はあるだろう。

 

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(C)Hitmaker / SEGA, 2003,2004

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(2004年4月28日)

[Reported by アヴァロン攻略チーム]


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