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★PS2/DC/GCゲームレビュー★

合い言葉は「レッツフィーバー!」
「ぷよぷよフィーバー」

  • ジャンル:アクションパズル
  • 発売元:株式会社セガ
  • 価格:4,980円
  • プラットフォーム:プレイステーション 2、ドリームキャスト、ニンテンドーゲームキューブ、Xbox、Macintosh
  • 発売日:発売中(プレイステーション 2版:2月4日、ドリームキャスト版:2月24日、ニンテンドーゲームキューブ版:3月24日)、Xbox版(4月24日)、Macintosh版(今夏予定)



旧作からのファンならば懐かしいキャラクタも?
 パズルゲームの定番として、コアなゲームファンだけでなくライトユーザーにもかなりの知名度を誇る「ぷよぷよ」。その「ぷよぷよ」待望の新作である「ぷよぷよフィーバー(以下、フィーバー)」。昨年から稼動しているアーケード版に続き、プレイステーション 2版(2月4日)をかわきりに、ドリームキャスト版(2月24日)、ニンテンドーゲームキューブ版(3月24日)、Xbox版(4月24日)と家庭用が順次発売されている。

 シリーズを重ねるごとに新しい要素が加わってきた「ぷよぷよ」だが、本作においてもそれは同様である。細かい変更点は多々あるのだが、本作における最も大きな追加要素である「フィーバーモード」は、今までにない戦略が必要とされるだけでなく、友達との対戦はかなり白熱するはずだ。

 なお、ドリームキャスト版はアーケード版の元になった作品で、いくつかの隠しコマンドなど、隠し要素が公開されている。ACに一番操作感が近いのはDC版ということになるだろう。


■ 「ぷよぷよ」の基本と「フィーバー」におけるゲームモード

 本作のタイトルにもなっている「フィーバーモード」の詳細も気になると思うが、まずは「ぷよぷよ」の基本ルールをおさらいしておこう。「ぷよぷよ」は「ぷよ」と呼ばれるその名の通りぷよぷよした物体が上から降ってくるパズルゲームで、赤、青、黄、緑、紫の計5色(難易度によっては紫以外の4色)が2~4匹のセットとしてフィールドに落ちてくる。この「ぷよ」を同じ色で4匹以上つなげると消すことができる。ポイントは縦と横しか「ぷよ」はくっついてくれないことだ。つまり、ななめに同色の「ぷよ」が並んでもくっついてくれないので注意してほしい。フィールドに落ちてくる「ぷよ」は回転させることができるので、うまく「ぷよ」を積み上げていくことで「連鎖」を狙うことができる。この連鎖が本作最大の魅力で、「ぷよぷよ」が大ヒットした理由だと言っても過言ではないだろう。

基本となる最初の選択画面。オプションによる設定の変更もこの画面からになる
 本作のゲームモードはストーリーモードである「ひとりでぷよぷよ」と対戦を楽しむ「ふたりでぷよぷよ」、それに条件をクリアしつづける限りエンドレスに遊ぶことができる「とことんぷよぷよ」が用意されている。各モードは細かな詳細の違いと共に、いくつかのカテゴリーに分かれているので、それらについて解説していこう。

 「ひとりで~」は「るんるんコース」、「わくわくコース」、「はらはらコース」、「フリー対戦」の4つに分かれていて、「るんるんコース」が最もやさしく「はらはらコース」が上級者向けの内容なのだが、「るんるんコース」では「フィーバーモード」についてのチュートリアルが含まれているので、「ぷよぷよ」上級者でもまずは「わくわくコース」をプレイすることをオススメする。「フリー対戦」は好きなキャラクタを選んでの対CPU戦だ。

「ひとりで~」のコース選択画面。特定の相手と遊びたい場合は「フリー対戦」(となりの画像参照)で腕を磨くと良いだろう たとえ「ぷよぷよ」上級者であっても、初プレイ時はまず「るんるんコース」で「フィーバーモード」をしっかりと理解したほうが良いだろう


 「ふたりで~」も「ふつうのルール」、「クラシックルール」、「トラップルール」、「エディットルール」の4つから構成されている。「ふつうのルール」は「フィーバー」の標準的なルールで対戦し、「クラシックルール」では「ぷよぷよ」のシリーズ2作目である「ぷよぷよ通」のルールにのっとった対戦を楽しむことができる。「トラップルール」は「フィーバーモード」時の攻撃力が極端に低くなってしまうルール。通常の「フィーバーモード」と逆に、“相手をフィーバーモードに突入させることで”攻撃することができる。「エディットルール」は設定を色々といじった対戦ができるお約束のものである。補足として、「フィーバー」ではキャラクタによって能力に違いが生じる。自力の連鎖による攻撃力が高いキャラクタや、逆に「フィーバー」時の連鎖による攻撃が非常に強力なキャラクタもいるのだ。

「ふたりで~」のモード選択画面。「クラシックルール」が用意されているのに、「トラップルール」があるのには意味があるのだろうか? 「フィーバー」ではキャラクタによる能力差があるので、それで楽しみたい場合は「トラップルール」で遊ぶのも悪くはないだろう 「エディットルール」の設定変更画面。このモードがある限り遊び方は千差万別だ


 一番ルールによる違いが大きいのが「とことん~」だろう。「とことん~」は「フィーバー」、「タスク」、「オリジナル」の3つから成り立っていて、「フィーバー」は常に「フィーバーモード」の状態で時間制限内にどんどん連鎖をくみ上げていくモード。ここでフィーバー時の「連鎖のタネ」のパターンを覚えてしまうと対戦時に非常に有利になるだろう。「タスク」は「ぷよ」の消し方に関する課題が次々と出てくるモード。次々と課題をこなしていくことでどんどん難易度が上昇していくのだが、対戦で役に立つような実践的な課題があまり出てこないので、練習というよりは自己満足に近いかもしれない。「オリジナル」は初代から用意されているクラシックなルールで、時間制限もなく延々と遊ぶことができる。

「とことん~」のモード選択画面。「フィーバーモード」で「連鎖のタネ」のパターンを覚えるのが「フィーバー」で勝つためのコツだ 「フィーバーモード」が発動している間の連鎖はテンポが早くなるだけでなく、画像のように描写も派手になる。その爽快感は保証付
「タスクモード」は様々な課題をこなしていかなければならない



■ 「フィーバーモード」が産み出す新しい「ぷよぷよ」の魅力

画像を見てもらうとわかると思うが、「フィーバーモード」では連鎖の下準備ができた「ぷよ」の塊(連鎖のタネ)が次々と落ちてくる。画面左上か中央下に表示されている数字が制限時間
 さて、話を先述した「連鎖」に戻してみよう。連鎖を組み上げるためにはそれなりの練習が必要になってくるのだが、旧作を遊んだことがあるプレーヤーの中で狙って大連鎖を組むことができず、やめてしまった方も少なくはないだろう。そんな方にこそ「フィーバー」をプレイして欲しい。何故ならば、先に紹介した「フィーバーモード」はそういったプレーヤー達にお手軽な大連鎖のチャンスを与えてくれる、いわば夢のようなシステムなのだ。

 本作にはフィールドの横に「フィーバーカウント」と呼ばれるカウントゲージが存在する。これは予告おじゃまぷよがある状態で「ぷよ」を消しておじゃまぷよの数を減らす、いわゆる「相殺」することでカウントゲージがたまっていく仕組み。これがゲージいっぱいになると「フィーバーモード」に突入する。「フィーバーモード」に突入すると、あらかじめ連鎖が組まれた状態の「連鎖のタネ」が落ちてくる。この「連鎖のタネ」は3連鎖くらい自力で組むことが可能なプレーヤーならば、起爆となる「ぷよ」は容易に判断できるレベルなので、5連鎖以上の大連鎖を繰り返し発動させることができるはずだ。「フィーバーモード」は「フィーバータイム」が終了するまで続き、制限時間が終了すると通常モードに戻ってしまうので、時間内にできるだけ大連鎖しておじゃまぷよを送り込もう。

画面中央にある蛇上に並んでいる丸が「フィーバーカウント」。これが埋まると画像のように画面が反転し「フィーバーモード」に突入する


 「ぷよぷよ」初心者でもお手軽に大連鎖の爽快感を味わうことができる「フィーバーモード」は、旧作からのファンばかりでなく、新規ユーザー獲得という視点からみても良くできたシステムだといえる。通常、人気タイトルの続編が発売される際、どんどんゲームの難易度があがり複雑化する傾向が見うけられるものだが、「フィーバー」ではむしろ初心者に視点を向けた新システムを追加するアイデアには非常に共感が持てる。それも「ぷよぷよ」がパズルゲームとして完成されているからこその仕様なのだが、実際、土台ができている人気タイトルの続編が失敗する時は、完成されている土台を無理にいじりすぎている場合が多い。こういったゲーム作りは、人気タイトルを保有する他の開発も見習うべきところがあるだろう。


■ 旧作からのファンの視点から見た「フィーバー」

 「ぷよぷよ」が「テトリス」と並ぶパズルゲームの王道であるゆえんは、ライトユーザーとコアなゲームユーザー両方が楽しめるところである、といっても過言ではないだろう。ではシリーズを通して「ぷよぷよ」を遊んでいる「ぷよぷよ」ファンや対戦で切磋琢磨を続けている「ぷよぷよ」上級者達に本作はどう映るのだろう? かくいう筆者は初代「ぷよぷよ」をアーケードでプレイして以来、どっぷり「ぷよぷよ」にはまったコアなファンの1人なのだが、筆者が実際に「フィーバー」をプレイして感じたことを書いていこう。補足として、筆者は「ぷよぷよ」3作目である「SUN」があまり好きになれず、「初代」、「通」ほどゲームシステムを理解していない。そこのところを了承していただき、参考にして欲しい。

2回目の折り返しを組めるような上級者は、「フィーバー」ならではの頭の切り替えが必要となる
 まずは「フィーバー」から変更や追加されたシステムについて。これは大きく分けて2つあり、1つは「相殺するたびに次のぷよまで、おじゃまぷよの妨害が起こらないこと」だ。これは連鎖の有無に関係なく「ぷよ」を消せばいい。このシステムのおかげで相手の大連鎖にこちらの起爆が間に合わず負けてしまうことが激減した。加えて、本作のキーとなる「フィーバーモード」を考えると、非常に利にかなったシステム調整だといえる。また、3つ、4つのぷよが落ちてくるのも「フィーバー」になっての大きな変更点。これにより、おじゃまぷよを消しやすくなっていることと同時に、窒息の危険が高まっているのは確かだ。

 もう1つは窒息(埋まるとゲームオーバーになる)する列が2列になったこと。これによって15連鎖以上の連鎖が非常に組みにくくなっており、いわゆる“折り返し”を使って16連鎖以上の連鎖を狙っていた上級者には「フィーバー」ならではの頭の切り替えが必要となる。

 以上のような変更点が存在するわけだが、本作のセールスポイントである「フィーバーモード」は違和感なく遊べる。確かに「フィーバーモード」は初心者救済の反面、対戦がやや大味に感じられるかもしれない。だが、上級者同士の対戦は相手の連鎖待ちになることを考えると、「フィーバーモード」がゲームバランスを大きく崩していることはないと感じた。

 ともあれ、「ぷよぷよ」が「コアなゲームファンからライトユーザーまで広く遊べるゲーム」であることは間違いない。普段あまりゲームをやらない友達や彼氏、彼女を誘って休日に遊んでみてはいかがだろうか?

Original Game (C)SEGA (C)SONICTEAM/SEGA,2004

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ぷよぷよフィーバー」のページ
http://www.sonicteam.com/puyofever/
□関連情報
【2月4日】セガ、PS2「ぷよぷよフィーバー」発売記念企画 「ぷよぷよ隊」が突如渋谷に登場!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040204/puyo.htm
【2月4日】セガモバ、「ぷよぷよフィーバー」の 待ち受け画像を配信開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040204/moba.htm
【1月30日】セガ、PS2「ぷよぷよフィーバー」発売日前後に
各地で体験会を開催。“ぷよファイル”もプレゼント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040130/puyo.htm
【1月23日】セガ、PS2「ぷよぷよフィーバー」予約、購入特典
「ぷよにぎグリップ」プレゼントキャンペーンを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040123/puyo.htm

(2004年3月25日)

[Reported by 林 智加良]


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