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サミー、MMORPG「ストラガーデン」のクローズドβテストを3月より開始
戦いと癒しのファンタジーMMORPG

3月クローズドβテスト開始

価格:未定
月額料金:未定


 サミー株式会社は、MMORPG「ストラガーデン」のクローズドβテストを3月より実施する。βテスターの募集は3月1日に正式オープンした公式サイト上で行なうとしている。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、パッケージの価格、月額料金ともに未定となっている。

「ストラガーデン」のメインビジュアル。底抜けの明るさとどたばた感が他のMMORPGと一線を画している部分だ
癒しに徹したビジュアル。インターフェイスもよくまとまっている
パーティーを組むと操作はリーダーまかせにして、後ろをぞろぞろ付いていくスタイルになる
これが戦闘シーン。敵の数に応じて戦場の広さが変わってくる。高低差も重要な要素だ
 「ストラガーデン」は、フロム・ソフトウェアとドワンゴの合弁会社フロム・ネットワークスが現在開発しているフル3DのMMORPG。両社のコラボレート作品は、「ストーンエイジ」(台Softstar)、「クロスゲート」(スクウェア・エニックス)などがあるが、フル3Dのグラフィックスエンジンを採用したのはこれが初めてのケース。また、サミーとしてはこれがMMORPG初参入タイトルということになる。

 「ストラガーデン」は、童話的で親しみやすい世界観、親切でわかりやすいインターフェイスといった既存2作品の強みを踏襲しつつ、フル3Dによるビジュアル面の進化と、開発ノウハウの蓄積による新しいチャレンジに力が注がれている。

 同作の基本コンセプトを「戦いと癒し」とし、戦いに関しては、国産のシミュレーションRPGを彷彿とさせるエンカウントバトルを採用。戦場を一定の広さとスクリプトによるイベント性を盛り込むことで、パーティープレイをより深く楽しむためのプライベート性とイベント性の両立を図っている。

 エンカウントバトルの基本的な展開は、「ファイナルファンタジータクティクス」(スクウェア・エニックス)などのシミュレーションRPGに近い印象だが、オンラインゲームらしく敵味方各人の行動が同時に行なわれるという、読みと偶然を介在させたシステムを採用しており、パーティーメンバーとチャットでコミュニケーションしながら、全員で協力して戦いを進めていくことが必要不可欠になっている。

 各プレーヤーは、あらかじめ使用頻度の高いスキルのみで構成されたデッキをつくっておき、戦闘中はその枠内で行動を採っていくことになる。職業は戦士、格闘士、守護魔導士、精霊魔導士、黒印魔導士、盗賊の6つからなり、それぞれ習得できるスキルが異なるだけでなく、根の深いツリー構造になっており、個性的なデッキによる個性的な戦闘スタイルを採ることが可能になっている。

 一方、癒しに関しては、キャラクタのカスタマイズとファミリアと呼ばれるペットがその中心となっている。キャラクタの種族は人間の男女のみだが、髪型、顔、上半身、腕パーツ、下半身、足パーツとキャラメイクだけで1億通り以上のバリエーションを用意。装備品もファンタジー世界ならではの正統派アイテムから、おしゃれ着、それからクマの着ぐるみやセーラー服、水着まで、とにかくなんでもある。街頭でのおしゃべりのネタには事欠かないといった印象だ。

 ファミリアは、戦闘で捕獲することで育成可能になる自分だけのペットのことで、戦闘に参加させるだけでなく、しっかり育成することによりファミリア自身も成長し、独自のスキルを獲得することも可能となっている。

 さて、ゲームは、4つの国家が互いに覇を競い合う幻想世界プラネタリアが舞台となっている。プレーヤーは、スタート時に所属国家を設定し、ゲーム中は基本的に国家勢力の範囲内で生活することになる。争いの元となっているのは、プラネタリア世界に散らばる各種の資源で、この採集権を巡ってプレーヤー同士の戦い(PvP)が行なわれることになる。

 資源は、食料、鉱物、木材など複数の原材料が用意されており、プレーヤーはこれらを採集、採掘することでMMORPGに必要不可欠な要素である各種消耗品や装備品を作成することが可能になる。ちなみにPvPは、数十人、数百人規模の戦いではなく、最大5人のメンバーから成るパーティー単位での戦いとなる。

 PvPのシステムも基本的に対モンスター戦と同じで、読みと偶然が介在する戦術性の高い戦いとなる。ポイントとなるのが、戦場に罠をしかける黒印魔導士の活躍で、単純な力押しではなく、たとえば吹き飛ばすスキルで敵を罠を仕掛けた場所に落とし込むといった、各メンバーの連携プレイがパーティーの総合力となる。クローズドβテストでは主に同作の肝となるこのエンカウントバトルの調整に力が注がれそうな印象。新しい情報が届き次第、続報をお伝えしたい。

【ファミリア】
なかなか可愛らしいウサギのファミリア。どこがどうウサギなのか突っ込み所の多い容姿だが、「そこがいい」というユーザーも多そう

【PvP】
PvPシーン。5対5ともなるとマップも広くなる。待ち時間を含めると30分以上は掛かりそうだが、βテストでどう調整していくかが注目されるところだ

【街でのおしゃべり】
テーブルを囲んでおしゃべりしたり、道ばたにしゃがみ込んだり、街は子供の遊び場のような雰囲気に満たされている。ちなみにクリやチェリーのアイコンは食べ物で、露店を拓いて冒険者に売ることができる

(C) 2004 FromNetworks,Inc. (C) 2004 DWANGO Co., Ltd.
Published and Distributed in Japan by Sammy.

□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□「ストラガーデン」のホームページ
http://www.strugarden.jp/

(2004年3月1日)

[Reported by 中村聖司]


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