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【AOU2004 アミューズメント・エキスポ】

AOU2004ブースレポート
~ナムコ、エイブル、アトラス、オムロン、バンプレスト編~

2月20~21日 開催

会場:日本コンベンションセンター(幕張メッセ)

 「AOU2003 アミューズメント・エキスポ」出展各社のブースレポート第2弾は、ナムコ、エイブル、アトラス、オムロン、バンプレストの最新作をお届けする。


■ ナムコ

湾岸ミッドナイト MAXI BOOST(仮称)

 2002年にリリースされたレースゲーム「湾岸ミッドナイト」の続編。今作は、リライタブルのデータカード(チューニングカード)を採用。カードには名前、車種、称号、馬力、ストーリーモードで倒したライバルをあらわすクリア、インターネットランキング用パスワードが記録される。

 マシンの挙動プログラムが新規に作り直されており、初心者でもすぐにドリフトのコントロールができるようになるという。H型6速ギアボックスの採用により、本格的な雰囲気でドライビングが楽しめる。

龍華麻雀(ロンファマージャン)

 センターユニットと最大8台のステーションで構成されるメダル麻雀ゲーム。ステーションには、タッチパネル付の20インチ大型液晶モニターを搭載。ゲストプレイ、パスワードプレイの2通りが用意されており、パスワードプレイでは戦績、技量レベル、ランキングが閲覧できたり、過去にクリアした役によってはボーナス配当が獲得できる。

 プレイ前に一定枚数のメダルをBETしておけば、満貫以上の役でアガったときにボーナス配当が加算される「満貫突破ボーナス」、画面上に指定された役をアガると発生する「指定役ボーナス」などのフィーチャーが用意されている。また、特定条件を満たすと特別ゲームに挑戦でき、結果によって「龍華BATTLE/龍華CHANCE」が発生。最大9,999枚のメダルが獲得できる。

アイドルマスター(参考出展)

 アイドルプロデュースシミュレーションゲーム。3Dポリゴンで描かれた、それぞれタイプが異なる9人のアイドル候補生から、好きなメンバーを選んでユニットを結成。歌、衣裳、ステージ衣裳などを組み合わせて、自分だけのオリジナルアイドルユニットが作れる。ユニットデータは、専用リライタブルカードに記録される。カードは全部で10種類が発行される予定。

 ユニットを組んだら、次はアイドルたちにレッスンを受けさせる。レッスンは5種類があり、その時々で行なわれる何気ない会話により、彼女たちのモチベーションが変化。頂点を極めれば秘密のストーリーが明らかになるという。オーディションはネットワーク対戦形式で、全国のプレーヤーがライバルになる。

 9人のアイドル候補生たちは、いずれ劣らぬ美少女揃い。声色や仕草は、良くいえばキャッチーで、悪くいえばベタ。とはいえ、美少女ゲームが三度のメシより好きな人ならば、こうした王道ともいえるキャラクタ展開に、思わずニンマリしてしまうだろう。参考出展にも関わらず「もはやコレしかない!」といわんばかりの勢いでハマっていた人もおり、正式に発売されるとなれば、さらに大きな反響を呼びそうだ。



□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/


■ エイブル

カオスフィールド

 縦スクロールシューティングゲーム。出展バージョンは完成度60%で、ステージ3までプレイ可能だった。1レバー3ボタンで、Aボタンでショット、Bボタンで斬り、Cボタンでフィールドチェンジを行なう。

 フィールドチェンジとは、敵の攻撃がゆるくアイテムの出現頻度が高い「オーダーフィールド」と、自機の攻撃力がアップする反面、敵の攻撃が激しくなりアイテムが出にくくなる「カオスフィールド」をボタンひとつで行き来するというもの。Cボタンを押した瞬間は無敵になり画面内の敵弾が消滅するが、次の15秒間はフィールドチェンジができなくなる。

 Bボタンの斬りは、現バージョンでは3回まで連続入力が可能。特定の敵弾を消すことができ、攻撃力も高く使い勝手がいい。このほかにもロックオン攻撃など、シューティングゲームが好きな人ならピンとくる要素がたくさん盛り込まれている。消化不良に陥る可能性もあるが、自由度の高さが良い方向に作用すれば、ビギナーからエキスパートまで幅広い層に受け入れてもらえるかもしれない。今春稼動予定。

NEED FOR SPEED(参考出展)

 PCやコンシューマでおなじみのレースゲーム。ドラッグレースがモチーフで、極限までチューニングしたモンスターマシンでスピードの限界に挑戦する。最大4人まで同時プレイが可能。

 登場車種は、シボレー、BMWなど、日本でもなじみのあるメーカーが実名で登場。ドラッグレースがモチーフだが、サーキット、市街地、オフロードなど多彩なコースでレースが楽しめる。6個のサラウンドスピーカーが搭載されており、立体的かつ迫力のあるサウンドも特徴のひとつ。

□エイブルのホームページ
http://www.able-corp.com/


■ アトラス

美咲(みさき)

 「やまとなでしこ」の後継機種。2種類の型抜きと自動カーテンの採用により、15通りのパターンが選択可能。カメラは、定番の上カメラにくわえ、ローアングルカメラが復活。より多彩なポーズで撮影が楽しめるようになっている。なお、ユーザーの立ち位置に関わらず十分な光量が得られるよう配光環境にも十分な配慮がなされている。

 「カメラマンモード」では、ギャル、姫様、インストラクター、ホスト、占い師など、8人のカメラマンから好きなひとりを選択。ナレーションは各カメラマンごとに2通りが用意されており、質問に答えるだけで、その日の気分にあわせたセリフやポーズなどの演出が行なわれる。各カメラマンごとに個別の特典フレームもある。「美咲モード」では、カーテン色、型抜き、カメラ位置やアングル、種類などが自由に選択可能。

ラッキースター(参考出展)

 子供向けの飲料自販機。子供の目線にあうようコンパクトに作られた筐体に、購入するとオマケでスーパーボールが払い出されるといったアミューズメント性を付加した製品。払い出されたスーパーボールが“当たり”に入ると、ボールがもうひとつもらえる。

 商品の冷却には、ノンフロン電子保冷方式(ペルチェ)を採用。当たりクジつきの飲料自販機は今でも相当数が稼動しているが、本機は“子供”にターゲットを絞っているのがポイント。コンパクトな筐体は、ガチャガチャ筐体のようにホームセンターなどの狭い空きスペースにも導入できそうだ。

□アトラスのホームページ
http://www.atlus.co.jp/


■ オムロン

百花絢爛(ひゃっかけんらん)

 CG動画と撮影した映像を重ねて映すことが可能な新型プリントシール機。600万画素のカメラ、タッチパネル式の15インチモニタと15インチ液晶パネル、2個のデジタイザを搭載。ライティングにより目や輪郭をクッキリさせたり、首の下の影を消すなど、美しさを演出する撮影が可能になっている。

 CG動画を使った「テーマ撮影」では、海中、草原、ホラーなど12種類のテーマを選ぶと、3つのバリエーションと背景カーテンが自動的に決められる。花びらが舞い散ったり、熱帯魚が泳いだり、そよ風になびく草花など、合成処理でその場にいるかのような気分が味わえる。撮影モードは、このほかにも「ノーマル」、「よくばり」、「こだわり」が用意されている。

 撮影コーナー、落書きコーナーのほか、シール画像を携帯電話に転送したり、着信メロディがダウンロードできる「お楽しみコーナー」を新設。これにより、シール印刷の待ち時間も退屈せずにすむとしている。

ペパロボ(参考出展)

 専用景品として、キャラクタの「ペーパークラフト」が払い出される子供向けアミューズメントマシン。シンプルなゲームで、景品は結果に関係なく払い出される。

 ペーパークラフトを扱った子供向けマシンはこれまでにも存在したが、こちらはゲームよりも「景品」に主眼が置かれているのが特徴。ゲームで遊んだあとは、親子で仲良くペーパークラフトを作ろう、というわけだ。

 参考出展につき、筐体デザインなどは変更される可能性があるが、丸みを帯びたデザインと優しい色使いが親しみやすく、このまま正式発売されてもおかしくないクオリティ。ペーパークラフトの種類も色々と応用がききそうで、気になる人は一般公開日にチェックしておくといいだろう。



□オムロンのホームページ
http://www.omron.co.jp/


■ バンプレスト

アンパンマンとおそらのパトロール(参考出展)

 ゴンドラに乗って、アンパンマンと一緒に空へふわりと浮き上がるアミューズメントマシン。浮き上がるといっても実際に飛ぶわけではなく、ハンドルを右に回すと上に、左に回すと下にゴンドラが動く。

 ただし、その上昇っぷりがハンパではなく、もっとも上までゴンドラをあげたとき、最上部は約3m60cmに達する。「酔った大人が勢いで乗ることもありそうだけど、そのあたり、どうなんだろう?」と念のため確認してみたところ「通常は大人ひとりと子供、約150kgを想定しているが、テストでは400kg~500kgまで耐えた」と頼もしいコメントがかえってきた(だからといって絶対に試したりしないように!!)。

 搬入する際、出展ブース内の天上フレームにぶつかるため、アンパンマンの飾りを一度外さなければ入らなかったほどボリュームがあるマシンだが、高さがあるだけで設置面積は意外と小さい。上から見る風景はなかなかのものだということで、興味がある人はいちど体験してみるといいだろう。

それいけアンパンマン ねらって! たまいれ

 バケツをもってフラフラゆれるアンパンマンめがけてボールをぶつける……じゃなくて(これも絶対に真似しないように!!)バケツにボールを放り込む子供向けアミューズメントマシン。

 子供向けなだけに、アンパンマンの動きは決して意地悪ではなく「ほらほら、こっちだよ~♪」と楽しげなのがポイント。ゲームが終わったあとは、結果に関係なく景品が払い出される。

□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/


□AOUのホームページ
http://www.aou.or.jp/
□関連情報
【2月20日】AOU2004 アミューズメント・エキスポ開幕。オンラインとカードの融合タイトルがさらに増加
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040220/aou1.htm

(2004年2月20日)

[Reported by 北村孝和]


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