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SCEJ、水をテーマにしたアクション「うお 7つの水と伝説のヌシ」

2004年初夏 発売予定

価格:未定

主人公の「ウオ」と長老のカッパ
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントはプレイステーション 2用水のアクションアドベンチャー「うお 7つの水と伝説のヌシ」を今年の初夏に発売する予定。価格は未定。制作は株式会社SEGAWOWが担当している。

ヌシのお願いを聞いてあげないと根付は手に入らない
 本作は、サカナと水をテーマとした簡単操作のアクションゲーム。プレーヤーは1匹のサカナとなり、不吉な予兆を感じた水辺の長老「カッパ」によって選び出された主人公は、カッパの言いつけに従い、古より水辺を守ってきた「ヌシ」たちに会い、「根付」と呼ばれる像を集めるために旅立つ。根付を手に入れるためには、ヌシたちのお願いやお使いをこなす必要が出てくる。病気の子供のための薬草探し、水位の変更や囚われのヌシを救出するなど、その内容はさまざま。そして根付を全て集めた先に待ち受けるウオの運命とは……。

【ヌシたち】
長老のカッパ カメ カエル
ハイギョ シーラカンス オオサンショウウオ

襲われたらレバガチャで脱出を試みよう
 サカナとして厳しい世界を生き残るためには、まず食べ物を手に入れ、食べることから始まる。水中にいる魚類、両生類、甲殻類、昆虫など100種類以上の生物が登場する。彼らを食べるためには、L1ボタンでロックオンし、それを押したまま、×ボタンで獲物に接近。□ボタンでパクッといくという操作が基本となる。

 ひと口で食べられない場合は、2本のアナログスティックをガチャガチャ操作することで、弱らせてから□ボタンで食べるという方法を取る。自分より大きな生物に対しては、ロックオンした後、○ボタンで攻撃できる。弱った相手はひょっとしたら食べられるかもしれない。逆に襲われたときは、アナログスティックをガチャガチャして脱出することも必要となる。

狙いを定めて近づいて…… パクッと食べてしまう 獲物以外にもロックオンできるときは、何かあるときだ

ジャンプして首を振る。これでもルアーは外れるらしい
 また、場所によっては釣り人の仕掛けるルアーを食べてしまうこともある。もし引っかかってしまったときは即座に応戦! 釣り人は前、左、右と3つの方向どこからかラインを引っ張っている。方向がアウトラインの色が赤く変化。エフェクトが表示され、タイミングよく○ボタンで攻撃すると、ラインにダメージをあたえることができる。ラインを切ることができれば、くわえていたルアーはコレクションに加えることができる。また、水中から高くジャンプして、□ボタンの連打で首を振ることで、ルアーをはずすこともできる。

 釣られるかどうかは、最終的にライフの残量と確率計算によってウオの運命が決まってしまうようだ。ライフが減らないように獲物を食べ、ライフが減ったらその場で静止し、食べ物を消化することで回復するというサバイバル要素も加味されたシステムになっている。

ルアーに引っかかったら、ラインの方向を探ろう このエフェクトのときに○ボタンで攻撃だ 見事ラインを切ればルアーが手に入る

 コレクション要素も用意してある。食べた生物はポーズメニューから、場所ごとに整理された「たべたもの図鑑」で参照することができる。ルアーも100種類が収集できるようになっている。生物にはそれぞれ生息域が存在し、擬似的な生態シミュレーションによって行動しているという。

メインメニューから見られる「たべたもの図鑑」 具体的な解説で生物にも詳しくなれる? ルアーもコレクションが可能となっている

水の中も危険がいっぱい?
 水の中、水辺には流れ込みや滝など、困難がいろいろ待ち受けている。ウオは3段までジャンプが可能。ピチピチと飛び跳ねることで障害を飛び越えたりもできる。また、獲物以外でロックオンできるものもあり、ロープを切ってみたり、アイテムをゲットしたりといろんなアクション要素が満載。時には岩がごろごろ沈んできたり、流れに逆らって川を上るシチュエーションも出てくる。ただスイスイと泳ぐだけでない、多彩なアクションもこのゲームならではの魅力だ。

ウロコでウオは成長する
 また、水辺のどこかに隠されている「ウロコ」を見つけることで、ウオが成長していく要素もある。体のウロコ(緑)は体力、ライフの最大値をアップさせるし、おなかのウロコ(黄)はおなかの最大値をアップ。ひびきのうろこ(青)はロックオン距離がアップし、ちからのウロコ(赤)はアゴの強さをアップさせる。さらに、ひかりのウロコ(白)は、体力がゼロになり、釣り人に釣られてゲームオーバーになったときに1枚消費することでコンティニュープレイが可能なアイテムになっている。ひかりのうろこは一定数の生物を集めることで、カッパからもらえるという。

 水中、しかもプレーヤーがサカナということで、新しいアクションが満載されているこの作品。実際にプレイしてみたところ、グラフィックも透明感あふれるものに仕上がっており、統一された操作系は一度覚えれば十分応用が利く。また、従来にはないアクションは新鮮味にあふれていた。

 根付を集めるとどんなことが起きるのか、そして水辺を襲った危機の真相は……ストーリーの先も気になる、挑戦が感じられるタイトルになっているのではなかろうか。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□プレイステーションのページ
http://www.playstation.jp/
□製品情報
http://www.playstation.jp/scej/title/uo/

(2004年2月4日)

[Reported by 佐伯憲司]


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