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【本日発売】リアルタイムADV・エコーナイトシリーズ最新作 |
価格:6,800円
株式会社フロム・ソフトウェアは、プレイステーション 2用リアルタイムホラーアドベンチャーゲーム「ネビュラ -エコーナイト-」を1月22日に発売した。価格は6,800円。
「エコーナイト」シリーズの3作目にあたるPS2「ネビュラ -エコーナイト-」の舞台は、月面の施設。1作目「エコーナイト」の舞台である豪華客船、「エコーナイト #2 ~眠りの支配者~」の洋館といった既存シリーズの世界観からあえて脱却し、近未来SFテイストのホラーアドベンチャーを作り上げた。
「ネビュラ -エコーナイト-」でも「対象の亡霊に関連する謎を解いて、霊を成仏させる」というパターンはシリーズそのまま。3D視点の操作も直感的でわかりやすく、アクション性はそれほど高くない。じっくりと謎解きに専念できるアドベンチャーといっていいだろう。今回は「ネビュラ -エコーナイト-」のプロローグとゲームシステムを中心に解説していこう。
■ -プロローグ-
主人公の婚約者クラウディア・セルファーのウェディングドレス姿。彼女を探し出すことがゲームの目的 |
当時、月面における新資源発掘の報道が話題になっていた。
新種の鉱石は、今後の宇宙開発に多大な影響を及ぼすと発表され、月施設での労働者募集が謳われていた。
ひとしきり話題になった月資源の情報は、しばらくすると情報が途絶え、人々の記憶からは忘れ去られようとしていた。
そうしたある日、月面軌道上を航行中の宇宙旅客機が突如その消息をたった。
懸命の捜索にも関わらず、機体は発見されることはなかった。
乗客の中には、宇宙での結婚を約束した二人、リチャード・オズモンドとクラウディア・セルファーの名があった。
暗闇の中、リチャードは目を覚ました。
傍らにいるはずのクラウディアの姿はなく、闇になれてきた目に映ったのは無残に荒れ果てた旅客機の内部だった……。
誰も居ない、廃墟と化した月の施設。主人公はそこに残る様々な死せる魂と出会い、恐怖と悲しみのなか、恋人の姿を探し求める。
■ ゲームシステム ―心拍数が上がり過ぎるとゲームオーバー
「ネビュラ -エコーナイト-」では、登場する亡霊を攻撃して倒すことはできない。亡霊を排除して先に進むには、霊たちに関連する謎を解き、関連アイテムを差し出すなどして霊を“昇天”させる必要がある。霊を昇天させる方法は、霊からダイレクトに「○×を持ってきて欲しい」と依頼されるケースや、施設内の記録から推理するケースまで、さまざまなパターンがある。
プレーヤーが亡霊に遭遇すると、画面左下に表示される心拍数が上昇しはじめる。心拍数が300を越えるとプレーヤーは死亡してゲームオーバー。心拍数は走ることでも上昇するため、走りすぎたところに悪霊と遭遇してしまうと一気に窮地に陥るなど、非常に緊迫したシチュエーションが味わえる。
霧とともに登場する霊の中には、プレーヤーに襲いかかってくるタイプも存在する。霊を鎮めるアイテムを所持していない場合は、まず霊と距離をとること、つまり“逃げる”ことが一番の解決策だ。また、アイテムで悪霊の想いをかなえてやると、重要なメッセージを喋りだすこともある |
■ 監視カメラを使い、謎を解き明かす
施設内には監視カメラが設置されており、モニターから施設の各所を調査することが可能。モニターには霊も映るため、あらかじめ霊の出現ポイントをチェックして予防策を講じることもできる。
室内の一部をズームすることで、アイテムなどが発見できる。アドベンチャーで詰まると移動が面倒くさくなるが、このシステムなら移動の手間が省けそうだ | モニターで霊をチェックし、移動範囲や状態などを確認。また、監視カメラが亡霊たちの記憶を再生することもある。月の施設で一体何が起きたのかは、この監視カメラが物語る |
□フロム・ソフトウェアのホームページ
http://www.fromsoftware.co.jp/
□「ネビュラ -エコーナイト-」公式サイト
http://www.nebula-en.net/
□関連情報
【1月20日】フロム・ソフトウェア、PS2「ネビュラ -エコーナイト-」ゲーム中に映画「パラサイトドールズ」広告が登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040120/from.htm
【2003年12月12日】フロム・ソフトウェア、PS2「NEBULA -ECHONIGHT-」2004年1月22日に発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031212/from.htm
(2004年1月22日)
[Reported by 福田柵太郎]
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