|
「第19回次世代ワールドホビーフェア」大阪で開幕!! |
会場:大阪ドーム
毎年年明けに全国を縦断する形で各地で開催されるイベント「次世代ワールドホビーフェア」が今年も大阪を皮切りに開幕した。今回第19回目となる「次世代ワールドホビーフェア」だが、18日に大阪ドームで開催されたあと、24日、25日には幕張メッセ、2月1日にはナゴヤドーム、2月8日には福岡ドームで順次開催される。動員目標が35万人というモンスターイベントだ。
2003年1月に行なわれた第17回次世代ワールドホビーフェアでは、昼過ぎになっても行列がドーム横の河原まで繋がるほどの盛況ぶりだったが、昨年よりは入場の行列も少なくなり、少し落ち着いた雰囲気だった。とはいえ、子供に人気のコンテンツを一堂に集めただけあって会場内は大変な人出で、歩くのもままならない通路もある人気ぶり。
この春までに発売される新作がズラリと並んだ今回の次世代ワールドホビーフェアだが、エニックス・スクウェアのブースではPS2版「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」とGBA用「キングダムハーツ チェインオブメモリーズ」が並んだ。それもプレイアブル版ということで、ぜひとも楽しんでみて欲しい。スクウェア・エニックスのブースではここ最近のイベントで「剣神ドラゴンクエスト」の「スライム100」を使い優秀な成績を出したプレーヤーにぬいぐるみをプレゼントするイベントを行なっているが、今回も行なわれていた。このほかGBA「スライムもりもりドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団」も出展されている。
チュンソフトのGBA用新作「ネットサル」も楽しむことができた。「シレン」シリーズに登場するカワイイモンスターキャラクタの看板が目印で、ブース内ではゲーム大会なども行なわれていて、じっくりとゲームを楽しむことができるようなっている。「ネットサル」はモンスターを操ってフットサルをするわけだが、催眠術をかけたり、妨害工作ありのスポーツ大会となっている。モンスターを育成することもでき、熱い戦いが展開されそうだ。
「ロックマン エグゼ4」が大人気のカプコンブースはバトルチップのコーナーとタイムアタックコーナーに長蛇の列ができた。またハドソンブースではPS2、GC用の「ドリームミックスTV ワールドファイターズ」が中心だが、4月29日発売の新作PS2「ボンバーマンカート デラックス」の試遊台にも行列ができていた。
■ 「ゾイドインフィニティ」プレイアブル版で登場。対戦が楽しめる
トミーブースでは、アーケードゲームの新作として期待の作品のひとつ「ゾイドインフィニティ」の試遊台が出展された。東京ゲームショウ2003で発表されたのだが、筐体のイメージなどが発表されただけで、プレイアブル版は今回初めてのお目見えとなる。ゾイドを操縦できるということでかなりの行列ができあがっていた。
「ゾイドインフィニティ」はライガーゼロ、シールドライガー、セイバータイガー、ゴジュラス、レッドホーンなど人気のゾイドを操縦し対戦する。今回のイベントでも筐体が2台用意されており、対戦することが可能となっている。稼働後もゾイドはドンドン追加されていくようだ。
筐体はゾイドをイメージしたもので、目が光っていてカッコイイ。ツインスティックだが片方のスティックで移動を行ない、両方のスティックを同時に前方に倒すとジャンプ、両方のスティックを横に同時に倒すとステップなどの動作を行なう。
同作品では対戦データなどを記録するIDカードを使用するが、会場にはこのカードベンダー筐体のモックアップも置かれていた。新規カードの発行は300円でパイロット名を決定し、“ヘリック共和国”、“ガイロス帝国”、“ネオゼネバス軍”から勢力を選択。乗るゾイドを選択し、ゾイドに命名、装備を決定すればカードが払い出される。会場に展示されているのはモックアップなので、このカード作成はできない。
比較的簡単な操作で自由に操作できる爽快感がゲームの特徴のようだ。かなりの人気コンテンツだが、一度体験してみてはいかがだろうか。
ついに発表された「ゾイドインフィニティ」2台筐体が並べられ、対戦乱入という形で対戦プレイが可能となっていた。筐体もゾイドをイメージしたもの | ライガーゼロやゴジュラス、アイアンコングといった人気の高いゾイドがズラリとそろい、操縦することができるようになる | ゾイドインフィニティはプレーヤーの成績などを記録するIDカードがカードベンダーによって記録、データを読み込むことができる |
■ Real Dream Doraemon Project第1弾「ドラえもん・ザ・ロボット」
小さい子供に大人気
14日に発表されたバンダイの「ドラえもん・ザ・ロボット」だが、ほぼ製品版と思われるバージョンが出展されていて、色々と遊ぶことができる。とにかく騒々しい会場内なので、ドラえもんの声が聞き取りづらいのだが、光センサーや各種センサーに反応して色々と動き回っている。この商品はバンダイブースではなく、映画などドラえもんの商品を集めた「ドラえもん」ブースに出展されている。
ブース内には中を眺めることができる透明のドラえもんも置かれていて興味深い。足の裏のローラーで動き回り握手や頭を撫でるなど遊ぶことができる。また同製品にはどら焼き型のコントローラが用意されていて、ある程度は操縦が可能となっている。
「ドラえもん・ザ・ロボット」はReal Dream Doraemon Projectの第1弾。最終的には本物の「ドラえもん」を作り上げようという壮大な計画の第一歩となるこの商品。まずは自分の目で確かめてみて、いっしょに遊んでみてはいかがだろうか。
14日に発表され話題となった「ドラえもん・ザ・ロボット」。本当の声 (大山のぶ代さんの声) で喋ることもあって小さい子供に大人気。なかなか離れようとしなかった | ブースには透明の「ドラえもん・ザ・ロボット」も飾ってあった。いっしょにどら焼き型コントローラも展示 | 普通にしていても喋ったりお話ししたりしているが、こうやってどら焼き型コントローラで操作することもできる |
■ セガブースではPS2版「ASTRO BOY 鉄腕アトム」が初出展
セガブースはテレビシリーズも好調で子供達の注目度も高いソニックシリーズ2作品「ソニックヒーローズ」、「ソニックバトル」を中央に、圧倒的な人気の「ムシキング」などを配している。
しかし、今回もっとも力が入っていると思われるのが「ぷよぷよフィーバー」だろう。バルーンにも発売日が書かれ、2月4日がぷよの日であることをアピール。試遊台はPS2用とGC用が置かれていて、いずれも変わらず楽しむことができる。もちろん対戦が可能で、友達と盛り上がるユーザーも見受けられた。もともと有名なゲームなだけに、その認知度は高く行列もかなりのものだった。
このほかではすでに昨年末に発売されたGBA用「ASTRO BOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密 」と、3月18日発売予定のPS2用「ASTRO BOY 鉄腕アトム」が両方とも出展されている。「ASTRO BOY 鉄腕アトム」は3Dアクションゲームだが、フィールドが広いため、小さな子供は若干迷っている場面もあった。
だが、単純に殴ったりフィンガービームを放つだけでなく、敵をつかんで引っ張り回すといった多彩なアクションが可能な所が面白そうだ。さらに、すでに報じているようにHavokの物理演算システムミドルウェア「HAVOK2」という物理エンジンを搭載しているだけに動きがリアルで、アクションだけでも十分面白い。フィールド内には攻撃によって壊れるオブジェクトも用意されている。
■ このほかにもナムコ「塊魂」、コナミ「クラッシュバンディクー 爆走! ニトロカート」などなど
このほかにも各ゲーム会社のブースでは、発売間近なゲームを遊ぶことができる。とにかくどのブースも人だらけなので、遊ぶことは難しいかもしれないが、発売前にプレイできる貴重な機会なので、ぜひともチャレンジしてみて欲しい。
(2004年1月18日)
[Reported by 船津稔]
GAME Watchホームページ |
|