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Mystix Studios、「Besieger」を日本語版で3月11日に発売
包囲戦、攻城戦をモチーフしたロシア産3DRTS

3月11日発売予定

価格:オープンプライス

 株式会社シャルラクプラスの海外ゲーム部門Mystix Studiosは、ロシアのデベロッパーPrimal Softwareが手がけたリアルタイムストラテジー「Besieger」を日本語化して3月11日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格はオープンプライス。

マップ上にごま塩のように点在しているのがユニット。中央には帆船風の飛行船が浮いている
 「Besieger」は、そのタイトルが示すように街や城を対象にした包囲戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。モチーフとしては、Gathering of Developersの「Stronghold」に近いが、「Besieger」は中世は中世でも中世ファンタジーとなっており、騎士やバイキングといった中世世界の戦士たちが活躍する一方で、魔界のモンスターやウィザードといったファンタジー世界の住人も数多く登場する。

 グラフィックはフル3Dを採用し、さらに世界の隅々までエピックスケールで描いている。また、従来のRTSではクォータービューという視界の制限から無視されてきた太陽や雲といった空の表現も、時間の経過の表現も含め実に丁寧に描いている。

 この結果、推奨スペックがCPUはPentium 4 2.4GHz以上、ビデオカードはビデオメモリ128MB以上のDirectX 9互換カード以上、というRTSとしては過去最高レベルに負荷の高い仕様になっている。ゲームでは陸上戦だけでなく、飛行船や飛行ユニットなどによる空中戦も行なわれるなど、懐の深いRTSであることがわかる。

 同作のもうひとつの特徴として挙げられるのが、RPG要素の高いゲームデザインで、ユニットにはレベルの要素があり、一定の値までレベルを上げることでクラスチェンジも可能になる。仕様を見る限りでは、「Warcraft III」と「Stronghold」の持ち味をミックスし、それをエピックスケールで展開させるという気宇壮大なRTSのようだ。

 ちなみにモスクワに本拠を置くPrimal Softwareは、すでにいくつか実績があるもののRTS分野では新進のデベロッパーで、この要素をいかにうまく消化し、ゲームとして取り込めるかが注目されるところだ。

内政、決戦、攻城戦。さまざまな要素が盛り込まれている贅沢なRTSだ

(C) 2003 Primal Software. All Rights Reserved.

□Mystix Studiosのホームページ
http://www.mystixstudios.com/

(2003年12月26日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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