【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

サミー、映画「7人の侍」をモチーフにした
PS2「SEVEN SAMURAI 20XX」CMにはSAYAKAを起用

12月19日 発表

【SEVEN SAMURAI 20XX】
2004年1月8日 発売

価格:6,800円

 サミー株式会社は、2004年1月8日発売予定のプレイステーション 2用アクション「SEVEN SAMURAI 20XX」のCMにタレントのSAYAKAさんを起用したと発表した。都内で行なわれた発表会場にはSAYAKAさんも訪れ、CM撮影秘話などを明かした。

 「SEVEN SAMURAI 20XX」は、黒澤明氏が監督した映画「七人の侍」をモチーフに制作されている。さらにはキャラクターコンセプトを世界的に有名なアーティスト、メビウス・ジャン・ジロー氏が担当。音楽に関してもオープニング、エンディングテーマに日本を代表する坂本龍一氏を起用。豪華なスタッフによる作りとなっている。制作を担当したのはディンプス。これまでにプレイステーション 2版「ドラゴンボールZ」、ゲームボーイアドバンス版「ソニックアドバンス」などを手掛けてきている。

 「SEVEN SAMURAI 20XX」の舞台は未来世界。ヒューマノイドと呼ばれる人と見分けが付かない精巧な機械生命体が存在する世界。バランスが取れていたヒューマノイドと人間だが、ある事件をきっかけにバランスを崩してしまい、暗黒の時代に突入する。主人公であるナトは、謎の少女ヒナタをヒューマノイドから助けるために戦いに巻き込まれていく。

 ゲームのコンセプトは“斬る”というアクションにある。システム的には、どんどん攻撃を連続的に加えていくジャストアタック、敵の攻撃にあわせてタイミング良くガードすることで敵のガードを崩すジャストガード、敵の背後に回り込むことができるジャストステップ。この3つをうまく使い、連続攻撃を仕掛けていくことになる。しかし通常では刀1本で戦闘することになるが、ジャストアタック、ジャストガード、ジャストステップを使うことで“連殺タイマー”をため、“二刀流”モードに突入することでガンガンと敵を倒していくことができる。

【スクリーンショット】
オープニングムービーから。未来世界を描いているが、コンセプトベースとなるのは映画「七人の侍」。どういった風に活かされているかが気になるところ
ゲーム画面から。攻撃の「ジャストアタック」、守りの「ジャストガード」、避ける「ジャストステップ」とこれらをタイミング良く組み合わせることで攻撃力の威力が増す“二刀流”モードに突入



オープニングとエンディングを担当した坂本龍一氏のビデオインタビューが上映された。「メロディラインは、ここ数年で最もイイ出来」と自信たっぷり
 発表会では、音楽を担当した坂本龍一氏のビデオコメントが上映された。坂本龍一氏は冒頭で「日本から輸出できるものといえば、ゲームそしてアニメ。音楽は残念ながらそこまでいかない」とコメントし「僕もゲーム機を引き出してきて、ゲームの操作を教えて貰おうかなと思う」と続けた。

 オープニング、エンディングテーマについては「映画『七人の侍』をやり直すぐらいの意気込み」で取り組んだという。その結果については「よくできていると思う。日本の和楽器を使用するなど、僕にとっても画期的」と自信たっぷり。エンディングテーマについては「メロディラインについては、ここ数年でピカイチの出来」と自信を覗かせた。

 ここで発表会場に登場したSAYAKAさんは、CM起用について「坂本龍一さんなど一流の人が参加していることもあってプレッシャーを感じた」とコメント。映画「七人の侍」については「このCMのお話を頂いて、初めて観た。長編でものすごく長いのに一気に観た。カメラワークもスゴイし、モノクロ画面なのに臨場感があって、『この迫力はいったい何なんだろう』と思った。勉強になりました」と感動したという。ゲームについても「オープニングのCGとかすごくて、全部クリアしたいと思った」とコメントを加えた。

 CMについては「守ってあげたいというイメージの中にも、“強さ”を表現したかった」と説明。CMでは最後に「私のために死んでくれますか」というドキッとするようなセリフが用意されている。この決め台詞がポイントとも言えるが、SAYAKAさんは「これまで自分が演じてきたセリフの中で、ここまで力強いのは初めて。このセリフを泣き叫ぶということで、難しくて自分にとって課題だった」という。CM撮影は吐く息も白く濁る寒い雨の中行なわれたが、このシーンだけでも10テイク以上撮影され、自分で納得いかない時は自分から歳撮影を申し出たという。SAYAKAさんは「CMは短い時間の中に映画のように伝えたいことを込めないといけない」とコメントし、気持ちのこもったCMとして完成したようだ。

 その苦労のかいあってか、会場で公開されたCMは迫力満点のものとなっている。鎧を着て侍役で登場するバージョンや町娘として登場するバージョンなど、SAYAKAさんが登場するCMだけで3種類が存在する。このほかにも、SAYAKAさんが登場しない、少し捻った「サバンナ編」と呼ばれるバージョンも存在する。こちらも会場で公開されたが、これを見たSAYAKAさんは笑いながら「存在は知っていたけど初めてみた。ちょっとやられた感じ」とコメント。これらのCMは12月29日から放送されることが決定しているので、楽しみにして欲しい。

【スクリーンショット】
左写真はCMのショット。そして右の2枚がCM撮影の現場のショット。「七人の侍」ということで雨の中の撮影となっている。かなりの寒さだったとか。真剣に演技の確認をするSAYAKAさん
こちらはスチールの撮影。左写真は侍役で鎧を着たところ。真ん中写真は町娘役の格好でゲームをプレイし、こちらに向かってニッコリ
【発表会でのショット】
発表会にはCMでも使われた、ふわふわなファーのついた真っ白な衣装 最後にはCMでも使用された刀をもっての撮影が行なわれた 会場にはSAYAKAさんのポップも置かれていた


(C)Sammy / Dimps Corporation 2004
(C)KUROSAWA PRODUCTION Inc./ Character concept by Moebius / Opening & Ending Theme Music by Ryuichi Sakamoto

□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/japanese/
□「SEVEN SAMURAI 20XX」のページ
http://www.sammy.co.jp/japanese/product/game/consumer/samurai/

(2003年12月19日)

[Reported by 船津稔]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.