「ハイパーストリートファイターII」の注目度は高かった。懐かしさにつられてプレイする人も多く、連勝する強者も

「ハイパーストリートファイターII」（写真はPS2版）

　株式会社カプコンは、アーケードゲームの新製品を集めた「新製品内覧会」を同社東京支店を会場に開催した。

　まず、2004年稼動予定のビデオゲーム新製品として、「ハイパーストリートファイターII～アニバーサリーエディション～」が参考出品で展示されていた。

　「ハイパー～」は、「ストリートファイターII」から「スーパーストリートファイターIIX」までの任意のキャラクタが同時に対戦できるという、「ストII」の集大成ともいえる作品。12月18日にプレイステーション 2でも発売される同作は、AC版の基板として「CPS2」が使用されており、細かいことを言えば、オリジナルでいえば「スーパーストリートファイターII」から同「X」と同じものが採用されている。ひょっとしたら、より再現性が高いのではなかろうか? という可能性は否定できない。

　まだ開発度が100%ではなく、バランス調整を含めて制作中であることから、「初代」、「ダッシュ」、「ターボ」、「スパII」、「X」キャラがの6世代が絡むとどうなるのか、“ピヨリ”の処理やヒット判定など、細かい仕様がどう決まるのかが楽しみな作品。実際試遊してみたが、初代の飛び道具のない春麗と「X」の春麗の戦いや、弱キックと強パンチの同時押しアッパーが使える「ターボ」のリュウ、ケンの操作感覚など、懐かしさと組み合わせの新しさに来場者の注目度は高かった。家庭用で友達とプレイするのも楽しいが、やはりアミューズメントセンターで戦うことが楽しかった作品だけに、現在現役稼動中の歴代シリーズと合わせて、「CPS2」で安価に展開したいという意図で発売に踏み切ったという。

　ほかには、メダルゲームの新作シリーズとして展開する「MEDALUTION」シリーズの第1弾として「ちびまる子ちゃん『みんなですごろく遊び』の巻」が2004年2月発売予定で展示されていた。LCDパネルを利用したすごろくゲームとなっており、「ともぞう心の俳句」や、福引券を集めての大量メダルチャンスなど、じっくり楽しめる作品に仕上がっている。「MEDALUTION」シリーズ第2弾は、「スーパーマリオ とれんじゃーハンター（仮称）」で、こちらは2004年3月稼動を予定している。

稼動中のパズルゲーム「このeたこ」	「MEDALUTION」シリーズ第1弾「ちびまる子ちゃん『みんなですごろく遊び』の巻」	稼動中のプライズゲーム「メチャトレキング!」はジャックポットで大量の景品がゲットできる仕掛けが面白い

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「ストリートファイター」15周年記念公式ページ
http://www.capcom.co.jp/sf15th/
□関連情報
【11月4日】ストリートファイター15周年クラブイベント開催決定
PS2「ハイパーストリートファイターII」試遊台も設置
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031104/sf15th.htm

(2003年11月27日)

[Reported by 佐伯憲司]

GAME Watchホームページ

Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします