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★ピックアップ アーケード★
正式稼動から、約1カ月半が経過。巷のゲームセンターでは、すでにメンバーの大半が新レアカードという人も少なくない今日この頃だが、今回は連載第1回目ということで、まずは新バージョンにおける変更点を中心にお届けする。 基本システムに大きな変更点はないため「これから始めたい」という人は、まずは昨年末まで掲載していた「WCCF 2001-2002」連載記事(全13回)に目を通していただければ幸いだ。
※注 …… 本記事の内容は、あくまでも筆者自身がプレイして感じたことに基づいて記述しているものです。状況やカードなどさまざまな要因により、記事どおりにすべてが機能するわけではないことを、あらかじめお断りしておきます。
■ 「WCCF 2002-2003」の新要素 まずは、主な新要素をざっとリストアップしてみよう。
「IS」は、イタリア国籍以外のセリエA所属選手をピックアップしたもの。「IT」は、2002年ワールドカップのイタリア代表メンバー。「LE」は、過去セリエAに在籍した経験があり、なおかつ現在他国リーグで活躍している選手。「IS」、「IT」は各16種類あるが「LE」については明らかにされていない。
「監督」の名前と生年月日は、その場のノリや勢いだけで決めないほうがいい。なぜなら、一度決めたら二度と変更がきかないからだ。CPUが名前を決めてくれる「おまかせ」もあるが、思い入れをもってプレイし続けるつもりなら、やはりきちんと設定しておきたい。 「推定年俸」は、監督の実績を年俸で示したもの。フレンドリーマッチをのぞき、試合に勝てば加算され、負ければ減額される。カップ戦に優勝すればボーナスが与えられる。加減額は、試合内容、現在の年俸、チームの顔ぶれで変化する。これは有能な選手=高給取りという図式があるため。レアやスペシャルカードだけでチームを固めていると、勝ったときに加算される額が少なく、負けたときは一気に減らされる。 なお、同じ選手カードでも、レアとスペシャルでは前者のほうが高給取り。選手の動きに違いを見出せない人は、素直にスペシャルカードを使ったほうが無難。レジェンドに至っては、ある程度の賞金を稼いでおかないと「財政危機」イベントに見舞われかねない。
「特別ボーナス」は、カップ戦に優勝したり、リーグ戦の成績が良かった場合、全選手にボーナスが与えられるというもの。このとき、選手のモチベーションが、レギュラーカードなら4段階、スペシャルなら2段階、レアなら1段階アップする。レジェンドは変化しない。
「誕生日」は、監督の設定した誕生日になると、選手がやる気を出して全員が「絶好調」になるというもの。選手個人も、自分の誕生日がくると本人のモチベーションが「絶好調」になる。ただし、本イベントは1日に1度きり。同日だからといって、いったんゲームを終了して場所やサテライトを変えても再度発生することはない。 「怪我の期間」は、これまでは1試合で必ず回復していた怪我による影響が、その後も数試合ほど継続するというもの。期間はランダムだが、筆者の経験では3試合以上長引いたことはない。
連携を良くするには「フレンドリーマッチ」を行なうのが最も効果的。それに次ぐ方法として「監督室への呼び出し」があり、効果は小さいが練習メニューでもアップする。なお、「フレンドリーマッチ」も、単に試合数を重ねるだけではなく、連携を強化したい選手同士でパスのやりとりが増えるようフォーメーションを工夫すれば、さらに効率がよくなるようだ。 ただし、こうした努力も「選手同士の相性」が悪いと、強化には相当な努力と時間が必要となる。相性のいい選手同士であればアッという間に白線の色が濃くなっていくが、相性が悪いと50試合を終えても白線が見えないことすら珍しくない。 連携は“必ず太い線で結ばれなければならない”というものではない。たとえ薄い白線さえ出そうにない組み合わせでも、フォーメーションやチーム経験の向上で実質的に連携を強化できる。必要以上に神経質になることはない。
それでも「せめて中心選手だけでも仲良しでまとめたい」という人は、新チーム立ち上げ、もしくは新選手を加入させた直後に「練習メニュー」の「紅白試合」を行ない、すぐに選手の連携をチェックしてみよう。特に相性が良ければ、この時点で薄い白線がつながっているはずだ。
■ 今からはじめても、全然遅くない! 冒頭でも触れたとおり、すでに稼動から1カ月以上が経過。興味はあるものの、取り憑かれたように終日筐体にへばりついて離れない人たちを見て、文字どおり“引いていた”人もいるだろう。だが、稼動初期の狂奔ぶりも一段落し、ぼちぼち落ち着いてプレイできる環境が整いつつある。そんな頃合だからこそ、あえて本作をプレイしてみる、というのはいかがだろうか? 現役プレーヤーの大半が、ポーカーでいえば「ジョーカー(レアカード)の叩き付け合い」と化している現状で、ビギナーに向かって「こっちにおいでよ」と誘うのも、まぁ正直どうかな? と思わなくもない。 だが、こうした閉塞的な状況からスタートするからこそ“朱に染まらない”というか、レアカードまみれで感覚が麻痺したプレーヤーが永遠に気付かないであろうプレイスタイル、さらには純粋な楽しさを見出すことができるのではないか、と筆者は考えている。また、そうしたプレーヤーが増えて欲しいとも願っている。
次回は、スターターから始めても戦えるだけのフォーメーションと、その発展形などをご紹介する予定だ。
※連載第2回は11月21日掲載予定です。
オリジナルカードケースは、今月15日から開催される第2回全国大会「Japan Championship THE 2nd 『WCCF CUP WINNER'S CUP』」で予選参加者にプレゼントされるものと同じです。カラーは4種類ありますが、選択は不可とさせていただきます。どしどしご応募くださいませ。 【応募方法】
応募締切 :11月14日 12:00(正午)まで
※ 応募フォームの送信はSSL対応ブラウザをご利用ください。SSL非対応のブラウザではご応募できません。
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□セガのホームページ (2003年10月日) [Reported by 北村孝和]
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