【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

SCEJ、「みんなのGOLF 4」を収録コースのある川奈ホテルで発表会を開催
叶美香さん「『みんなのGOLF 4』の川奈ホテルコースはスゴイ!」

10月13日開催

【みんなのGOLF 4】
11月27日 発売

価格:5,800円

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、人気ゴルフゲームシリーズ「みんなのGOLF 4」のPress Conferenceを開催した。会場となったのは、同シリーズ初となる実在するコースの収録が行なわれた「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」のある川奈ホテル。「みんなのGOLF 4」のプラットフォームはプレイステーション 2で、11月27日に5,800円で発売される予定となっている。

 まず壇上に登場したエグゼクティブプロデューサーの小林康秀氏は、「私はゴルフが好きです!」と力強く言い切り、「なぜゴルフが楽しいか考えた。それは、コースを攻略する戦略を考えることがひとつ。考えたことを実現できたときの爽快感がふたつめ。最後のパットを決めれば自己スコア更新といったときの緊張感。この緊張感を含め、シンプルなルールの中に楽しさが凝縮されているのがゴルフのいいところ」と力説。小林氏は続けて「ゴルフをやる人はもちろんのこと、ゴルフをしない子供やおじいさん、おばあさんにまでこの楽しさをわかってほしい。そこでゴルフの楽しさを凝縮したゲームを作った」とコメント。

 それでは、4作目にしてどのような進化を遂げたのかについては、「縦軸と横軸に分けて説明すると、横軸はユーザーのチョイスが広がった。「みんなのGOLF 4」では、「みんなのGOLF オンライン」などでも収録されたコースを含めた13コースが収録されたほか、登場キャラクタはプレーヤー、キャディ含め34人と従来の倍以上のボリュームとなる。しかし、小林氏によればそういった物量だけではないという。「今回は“かんたん入力”というモードを導入した。インパクトの瞬間をコンピュータがジャストに計算し、自動的に入力してくれる(これまで3回ボタンを押していたのが2回の入力で打てる)」というわけで、システム的にもユーザーの選択肢が広がり、より幅広い層が楽しめるという。

 この“かんたん入力”については、「川奈ホテルゴルフコースを楽しみたいけどゴルフはできないという人でも楽しめるようにしたかった」という。逆に上級者モードとして、風の強さや向きなどが表示されないモードも用意されており、自分の実力に応じてひとつのコースをいろいろなモードで楽しむことができるということになる。このほかにも風など各種条件を自由に入力してプレイできるトレーニングモードなどもある。

 それではもうひとつの縦軸の進化についてだが、小林氏は「これまでのシリーズ作品は、キャラクタは動いてもフィールドの時間が止まっていた。今回は風が吹けば木が動き、髪の毛がなびく。これはグラフィックの強化だけではない。ゴルフは集中力の必要な競技。風によって心が乱され集中できなくなるときがある。そこを表現したかった」と、単なるグラフィックの強化にとどまらない、ゲームの奥深さを表現するためと説明した。

 また、より戦略性を計算しやすくするために、“L2”ボタンを押すと2打目を打つときのフィールドのグラフィックを表示する機能が搭載されている。これは、今回打つとどこら辺にころがり、そこから次に打つときはどのように計算すればグリーンに乗るかといった計算がやりやすくなるという。これはプロゴルファーのインタビューから取り入れられた機能だという。

 さらにグリーン上においては芝目までデータとして収録されているという。ボールを打つときカップが下った位置にあるときは弱く打つことになるが、「みんなのGOLF 4」では弱く打つと芝目の影響を受け、若干曲がったりすることがあるという。このことから小林氏によると「戦略として、登りのラインを残すようにしなければならない」ことになる。

 実際にプレイした感覚では、これまでのシリーズを楽しんできた人はすぐに楽しめることができるだろう。しかし、その奥には爽快感だけではないリアルさが潜んでいて、よりいっそう楽しむことができるようになっているといえる。

【スクリーンショット】
グラフィック的により派手になっていて、これらのゲーム的な演出もパワーアップしている。しかし手軽な操作でこういったプレイが可能になる点では従来シリーズと変わりはない。また、凝ったプレイをしようと思えば際限なくのめり込んでいけるところが「みんなのGOLF」のコワイところ
エグゼクティブプロデューサーの小林康秀氏。開口一番「ゴルフが好きです!」と力強く語り始めた ゲームデザインを担当したクラップハンズの村守将志氏も来場。「リアルと過剰なゲーム演出の融合でこれまでのゴルフゲームの概念を破る」という 「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」のなど実在するゴルフコースの収録というリアルさの追求と、誰でもプレイできるようにという配慮から“かんたん入力”モードを導入



 小林氏のゲーム説明の後には、プロゴルファーの湯原信光氏とゴルフの解説でおなじみの戸張捷氏による解説が行なわれた。「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」ではフジサンケイクラシックが毎年行なわれているが、そのフィルムを元に、実際の「みんなのGOLF 4」のプレイ画面と比べてそのリアリティを検証するというもの。歴史的なプレイで知られる、尾崎将司選手の16番、17番ホール連続チップインや、ゲストの湯原プロの優勝時の18番ホールのプレイなどを再現。風など条件を同じにしてプレイし、戸張氏が「このコースではバンカーねらいでスライスしていくとフェアウェイに出てくる」と解説し、小林氏がその通りに打つと、まさにその通りのボールの動きとなり、解説していた戸張氏が驚くほど。

 湯原プロも「こんなの子供の頃にあったら毎日やってたね」とコメントしながら最後には「昔はデータを自分で収集するしかなく、こんな細かいデータがなかった。この『みんなのGOLF 4』のデータは本当にほしい」と目を輝かせながら語っていた。事実、このデータは、フェアウェイはGPS計測器で長期間にわたって測量、グリーンは高精度レーザー計測器で測量し、センチ単位でデータとして取り込まれている。戸張氏の「これだけのデータを入れるのは大変だったでしょう」との問いに小林氏は、「本物に似せなければならないとダメなので、それはプレッシャーとなった」と答えた。

 最後には実際にゴルフをプレイする芸能人を交えてのパーティが行なわれた。出席したのは叶美香さん、原久美子さん、梶原真弓さんら。パーティ会場では湯原プロや戸張氏も会場に置かれた「みんなのGOLF 4」の試遊台をプレイ。理論上はほぼ完璧だが、なかなかコントローラをうまく操ることができず苦戦していたのが印象的。一方、ゲーム慣れしている芸能人の方たちはナイスショットを連発。うまくコースを回っていた。

 叶美香さんはパーで回ってかなりうれしそうだった。叶さんは実際にゴルフをプレイされるのだが、「みんなのGOLF 4」について伺ってみたところ「川奈ホテルゴルフコース 富士コースが収録されるのが本当にスゴイ」と興奮気味に語ってくれた。「あこがれのコースだけど、遠かったり、かんたんにできなかったりなかなかプレイできないけど、こういった形でプレイできるようになればいいと思う」とコメントしてくれた。

 ゴルファーにとっては難しく、歴史と格式のあるこの名門ゴルフコースが収録されたことの意味が大きいことはこの叶さんの興奮したコメントでもよくわかった。シリーズ初となる実在するコースの収録により、よりリアリティが増しながらも手軽に爽快感を味わえる「みんなのGOLF 4」。発売は11月27日ということで、そう待たずにプレイすることができるだろう。

ゲストとしてトークショウを行なったプロゴルファーの湯原信光氏と戸張捷氏。実際に川奈で行なわれたプレイビデオを流しながら「みんなのGOLF 4」のリアルさを検証 SCEJのエグゼクティブバイスプレジデント、佐伯雅司氏。「待望の『川奈コース』を収録することができた」と挨拶

湯原氏もパーティ会場にはいるとすぐに試遊台に向かってプレイ開始。なかなかうまくコントロールできずに苦戦中 叶美香さんも「みんなのGOLF 4」の川奈ホテルゴルフコースを体験。かなり興奮気味に「スゴイです」と語っていた
梶原真弓さん。かなりうまくコースを回っていた ゴルフ歴が長いという原久美子さんも来場


(C)Sony Computer Entertainment Inc.

□プレイステーションのホームページ
http://www.playstation.jp/
□「みんなのGOLF」のページ
http://www.mingol.net/
□「みんなのGOLF 4」のページ
http://www.mingol.net/home/s-mg4-20031003-1.html
□関連情報
【10月3日】ソニー・コンピュータエンタテインメント
「みんなのGOLF 4」11月27日に発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031003/mingol.htm

(2003年10月14日)

[Reported by 船津稔]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.