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【東京ゲームショウ2003】TGS2003ブースレポート ~Xbox編 Part3~ |
会場:幕張メッセ
マイクロソフトが開催しているXboxゲーム大会の第2弾である「Xbox Championship Vol.2」の決勝戦が、東京ゲームショウ2003のXboxブースで開催された。今回の大会で利用されているソフトは、テクモの「DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball」。全国の予選を勝ち抜いた32人の強者が幕張に集い、雌雄を決することになった。
決勝戦での対戦ルールは、予選時のルールと全く同じで「ふたりであそぶ」という1対1で戦う対戦モードを利用して、7ポイントマッチで行なわれる。スコアが6-6になった場合でもデュースにはならず、7点先取のルールという点も予選時同様だ。キャラクタ選択についても同様で、クジを引いて勝った方が先にキャラクタを選択するというルールであった。
Xboxブースで行なわれる決勝戦を前に、まずは幕張プリンスホテルの会場において準決勝トーナメントが行なわれた。会場には全8台の対戦台が用意され、全国各地から集まった32名の戦士達が腕を競った。さすがに各地の予選を勝ち抜いた戦士達だけあって、一方的な展開という対戦はほとんど見られず、内容の濃いハイレベルな戦いが繰り広げられていた。
この準決勝トーナメントの結果、3位決定戦には、関東地区代表のひとりと、関西地区代表の光田大起さん、決勝戦には、関東地区代表の山下輝さんと、関西地区代表の田中雅人さんがそれぞれ進出することとなった。関東地区代表のひとりは、前回「Xbox Championship Vol.1」の優勝者で、今回も優勝を狙っていたものの、残念ながら決勝戦には進むことができなかった。
3位決定戦に続き、いよいよ決勝戦の開始。決勝戦に勝ち進んだ山下さんと田中さんの両名も、ステージに登場した当初はさすがに緊張している様子だったが、観客席から応援の声がかかるとともに緊張もほぐれ、試合開始までには本来の調子を取り戻したようで、非常にレベルの高い緊迫した試合内容となった。双方ともアタックを拾いまくり、長いラリーが続く展開となったが、その中でフェイントをはじめとした高度な技を繰り出しており、試合の様子を客席から見守っていた「DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball」のプロデューサであるTeam Ninjaの板垣伴信氏も、彼らの高度なプレイに見入っていた。
試合は、序盤では山下さんが先行したものの、中盤で田中さんが追いついて徐々に点数を引き離し、最終的には田中さんが7対3で山下さんを下し、見事優勝を勝ち取った。
決勝戦のゲーム内容について板垣伴信氏は「すごかったですね、私が対戦したら瞬間で負けますよ」と感想を述べた。また、今回は敗れてしまった山下さんのプレイ内容にたいしても、「ゲームシステムのほぼ全てを使って、相手に揺さぶりをかけるなどの高度なテクニックを駆使しながらプレイしていて非常にすばらしかった」と、そのプレイぶりに感心した様子だった。
優勝した山下さんは、板垣伴信氏から優勝商品の100万円の旅行券と、副賞としてDVD5.1チャンネルサラウンドシステムの目録を手渡され、満面の笑みを浮かべて喜んでいた。
(2003年9月28日)
[Reported by 平澤寿康]
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