【東京ゲームショウ2003】

会場：幕張メッセ

藤川京子さんはグラビアなどを飾るアイドルでありながら、小さい頃からお父さんと競馬に熱中したメチャクチャコアな競馬ファン

　セガブース内のステージで行なわれた「ダビつく3 ダービー馬を作ろう」には、プロデューサーの宮崎浩幸氏とともに、グラビアアイドルであり競馬予想師でもある藤川京子さんが登場。宮崎氏が、「カメラやスタッフ、お客さんも、みんな藤川さんを追っかけてて、誰もこっちを見てくれないよ」とツッコミを入れるような、ちょっと独特の盛り上がりを見せた。

　それもそのはず、ステージの藤川さんは、白の上着の下はとてもセクシーな水着。上着の合わせ目から、白い肌がちらちらと見えるその衣装は目を引きつけずにはいられない。
　しかし、さすがは「競馬の仕事をするために、事務所に入ったんです、グラビアはアルバイトですよ!」と言いきる藤川さん。ステージではゲームのデモンストレーションとして中山競馬場の第7レースを実際のレースに先駆けて、ゲームで予想を行なったのだが、「私の予想でも、展開はこうなると思ってました」と鋭い意見。奇しくも藤川さんの予想と、ゲームの予想はぴったり。まるで実際のレースを当てたような笑顔を見せてくれた。

　宮崎氏とふたりで、「レースをとったら、もちろん次に全額つぎ込みます」と盛りあがっていたのだが、残念ながらはずれてしまった。しかし、そのリアルなレース展開と実況が生む迫力は折り紙付き、現在も一口馬主であり、「本当の馬主になるのが夢」と言う藤川さんも、「このゲームで勉強したい」とコメント。

　PS2とGCで発売が予定されている「ダビつく3 ダービー馬をつくろう」は宮崎氏が、「これまでのシリーズを、より細かいところまで改良した作品」という意欲作。最新データの使用はもちろん、ゲームの中で配合をシミュレートできる「血統研究所」など、新しいシステムも導入している。
　本作の最大の特徴は、リアルな実況中継の実現。「特に、自分の馬が自然に呼ばれることに驚いてほしい」と宮崎氏は強調する。アナウンサーを起用し、さらに東芝の音声合成システムを導入したことで、実在の馬だけではなく、プレーヤーが名付けたオリジナルの馬の名前を、状況に合わせたハイテンションで呼んでくれる。「是非、試遊台で、ヘッドホンで聴いてみてほしい」と続けた。

　「開発資料では、70%と書いてあるが、実際にはもう少し作り込んである。実況や、レースのシミュレートなどをもっと調整して、12月にはみなさんに遊んでもらいたい」という宮崎氏のコメントでイベントはしめくくられた。

中山競馬場の第7レースを予想する藤川京子さん。◎はキャピタルレターで、○はオジジアンボーイに注目。これを「ダビつく3」でシミュレートすると1着は見事に同じキャピタルレター。2着にウォーニングムスメが入った		ところが結果はなんとはずれてしまい、絶句するお二人。「こんなこともある!」という残念な結果に
さらに阪神競馬場で開催されるG IIレース、神戸新聞杯を予想。今回は藤川さんが福永騎手が騎乗するネオユニヴァースがくると予想し、「ダビつく3」のシミュレートでは武豊騎乗のサクラプレジデントとなった。その結果はわからなかったが、ゼンノロブロイが優勝し、これまた残念な結果に。ま、競馬ですから		藤川さんとツーショットで嬉しそうなプロデューサーの宮崎氏

□東京ゲームショウのホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【2003年9月25日】「東京ゲームショウ2003」各社の出展ブース情報一覧
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030925/tgs2003.htm

(2003年9月28日)

[Reported by 勝田哲也]

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