まずはこちらのサンプルデッキを見てほしい。
■ 移動値
総移動値:97
赤マス移動合計値:25
黄マス移動合計値:21
緑マス移動合計値:19
青マス移動合計値:23
無属性移動:0
無条件移動:9
テレポート:0 |
■戦闘支援
攻撃系:6
耐久系:6
先制系:6 |
総移動値97と、読んで字のごとく移動を重視したデッキだ。注意してほしい点として「ディープシーカー」は配置することがほとんどで「メカニモンク」も戦闘専用のモンスターだ。つまりこれらを移動値として計算に入れるのはあまり好ましくない。つまり赤移動は21、青移動は19と考えるのが正解だろう。また「ディープシーカー」はデッキの残りが少ないとき以外は2枚持ってくることができるので、移動値6~8と計算できる。これらを考慮して移動値を計算しなおすと、以下のようになる。
■ 移動値
総移動値:105~109
赤マス移動合計値:21
黄マス移動合計値:21
緑マス移動合計値:19
青マス移動合計値:19
無属性移動:0
無条件移動:9
テレポート:0 |
■戦闘支援
攻撃系:6
耐久系:6
先制系:6 |
数値をご覧頂くだけでもわかるかもしれないが、ほとんどの場合、ホルダー時にほこらからほこらまで到達することができる。各マップのほこら間の距離は11~14マスとなっていて、12マスまでならば「イカロスウイング」使用が前提の話でほこら到達後、モンスターを配置しながら戦闘支援を残すことができる。これは移動型における最も理想的なパターンだが、ほこら間の距離が13マス以上の場合や「イカロスウイング」がなかった時でも、チェイサーターンの間に手札のモンスターと睨めっこしながら効率の良い移動を考えておけば、大抵の場合はほこら到達後にモンスターを配置することができるはずだ。言葉だと理解しにくい部分もあると思うので、簡単な表にまとめたものを参照してほしい。
移動型の理想的な動き(ほこら間の距離12まで)
・ターン開始時の手札は6枚
・イカロスウイング使用(残り5枚)
・ほこらに配置する防御モンスターとそれを支援するモンスター以外の3枚で12マス移動(残り2枚)
・ほこら到達後、防御モンスター配置(残り1枚) |
また各マップごとのほこらからほこらまでの最短距離は以下のようになる。これはかなり重要なので、できれば丸暗記したいところだ。
サンプルデッキでは「ディープシーカー」が採用されているので、手札を増やすことでより柔軟な動きができるが、先に紹介しているパターンはコモン、アンコモンのみで構成されたデッキでも最も重要なロジックとなるので、常にこれを念頭においてプレイすることをオススメする。
以上のように、一度鍵を手に入れてしまえば移動力の低いデッキ相手ならば、そのまま城まで到達してしまうほどの機動力が移動型のウリだ。鍵争奪戦でも「ストラグラー」と「メカニモンク」が心強い。しかしながら戦闘支援を豊富に含むデッキ(主に配置型)には苦戦を強いられることもあるだろう。戦闘支援カードは移動デッキではほとんど採用できない(移動がしづらくなる)ので、特殊な能力を持ったモンスターや場が完成された配置デッキに対しては有効な手段が少ない。
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