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■ 移動型、配置型デッキそれぞれの特徴

 前回のデッキ構築解説でも触れているが、本作のデッキタイプは大きく分けて2つに絞られる。1つは「移動型」で、もう1つが「配置型」だ。

 移動型デッキはその名の通り、“移動を重要視し、チェイサーになったらそのまま逃げ切ること”をコンセプトとしている。最低でもチェイサーになったらほこらからほこらまで確実に移動できるようでないと移動型デッキとは呼べない。配置型デッキは“配置後に能力を発動するモンスターを主軸に地盤を固めて、戦闘に確実に勝ちにいく”といった感じだ。

 では、それぞれのサンプルデッキと共に長所、短所について考察していこう。これらのデッキはベリーレアまでのカードを全て使える前提で構築したものになっている。これは移動、配置タイプの特徴を解説するためのデッキであって、このカードがないと勝てないというものではない。配置型はベリーレア以上のカードを多数必要とするので、資産がものをいうところは否めないが、移動型はコモン、アンコモンだけでも充分戦えるだろう。本作でデッキを構築する際、レア以上で持っていると心強いカードはいくつか存在するが、強力なレアだけあれば勝てる、いわゆる「レアゲー」ではないことを念頭においてほしい。

■ 移動型デッキについて

 まずはこちらのサンプルデッキを見てほしい。

カード名 レアリティ 枚数
ストラグラー コモン 3
アライクパ コモン 2
ブラッギス コモン 2
ディープシーカー レア 2
セイレーン コモン 2
アーマトード コモン 2
フェレット コモン 3
ウォーリアー コモン 3
メカニモンク レア 2
鬼ブル レア 3
アマゾーネ コモン 3
イカロスウイング アンコモン 3

■ 移動値
総移動値:97
赤マス移動合計値:25
黄マス移動合計値:21
緑マス移動合計値:19
青マス移動合計値:23
無属性移動:0
無条件移動:9
テレポート:0
■戦闘支援
攻撃系:6
耐久系:6
先制系:6

 総移動値97と、読んで字のごとく移動を重視したデッキだ。注意してほしい点として「ディープシーカー」は配置することがほとんどで「メカニモンク」も戦闘専用のモンスターだ。つまりこれらを移動値として計算に入れるのはあまり好ましくない。つまり赤移動は21、青移動は19と考えるのが正解だろう。また「ディープシーカー」はデッキの残りが少ないとき以外は2枚持ってくることができるので、移動値6~8と計算できる。これらを考慮して移動値を計算しなおすと、以下のようになる。

■ 移動値
総移動値:105~109
赤マス移動合計値:21
黄マス移動合計値:21
緑マス移動合計値:19
青マス移動合計値:19

無属性移動:0
無条件移動:9
テレポート:0
■戦闘支援
攻撃系:6
耐久系:6
先制系:6

 数値をご覧頂くだけでもわかるかもしれないが、ほとんどの場合、ホルダー時にほこらからほこらまで到達することができる。各マップのほこら間の距離は11~14マスとなっていて、12マスまでならば「イカロスウイング」使用が前提の話でほこら到達後、モンスターを配置しながら戦闘支援を残すことができる。これは移動型における最も理想的なパターンだが、ほこら間の距離が13マス以上の場合や「イカロスウイング」がなかった時でも、チェイサーターンの間に手札のモンスターと睨めっこしながら効率の良い移動を考えておけば、大抵の場合はほこら到達後にモンスターを配置することができるはずだ。言葉だと理解しにくい部分もあると思うので、簡単な表にまとめたものを参照してほしい。

移動型の理想的な動き(ほこら間の距離12まで)
・ターン開始時の手札は6枚
・イカロスウイング使用(残り5枚)
・ほこらに配置する防御モンスターとそれを支援するモンスター以外の3枚で12マス移動(残り2枚)
・ほこら到達後、防御モンスター配置(残り1枚)

 また各マップごとのほこらからほこらまでの最短距離は以下のようになる。これはかなり重要なので、できれば丸暗記したいところだ。

ほこら間の最短ルート

『エスパシア』 『ノザリアード』 『サザンロック』

 サンプルデッキでは「ディープシーカー」が採用されているので、手札を増やすことでより柔軟な動きができるが、先に紹介しているパターンはコモン、アンコモンのみで構成されたデッキでも最も重要なロジックとなるので、常にこれを念頭においてプレイすることをオススメする。

 以上のように、一度鍵を手に入れてしまえば移動力の低いデッキ相手ならば、そのまま城まで到達してしまうほどの機動力が移動型のウリだ。鍵争奪戦でも「ストラグラー」と「メカニモンク」が心強い。しかしながら戦闘支援を豊富に含むデッキ(主に配置型)には苦戦を強いられることもあるだろう。戦闘支援カードは移動デッキではほとんど採用できない(移動がしづらくなる)ので、特殊な能力を持ったモンスターや場が完成された配置デッキに対しては有効な手段が少ない。

■ 配置型デッキについて

 では次に配置型について解説する。まずはサンプルデッキから。

カード名 レアリティ 枚数
チャロ アンコモン 3
女神 アンコモン 3
ディープシーカー レア 3
キングオクトバ ベリーレア 3
スカルマン アンコモン 2
アンチュ アンコモン 1
シータンク アンコモン 1
マーメイド レア 1
アーミーアント レア 3
カリバーホーン ベリーレア 2
鬼ブル レア 3
魔法反射 コモン 1
ディスプレイス レア 1
封じ込め レア 1
メルトダウン ベリーレア 2

■ 移動値
総移動値:71
赤マス移動合計値:10
黄マス移動合計値:6
緑マス移動合計値:0
青マス移動合計値:26
無属性移動:11
無条件移動:9
テレポート:9
■戦闘支援
攻撃系:0
耐久系:0
先制系:0

 移動型と対極に位置するのが配置型だ。「キングオクトバ」で一気に配置モンスターを増やした後、「ディスプレイス」で「アーミーアント」を増殖すれば鉄壁の布陣ができあがる。そうなってしまえば「アーミーアント」や「カリバーホーン」などのモンスターでオーバーキルは必至だ。また、何回でも戦闘可能な「スカルマン」+「メルトダウン」のコンボはあまりにも凶悪。逆にこれを阻止するためには「絶命の波動」や「封じ込め」で対処するしかないわけだが、配置型の場ができあがってしまう前に城に到達できればそれが理想的だ。

 このように移動型と配置型は対極に位置するデッキであり、アミューズメントセンターでプレイする際には注意が必要となってくる。例えば自分が移動型デッキの使い手ならば、参加する前に配置型プレーヤーの場が構築されているかどうか、といった確認も必要になってくる。通常の対戦ゲームならば相手のキャラクタ、戦術を確認してプレイするかどうかを考えるのは卑怯だ、という意見もあるかもしれない。しかし完成してしまった配置型デッキに対処するためにはレア、ベリーレア以上のカードなしでは難しい。カード資産がまだ少ないプレーヤーでも「アサシン」などで対処可能ではあるが、それだけでは配置型のプレーヤーが圧倒的に有利であることは否めない。特に初心者、もしくはこれからアヴァロンを始めてみようという人は、「アーミーアント」が場に溢れ返っている台でのプレイは避けた方がよい、と薦めたいくらいだ。

 補足として「アーミーアント」、「ディスプレイス」、「スカルマン」、「メルトダウン」に修正が入ったバージョンがロケテストとして都内数箇所で稼動している。あまりにも凶悪すぎるカードとして弱体化は当然と言えば当然の対処なのだが、まだ詳細は決定していないらしい。確定情報を入手次第、こちらのコーナーで取り上げる予定だ。

 

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(2003年9月19日)

[Reported by アヴァロン攻略チーム]


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