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マイクロソフト、すべてを破壊可能な荒廃した近未来を舞台とした |
価格:未定
マイクロソフト株式会社は、Xbox用タクティカルアクション「ファントムダスト」を2004年に発売すると発表した。価格は未定。荒涼とした近未来を舞台にド派手な超能力戦争を繰り広げるアクション作品。
「ファントムダスト」では、300以上あるという膨大なスキルの中からカードゲームでデッキを組むようにスキルの組み合わせ“アーセナル”を作成。このアーセナルによって戦いが千変万化に変化するため、ユーザーの戦略が重要な位置づけとなってくる。スキルはテレポーテーションやサイコキネシスといったタイプの能力から、気功術といった現実社会でも認められつつある能力や、魔法や召喚といったゲームっぽい能力まで用意されている。
ただし、基本はあくまでもアクション。リアルタイムにキャラクタを操作しながらスキルを駆使して戦っていく。攻撃を加えて相手を吹っ飛ばし、壁にブチ当てれば壁が崩れるなど派手な効果で戦いも盛り上がる。すべてのオブジェクトが破壊可能ということで、オブジェクトを利用して敵にダメージを与えることも可能だという (橋を崩し下敷きにしてダメージを与えるなど)。また、強力なスキルだからといってむやみにアーセナルに加えても、プレーヤー側の操作のうまさによって、使いこなせるかどうかはわからない。
Xbox Liveに対応しており、同社リリースによれば「世界中のプレーヤーと対戦プレイができる」としている。基本的に同作品は「魔牙霊」に続くMicrosoft Game Studioの日本スタジオによる制作のようだが、ワールドワイドで展開されるようだ。
超能力といえば、平井和正氏の「幻魔大戦」やデヴィッド・クローネンバーグ監督の「スキャナーズ」、大友克洋氏のコミック「童夢」などテーマにあつかった作品は数多く公開されてきたが、今回公開された映像を見ているとこれらの作品を思い起こさせる派手なグラフィックで迫力ある戦いが描かれるようだ。またゲームとしての戦略性がどれほど反映されるのか? たとえばストーリーモードでは超能力者の悲哀などは描かれるのか……等々まだまだ明らかになっていない点は多い。これから徐々に明らかにされるであろう情報を待ちたいところだ。
【スクリーンショット】 | ||
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映画「ドラゴンヘッド」に出てきそうな荒涼とした都会が描かれているが、このすべてが破壊可能だとか。超能力が発動したときのエフェクトが映画っぽくてカッコイイ雰囲気だ |
□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/
□「ファントムダスト」のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/phantomdust/default.htm
(2003年9月12日)
[Reported by 船津稔]
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