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セガ「激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球」 |
価格:6,980円
東京ドームの大きなオーロラビジョンに「激闘プロ野球」のゲーム映像が映し出された |
「激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球」は、「ドカベン・プロ野球編」の山田、岩鬼、殿馬などをはじめ、景浦安武、岩田鉄五郎、水原勇気……などなど30名以上の水島氏が描いてきたキャラクタが登場。トゥーンシェードで原作の雰囲気を壊さずに描かれている。逆にプロ野球12球団 2003年度最新データを採用し、現在活躍中の選手が実名で登場。グラフィックはリアルで、水島新司氏のキャラクタとまさに夢の対決を繰り広げる。
始球式に先立って行なわれたセレモニーでは両チームの監督に花束が贈られたほか、「激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球」が選手に贈られた。そしていよいよ始球式。水島新司氏がマウンドに向かう。背中に「激闘プロ野球」のキャラクタが描かれ、胸には大きく「SEGA」の文字が! バッターは福岡ダイエーホークスの柴原選手。水島氏、振りかぶって投げた!! もちろん、水島氏はご自身でも野球をされるので、届かないといった事はなくストライクゾーンにイイ球が!!! その瞬間、柴原選手のバットがキレイに球をとらえてボールはショートにコロコロと。普通、こういった始球式ではバットを振っても空振りするのが暗黙のルールだが、柴原選手の茶目っ気からか、結果はショートゴロとなった。
始球式の後通路で行なわれた合同インタビューで水島氏は「ゲーム化されたことは感無量だ。漫画家は紙の上で描いていることがすべて。まず最初の夢はアニメーション化だが、その次に、立体化したものが動きゲームとなって実際の選手と試合ができ、それが子供達の遊びになっていく。これは夢のようなことだ」と熱く語った。水島氏は実際のゲームを見て監修を行なっているが、「水原勇気のドリームボールを投げる腕のそりが違う」などこだわりをみせたというが、ゲームの出来については「作るスタッフが僕のファンというのが嬉しかった。直しはほとんどない。ゲームの出来も非常に満足している」と手放しに褒め称えた。
水島氏は最後に「今年『ドカベン』のプロ野球編が9年目となる。これはFA宣言できるということで、これからのマンガの展開としても考えている。今回発売される『激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球』では、岩木がジャイアンツのユニホームを着るなど、それが一足先にユーザーの手で自由にできる。僕にとってはマンガの今後の展開ともあわせて上手いタイミングでゲームが出てくれて嬉しい」とコメントし締めくくった。
始球式に臨んだ水島新司氏。「自分の書いたキャラクタが、ゲームになるのは感無量だ」とコメント | セレモニーでは日本ハム ファイターズと福岡ダイエーホークスの両監督に花束が贈られたほか、両チームの選手に「激闘プロ野球」が贈られた |
(2003年9月4日)
[Reported by 船津稔]
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