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Gacktの美しい武侠アクションが炸裂するPS2「武刃街 BUJINGAI」 |
価格:6,800円
ゲームをプレイしたGacktさん。「だんだん口が開いていっているのがわかる」というほど熱中していた |
「武刃街」は、西暦22XX年という未来にアジアを舞台に繰り広げられる物語。月の核融合炉で作られたエネルギーをマイクロ・ウェーブ放射衛星で地球に転送し利用する、そんな時代。だが、この衛星の故障により人類の文明は壊滅状態となってしまう。主人公の劉 王羽 (ラウ・ウォング) と親友だったが、今は“鬼”としてラウと戦うことになった雷 震龍 (レイ・ジェンロン) とのストーリーを中心に描かれる。
3Dを強く意識したステージ構成となっており、公開されたステージは香港のような巨大ビル群が林立する街中。ビルには看板が掛かるような棒が突き出ているところがあり、その棒を使ってうまく高層階に上がっていくこともできる。ワイヤーアクションを使用した映画を強く意識しており、壁を駆け上ったりといったアクションが可能となっている。
剣を使ったアクションが中心で、画面には“連斬”と呼ばれるカウンターがあり、攻撃によっては100連コンボを超える爽快感溢れるプレイも実現できる。このほかにも周りの敵を一掃できる「旋風切り」など大技をワンボタンで簡単に繰り出すことができるようになっているという。
これらの剣劇アクションのほかに、主人公が使用している妖刀の力により実現する「妖術アクション」も用意されていて、派手な効果とともに発動するようになっている。この妖術アクションは、派手なように見た目の効果にも気を遣っているというが、剣術アクションを壊すことのないようバランスにも気を配っているという。
タイトーの神村部長は「武侠映画以上の仕上がりになっている」と自信のほどを伺わせた。
タイトーとレッド・エンタテインメントのコラボレーションは今回初めてとなるが、記者会見に出席したタイトーの西垣代表取締役社長は「タイトーの高度なシミュレーション技術とレッド・エンタテインメントのコンテンツディレクションがうまくまとまり、出来のいいゲームになっている。Gacktさんもゲームの中で縦横無尽に暴れ回ってもらっている。業界に風を呼ぶ作品になった」とコメント。
これを受けた広井王子氏は「タイトーさんとは初めての共同制作で緊張したが。タイトーさんは“香港テイスト”のゲームを制作したいという意向は持っておられた。世界観やキャラクタ設定などをコーディネートして欲しいという依頼だったので、それは弊社としても得意とする分野なのでご協力させてもらうことにした」と経緯を説明した。
Gacktさんは「人の現場を見ていると、仕事に参加しただけという現場があるが、今回は『こんなものが作りたい』といった想いをぶつけ合うことができてよかった。自分の意見も採り入れてくれて、嬉しかった」と現場の雰囲気がいいこと明らかにし、「昔から自分のキャラがゲームに入り、声で命を吹き込めればいいなと考えていた。主人公のラウは僕に近いと思う」と続けた。
その一方で「主人公 (自分) が本当にすごいアクションをするので感動した。あまりに美しいので見ていると、『ゲームに負けては行けないな』と思ってもっとトレーニングをしなくてはと思った」とも語った。
Gacktさん曰く、「ただ斬ったりとか戦うだけでなく、とにかく美しく、戦いの中に美しさを求めているゲーム」ということで見た目に美しく、プレイすることでより爽快感も溢れる作品に仕上げるべく現在開発が進行しているようだ。9月1日からは携帯電話から「bj@k-taito.jp」に何も書かずにメールを送ると、「武刃街」のサイトのURLが送られてくるという。このサイトにアクセスしたユーザー1,000名に体験版がプレゼントされるキャンペーンも開催される予定となっているので、興味ある人は9月1日にアクセスしてみてはいかがだろうか。
【スクリーンショット】 | ||
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上段からタイトルとGacktさんをCG化したグラフィック。かなり似ている。中段左の写真はイラスト。ゲーム画面はとにかく派手。プレイするだけでなく、観ているだけでも美しくスカッとするゲームを目指して制作しているという |
□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
(2003年8月28日)
[Reported by 船津稔]
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