CESA、「2003CESAゲーム白書」をリリース ~出荷額、ゲーム人口ともに減少傾向~
7月28日 発売
価格:6,300円
社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA) は、ゲーム業界の動向に関する調査報告書「2003CESAゲーム白書」を7月28日に発売した。判型はA4版、全214ページ。価格は6,300円。同報告書は、CESAホームページ、政府刊行物サービスセンター、書籍通販専門サイト「専門書籍の杜」にて購入可能。
「CESAゲーム白書」は、コンピュータエンターテインメント産業に関するさまざまなデータを調査および集計したもの。2003年度版では、ソフトウェアとハードウェアの出荷動向、消費者の動向といった体系的なデータにくわえ、「ネットワークゲーム参加人口」、「携帯電話コンテンツ参加人口」などが新たに掲載されている。
報告書によれば、2002年1月~12月までのソフトウェアおよびハードウェアの総出荷額は1兆2,624億円(2001年:1兆4,575億円)。ソフトウェアの国内外における総出荷額は4,747億円(同5,174億円)で、国内向けの総出荷額は2,492億円(同2,642億円)。ハードウェアの国内外における総出荷額は7,877億円(同9,401億円)で、国内向けの総出荷額は1,397億円(同2,211億円)と、いずれも前年を下回る結果となった。
Xboxに関しては米Microsoftの出荷実績として上記とは別個に調査および集計が行なわれており、ソフトウェアとハードウェアの日本向け総出荷額は115億円となっている。
海外向けの総出荷額は前年比10.1%減の8,735億円。報告書によれば、旧世代機種の急激な出荷減少にくわえ、新世代着機種の出荷単価引き下げが影響したものと考えられるという。国内総市場規模は5,014億円と推定。このうち、ソフトウェアが8.6%減の3,367億円(同3,685億円)、ハードウェアが32.8%減の1,646億円(同2,449億円)。
こうした減少傾向は、一般層のゲームプレーヤー人口にも表れている。CESAでは、首都圏および京阪神地域に在住する3~59歳の一般生活者を対象に調査を実施。有効回収数1,022のサンプルを「ゲームの参加実態」と「ゲームの参加意識」から4つのグループに大別。この結果、「現在も継続的にゲームに接している」と回答した人は25.6%(同27.3%)で、全人口に拡大推計すると2,360万人(同2,546万人)になるという。
なお、同手法で調査した結果「ネットゲーム」は260万人、「携帯電話ゲーム」は604万人が、それぞれ継続的にゲームをプレイしているという。
□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□ニュースリリース
http://report.cesa.or.jp/news/press_030728.html
□関連情報
【2003年2月17日】CESA、女性ユーザーとネットワークユーザーに焦点をあてた調査報告書を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030217/cesa.htm
(2003年7月28日)
[Reported by 北村孝和]
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