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米Microsoft、ゲームデバイス事業から完全撤退 |
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米Microsoftは、現在、Windows向けに発売しているゲームコントローラ「SideWinder」シリーズの製造販売をすべて終了することを明らかにした。対象となるのは、ゲームパッド、スティック、ステアリングホイールなど、フォースフィードバック機能を搭載したハイエンドモデルを含むゲームデバイス全製品。マウスやキーボードについては、従来どおり、新製品の開発や製造販売を続けていくとしている。
同社のSideWinderシリーズは、ゲームデバイス市場において圧倒的なシェアを占めているブランド。DirectX 5の新機能のひとつとして登場したフォースフィードバック機能を唯一フルサポートするゲームデバイスでもある。
製造販売を終了する理由については、「世界規模での販売数の縮小に伴うビジネス的な判断」としている。これに伴い、日本での製造販売も終了となる。ただし、在庫数はまだ相当数残っているため、今すぐ店頭からなくなるということはないようだ。また、サポートについてはこれまでどおり続けるとしている。
担当者の話によれば、今後新しいゲームコントローラを開発発売する予定はないとしており、今後は開発リソースをマウスやキーボードほか、新しいカテゴリのハードウェア開発に振り向けるとしている。
今回の決定はシミュレータゲームファンにとって少なからず影響を与えることになりそうだが、シミュレータゲームの代表格でもある自社製品「Flight Simulator 2004: A Century of Flight」の発売を目前にしてなお製造中止を押し切ったということは、それなりの理由があるのだろう。購入希望者は在庫のあるうちに確保しておいた方がいいだろう。
(c)2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.
□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□「SideWinder」シリーズのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/hardware/sw/default.asp
(2003年6月30日)
[Reported by 中村聖司]
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