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任天堂、15年3月期決算を発表
「ポケットモンスター ルビー/サファイア」が
660万本売り上げるもハードが不振

5月22日 発表

 任天堂株式会社は22日、平成15年3月期の決算発表を行なった。これによると同社の連結決算は売上高が9.1%マイナスの5,041億円、営業利益は16%マイナスの1,001億円、経常利益は49.1%マイナスの950億円、純利益は36.8%マイナスの672億円となっている。

 同社より発表された決算短信によれば売上高の5,041億円のうち海外比率が74.1%とかなりの高さとなっている。注目なのは日本で2002年11月に発売、米国では3月に発売されたシリーズ最新作「ポケットモンスター ルビー/サファイア」の売上本数で、両方合わせて660万本というビッグセールスとなっている。今回、ゲームボーイアドバンスにおける初めての作品ということで、数多くの新機能を搭載し、魅力的な作品に仕上がっていることが、売り上げの増加に繋がったのだろう。

 逆にハードウェアは、「世界各地で競合各社が先行して行なった値下げ」に巻き込まれたことから売り上げ計画を大きく下回ったとしている。この件に対しては、ニンテンドーゲームキューブとゲームボーイアドバンスの連動と融合をさらに進めていくとしている。

 同社は数年前から「コネクティビティ」を基本としたこれまでにないゲームソフトの開発に力を注いでいるが、その認知度は低い。先日のE3で岩田聡社長は「コネクティビティの重要性をアピールできなかった」と語っている。だが、今年に入って、両者の機能が融合したソフトが出揃ってくるので、その楽しさが実証されるのはこれからだろう。

 先日お伝えしたとおり、同社はGCとGBPをセットにした「エンジョイプラスパック」を国内で6月21日から販売するという思い切った施策を打ち出している。このほかにも東京に制作スタジオを新設するなど大きなうねりを見せている。

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nintendo.co.jp/n10/news/030522j.pdf
□関連情報
【5月22日】任天堂、GCとGBPをセットにした「エンジョイプラスパック」を国内で6月21日から販売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030522/ninten.htm

(2003年5月23日)

[Reported by 船津稔]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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