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カプコン、ブース内をゾンビが徘徊 |
会場:Los Angeles Convention Center
カプコンブースはXboxブースの横に位置し、人気メーカーがひしめく中でも人気を集め、かなりのにぎわいを見せていた。中でも人気だったのはバイオハザード最新作となるPS2「RESIDENT EVIL OUTBREAK」、Xbox「DINO CRISIS 3」、日本では発売間近となるNGC「VIEWTIFUL JOE」などなど。やはりアクションゲーム系に人気が集まるのは仕方のないところか。いずれも爽快なアクションゲームで、そういった意味では日本では「ガチャフォース」のタイトル名で発売されるNGC「GOTCHA FORCE」も明るく元気でポップなグラフィックで面白そう。日本では比較的低年齢層を中心に人気を集める気がする。
■ 「RESIDENT EVIL OUTBREAK」
そんな中、一番の注目はやはりPS2版「RESIDENT EVIL OUTBREAK」だろう。カプコンブースだけでなく、ソニー・コンピュータエンタテインメントのブースでもネットワークプレイを意識し4台1セットで試遊台を設置。ただし、これが難しいところで、すべての試遊台の人が死ななければ……つまり、1人でもプレイし続けていれば他の3台はゲームをすることができないようで、のんびり人のプレイを眺めるしかないようだ。
ゲームをスタートさせるとまずはキャラクタの選択。もちろんキャラクタが重なることはないので、早い者勝ちとなる。キャラ選択後にオープニングがスタート。バーのようなところにゾンビが来襲するところからスタートする。基本的にはこれまでのバイオハザードを踏襲した作りとなっているので、システム的にはそれほど変わりないようだ。
事実ゲームはオープニングロゴこそ英題「RESIDENT EVIL OUTBREAK」だが、ゲーム内はほぼ日本語。それにもかかわらず、日本語のわからない外国人でも簡単にプレイできているところを見ると変わりがないということだろう。
ちなみにプレイしているといきなりムービーが流れることがあるようだが、扉に入りかけているなどの中断要素がない限り、ネットワークに繋がっているプレーヤー同時に流れ始めていたのが面白い。わりと各人自由にプレイしている感じだが、ストーリーの流れは明確にあり、同時にゾンビに襲われているとそばにいれば助けることもできるといった点が、ネットワークならではと言うことができるのだろう。
そして何より、ネットワークプレイだけではなくかなり濃密なスタンドアローンでのプレイも用意されていると言うことで、“深く”遊ぶことのできるタイトルになりそうだ。とにかく、「ベロニカ」があるとはいえ、どこにもない全くの「バイオハザード」最新作としてはプレイステーション 2では初めての作品となるはずで、ユーザーとしては楽しみな1作品だ。
ネットワークプレイを意識して、4つの試遊台をワンセットで設置。その端にはゾンビのリアルなフィギュアが飾られていた | 初日には会場内をかなり多くのゾンビが徘徊。下手にボーっと眺めていると噛みつかれそうになりました | さらにゾンビ。徘徊するだけでは物足りないのか、他のゲームをプレイし始めるゾンビも登場。隣の人もまったく動じないでゲームをプレイし続けるところが…… |
【スクリーンショット】 | ||
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プレイステーション 2では「ベロニカ」が発売されているが、オリジナルという点では初めての「バイオハザード」。今回、ネットワークプレイが可能なのはもちろん大きな点だが、スタンドアローンでもかなり長く楽しめると言うことも何気なく重要 |
■ 「MAXIMO VS ARMY OF ZIN」
カプコンブースでは「マキシモ」のプレイアブル版が出展されていた。アクション的には、縦切りアクションと横切りアクション、またそれぞれボタンをタイミングよく連打することで、上段振りかぶりでより強力な攻撃を仕掛けることができるなどの要素も持つ。フィールドはE3バージョンではほぼ一本道。
敵にやられるとゲージが減っていき、ある段階で鎧がなくなりパンツ一丁になってしまう。そういった意味では前作と同じだ。今回ゲームプレイした段階では鎧の強度は3段階。比較的オーソドックスなシステムだが、操作系統がよくできているためか、実に爽快なゲームプレイが楽しめた。
【スクリーンショット】 | ||
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「マキシモ」シリーズの最新作「MAXIMO VS ARMY OF ZIN」。またまたパンツ一丁になっても戦う彼(もちろんやられなければ鎧を着ているのだが)。アクションはオーソドックスだが、小気味良い動きで好感が持てる出来になっている |
■ 「Gregory Horror Show」
独特なキャラで人気の「Gregory Horror Show」。個人的には好きなタイプのキャラクタなのだが、あくが強いことも確か。E3バージョンでは音声が日本語だったが、画面表示は英語。住人のウィークポイントを探るといったところからスタートする。薄暗い洋風の館を舞台にあちらこちらをうろうろ、うろうろ。気持ち悪いとか怖いと言うよりはコミカルでカワイイというのが正直なところだ。こちらも日本での発売が決定している。
【スクリーンショット】 | ||
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独特のキャラクタが不思議な魅力の「Gregory Horror Show」。わりとカワイらしいところもある |
(2003年5月17日)
[Reported by 船津稔]
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