【基本戦術】
見た目の通りの長いリーチと高い攻撃力を誇るが、その能力を活かすためにはワンチャンスをモノにする丁寧なプレイを要求される上級者向けのキャラ。スピードの遅さにつけこまれないように、常に相手との間合いはガントレットバスター()がギリギリ届くぐらいをキープすることが、勝利への第一歩となる。あとは4つある構えからの技と、近距離戦での立ち回りを覚えれば全体的なレベルアップをのぞめるはず。テクニカルな戦いが好きな人はぜひ使って欲しい。
ラウンド開始直後はクイックバックスピンラッシュ()を振り回して相手の動きを牽制することからスタート。この間合いだと相手が一歩踏み込めばギリギリで当たるため、全方位をフォローしてくれるこの技を出しておくと具合がいいのだ。これ以外にも、ナイトメアがイニシアチブを握る遠距離戦では広い範囲をカバーする回転系の攻撃を多用していくのがセオリーとなる。スピード重視ならクイックスピンラッシュ()、回避とその後の展開を広げるならバックプレグロススラッシュ(..)の1発止め、大ダメージのコンボを狙うならバックスピンスラッシュ()とバリエーションも豊富に揃っているのがありがたい。これらの技で相手の体力を削り、足を止めさせてからがナイトメアの本領発揮となる。
発生が早く、遠近問わずヒットした相手を吹き飛ばせるとあって重宝するクイックバックスピンラッシュ。最後のをホールドすると下段判定の2発目が発生し、シニスター・ホールドへと移行するが、スキが大きいので入力に注意しよう。
ナイトメアの主力といえばやはりスカイスプリッター()をおいて他にない。やへの8WAY RUN中にを押しても出せるので、ポジションを調整しながら出していくといいだろう。浮かせた後はそのままをホールドすることでチーフ・ホールドへ移行し、そのままテラーストンパー(チーフ・ホールド中)への空中コンボに繋いで大ダメージを奪えるが、スカイスプリッター後、チーフ・ホールドへシフトした場合、スカイスプリッターをガードされてしまうと発生の早い攻撃で反撃され、逆にピンチとなることが多い。
だが、スカイスプリッター~チーフ・ホールドを出した時に相手のガードを確認したら、を押したまま、直後に方向ボタンを一瞬だけ下に入れ、すぐにニュートラルに戻すことで、技のスキを消して立ちガード(下段攻撃は食らってしまう)が可能。このテクニックはナイトメアを使うにあたっての生命線ともいえるものなので、スカイスプリッターのヒット確認とともに必ずマスターすること。ただ、スカイスプリッターはこのキャラの生命線とも言える技だけに、ガードされないように狙うセンスを身に着けることこそ最も重要だ。
コツとしてはを押すと同じくして、スライド入力の感覚で一瞬だけを入力すること(は押しっぱなしにする)。これができるのとできないのとでは、別のキャラのように強さが変わってしまう
スピードが遅いナイトメアにとって鬼門はやはり密着戦だが、キック系など出の早い技を中心にしのぎたいところ。アクセルキックワインダー(8WAY RUN中+)はどの方向に走っていても出せる下段の足払いで、当たれば相手を必ずダウンさせるので、ヒット確認をしたらもう一度出して追加ダメージを狙ってもいい。ダークローキックはしゃがみながら上段をかわしつつ、相手の攻めを止めるのに最適。ここを起点にしてアップトス(しゃがみ中+or+)、ライジングキック(立ち途中)、メイルシュトローム(立ち途中.)を狙っていくのもいい。メイルシュトロームは特殊中段~下段への連係だが、2発目のをキャンセル(立ち途中.)できるので、相手が下段を警戒してしゃがんだところをスカイスプリッターからのコンボで……という選択肢も狙える。
立ち状態での攻めはダークバイト()とルークスプリッター()のふたつに注目したい。前者は通常ヒットで相手を吹き飛ばし、カウンターならスカイスプリッターでの追撃も可能、なおかつインパクト性能もありと申し分ナシの性能を誇る。後者は縦斬りをかわしつつ強力な斬撃を繰り出すため、出しどころを間違えなければかなりの効果を期待できる。他には発生の速いジェイドクラッカー()やクイックスピンラッシュ()も覚えておきたい技だ。また、立ちガードで固まる相手には、つかむ距離が長めの投げ技も多用していきたい。
ダークバイトは相手の上中段横斬りをインパクトする性能も持っている。しかもインパクトが成功すると打撃投げに変化するため、ダメージも確定してお得。
初めてナイトメアを使う人の悩みどころである4つの構えだが、ベース・ホールドを除く3種についてはあまり難しく考えず、連係のルートの分岐点ぐらいに考えておけば問題ない。ベース・ホールドは使い方が難しいため、最初のうちはシフトさせないほうが無難だ。ちなみに共通して使い勝手がいいのが、各構え中で発生する技。構え中はガードができないため、発生が早く、カウンターを取りやすいキック系が活躍する。まずはどの連係がどのホールドにシフトするかを覚えておけばひとまずは充分だ。
シニスター・ホールドやデキスター・ホールドは、相手と距離が離れているならあえてシフトさせ、下段を強襲するファントムグラウンダー(シニスターorデキスター・ホールド中)1発止めを出してみるのもアリ。ヒットすれば大幅に有利になるので、すかさず8WAY RUNからスカイスプリッターを狙おう。
ファントムグラウンダー1発止めがヒットすると、相手は一瞬ひざまずくようなやられモーションを見せる。これで足止めしておきながら、回避を含めての8WAY
RUNから攻撃、というわけ。
ナイトメアはリングアウト能力の高さも魅力のひとつだ。お互いの左右にリング際があるときは、アーメットクラッシャー()とバックアーメットクラッシャー()を使ってみよう。これらは間合いが短いが回転系の中段として発生も速く、かつリング際でヒットすると高確率で相手を叩き落してくれる。逆に自分の背後にリング際があるというピンチの場合にはスラストスロー()を狙ってみよう。近い間合いでヒットすれば打撃投げが発動し、自分の背面へ相手を投げ落とす。これは背後が壁というシチュエーションでも有効で、このときは追撃までセットで入り大ダメージが狙える。
とはいえ、ベストはやはりスカイスプリッター、下段攻撃(とくにキック系)と投げを駆使する戦術なので、縦属性攻撃はステップでかわし、上段攻撃はスカイスプリッターで狙い撃ち、固まる相手には下段攻撃と投げ、というシンプルな行動を的確に実行できる「精度」を高めていくしかないだろう。
|