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「頭文字D Jam Stage 史上最速伝説」 |
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入場料:無料
「GameJam Storm」イベントレポート第1弾は、アーケード用レースゲーム「頭文字D Arcade Stage Ver.2」全国決勝大会「最速伝説」をお届けしよう。
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PS2版の特徴は、単なるAC版の移植に留まっていないことが挙げられる。ゲームのメインはストーリーモードで、全31話構成。コースは全11種類で、登場車種は30種類以上。ストーリーを進めるごとに難しくなっていくが、チャレンジしていくうちにプレーヤーの腕が自然に上達するよう調整されているという。AC版同様、ネットランキングも実施される。
登場キャラクタはAC版の倍以上で、フルボイス仕様。なかでも来場者の注目を集めたのが、池谷先輩がクルマの解説をする「池谷先輩の車紹介」モード。原作中でも池谷先輩の解説シーンが多く登場することから盛り込まれたモードで、新井プロデューサーの「池谷先輩のしゃべりは絶対に外せない(笑)」といったトークが来場者の笑いを誘っていた。
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なお、おふたりともPS2版を触るのは本日が初めてだったという。会場内の控え室でプレイしたそうで、感想は「難しい。でも、細かい所まで凄く作りこまれていて、ホントに面白い」とコメント。岩田氏は「最初に樹と戦うんだけど、負けてすっげー悔しいから(三木氏に)カタキを討ってもらった。原作みたい(笑)でも、樹=自分が声をあてているから、すごく複雑な気分(笑)」とコメントした。
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手にした青色のジャケットは、筐体シートの背中にひくクッションがわり。体が小さいから、これでアクセルやブレーキに足が届くようにしている模様。そんな光景に微笑を浮かべながら暖かく見守るギャラリーの表情は、対戦が始まると同時に一変する。
このユウスケ選手、とにかくメチャクチャ上手いのだ。スタートダッシュを決めると、あとは丁寧かつ綺麗なライン取りでライバル車をグングンと引き離していく。フィニッシュ時には、その差なんと220メートル。圧勝といっていいだろう。
その後、ユウスケ選手は決勝戦に進出。豪快な勝ちっぷりに、会場全体が「この子に勝って欲しい!」という空気になっていくが、それにストップをかけたのが同じく決勝戦に駒を進めたDEW選手。DEW選手は、当日解説を務めた著名プレーヤーのキャサ夫氏とは旧知の仲。そんな関係で、キャサ夫氏は「ホントはこんなこと言っちゃダメなんだろうけど(ユウスケ選手に)勝って欲しい。ガンバレ!!」とユウスケ選手にエールを送る。
決勝コースは「秋名・下り・晴」を使用。車種はふたりとも「カプチーノ」を選択。ギャラリーが固唾を飲んで見守る勝負は、スタートダッシュでほぼ決した。キャサ夫氏によれば「(DEW氏は)秋名のスペシャリスト。秋名ばかり走ってる。ホントに速い」という。そうした日々の走り込みが結実したというべきか。残り1/4というところで約60mまで差を縮めたユウスケ選手のがんばりも今一歩及ばず、DEW氏が見事「最速伝説」の優勝を飾った。
優勝および準優勝のふたりには、原作者の「しげの秀一」先生が本イベントのために描き下ろしたイラストがパッケージにデザインされたPS2「頭文字D Special Stage」ゲームソフトと、声優の三木氏と岩田氏の直筆サイン入り賞状が送られた。また、優勝したDEW氏には「藤原とうふ店(自家用)」のロゴが入ったホンモノの「AE86」のドアが贈呈された。
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決勝に駒を進めたのはユウスケ選手(上写真・中央)とDEW選手(上写真・右)。会場全体が「ユウスケ選手を勝たせてあげたい」というオーラに包まれるが、スタート一発でそれを吹き飛ばしたDEW選手の強さはホンモノ |
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優勝者、準優勝者のふたりには豪華な賞品が贈られた。特に「しげの先生描き下ろしイラスト」入りPS2ソフトには、ギャラリーからどよめきが起こったほど |
(2003年4月5日)
[Reported by 北村孝和]
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