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「ソウルキャリバーII」新着画像公開(その1)
「ソン・ミナ」、「ソフィーティア」参戦決定!

3月27日 発売

価格:6,800円(3機種とも)



年齢 23歳
出身 智異山/李氏朝鮮(韓国)
身長 162cm
体重 48kg
誕生日 11月3日
血液型 A型
使用武器 斬馬刀
武器名 紅雷
流派 成家式大刀術+棍法アレンジ
家族構成 父・成 漢明(ソン・ハンミョン)
母と弟は死去
ソン・ミナ(成 美那)

【プロローグ】

 『人はどんなに高い所でも昇ることが出来る。
  決意と自信さえもてれば!』
    …… アンデルセン

 ソン・ミナは歩きながら自分の考えをまとめていた。
 やがて武術の師でもある父親、ソン・ハンミョン(成漢明)の部屋の前までやってくるとしばらく考えた。
 そして意を決して扉を叩いた。

 李氏朝鮮ではその名を知らぬ者はいない成式道場は、二度にわたる救国の剣ソウルエッジ探索の旅に任命されたことがある水軍の雄ファン・ソンギョン(黄星京)をはじめとして、数多くの優れた武人を排出した名門である。
 だが武神と称された成家の長、ソン・ハンミョンにも悩みはあった。娘のソン・ミナである。
 幼い頃から斬馬刀に親しみ、門下生達に混じって腕を磨いた結果、ミナは優れた戦士と成長した。決して平和とは言えない世の中、ハンミョンは娘の武芸の腕を頼もしく思っていたものだ。将来あとを任せられるであろう婿をとり、立派に成家を継いでくれるに違いない。
 ……だが、事態はハンミョンの想いとは違う方向へと進んでいった。

 七年前に救国の剣ソウルエッジの噂が李氏朝鮮に広まったとき、人々はソウルエッジこそが国を護ってくれると期待した。
 当時、隣国日本が統一されるとの情報が届き、海岸線には軍備が整えられるなど、李氏朝鮮は騒然としていたのである。
 やがて国は救国の剣探索をすることを決定し、成式道場からファンが抜擢されたのだ。
 しかし、人一倍国を思う気持ちが強く、また武術にも長けたミナが黙っておとなしくしているはずがなかった。
 彼女もまた、国を救いたい一心からハンミョンの反対を押し切り、中ば強引に救国の剣探しの旅に出てしまったのである。
 しばらく後、ファンは旅先で出会ったミナを連れて成式道場を訪ねた。彼は隣国日本の侵略が始まるとの報を受けて、救国の剣は見つかっていなかったが急ぎ帰国したのであった。
 ミナはその後、再びソウルエッジを探すために旅に出たが、またしてもソウルエッジを手に入れることはできなかった。
 前回と同じく、再び救国の剣探しの命を受けたファンによって連れ戻されたのである。流石に二度にわたる家出は父親の怒りを買い、彼女は厳しい修行のやり直しを命じられていた。

 そんなある日、彼女は血気はやる成式道場の門下生のユンスンを諌めるため、その刃に己を写せば、自らの心の奥底が見えるという白露という名の一降りの刀を渡す。彼は帰国したファンに勝負を挑み、皆の前で断られていたのだ。
 ファンにとっては、帰国した以上は一刻も早く沿岸警備隊へ向かいたかっただけのことであった。だがファンを追い越すべき目標として見ていたユンスンには、自分が勝負するに足らない格下と見られたと思えたのだ。ユンスンは荒れに荒れ、昔から彼の姉御役だったミナ以外、誰も近づけない始末であった。
 翌朝、刀を返してもらおうとユンスンの部屋を訪ねたミナは置き手紙を見つける。手紙には救国の剣を探しに行くと書かれており、刀はユンスンが持って行ったらしく、部屋に残っていなかった。

 白露は、何を隠そう成家に伝わる家宝の一つである。その家宝が知らぬ間に持ち出されてしまったとあったならば、当主ソン・ハンミョンの怒りは想像にかたくない。しかもそれをユンスンに手渡したのが、他ならぬ娘の自分だと知れたなら……!

 ミナは早速思案を巡らせ、事の詳細が判明する前にユンスンを連れ戻す役目に自ら立候補するため、父親の部屋を訪ねたのである。
 二度にわたって世界を旅した経験と武術の腕前、そしてユンスンに対しては昔から強く物を言える立場にいるため、 彼に言うことを聞かせやすいというのが自分を推す理由であった。もちろん自分で己のけじめをつけなければならいという思いも あったが、こちらは父親には伏せておいた。
 ミナはハンミョンにとって大事な一人娘である。だが娘の瞳は決意に満ちあふれていた。もしも止めれば娘が三度目の家出をしてしまうであろうことは簡単に予想はついた。父として、むざむざ娘の評判を落としかねない展開にはしたくない。それに娘の言い分にも一理ある。確かにミナ以上の適任はおるまい。
 はじめは渋っていたハンミョンであったが、その日の夕食までには、愛娘にその役目を与える決心をしたのである。

 ……それから数日後。ユンスンの足取りを追ううちに、ミナの目的に「救国の剣探索」が加わってしまうであろうことに彼が気がついたが、その頃既に娘は国境を越えてしまっていた。



年齢 25歳
出身 アテネ/オスマントルコ帝国(ギリシャ)
身長 168cm
体重 教えてくれない
誕生日 3月12日
血液型 B型
使用武器 ショートソード&スモールシールド
武器名 オメガソード&エルクシールド
流派 聖アテナ流
家族構成 夫・ロティオン
娘・ピュラ
息子・パトロクロス
ソフィーティア(ソフィーティア・アレクサンドル)

【プロローグ】

 『相互信頼と相互扶助にて
  偉大なる行為はなされ、偉大なる発見がなされる』
      …… ホメロス「イリアス」

 不意に訪れた恐るべき出来事に取り乱していた彼女の精神は、徐々に旅をしていた当時の落ち着きを取り戻していった。
 ソウルエッジが未だその力を失っておらず、この世界を恐怖で包むべく活動している。彼女はその事実を認めると、 ランプの明かりの中、表通りへと続く扉に目をやった。
 妹のカサンドラがこの扉から飛び出してから数週間が経っていた。パン屋を営む実家の両親によればその後カサンドラは結局家には帰っていないとのことだった。さらに夫が、神殿に奉納した武具が一組なくなっているのを見つけたとき、彼女は確信したのだ。カサンドラは姉である彼女の代わりに武器を取り、邪剣を破壊するために旅に出てしまったのに違いない。
 ……かつての彼女と同じように。

 ギリシャのアテネに店を構えるパン屋の長女として育ったソフィーティアは、古きオリンポスの鍛冶神へパイストスの神託を受け、かつて二度に渡って邪剣ソウルエッジ破壊の旅に出た聖戦士であった。
 一回目の旅において、ソフィーティアは 二振りで一組のソウルエッジの片方を破壊することに成功、しかしその際に飛び散った破片を受けて彼女はその身体に深い傷を負ってしまう。やがて傷が癒えた数年後、鍛冶屋を営む今の夫ロティオンと出会うが、残る一本の邪剣が災いを起こしていると神託を受けた彼女は婚姻の儀を待たずに旅に出たのだ。
 旅先で邪剣の気に汚染された土地を癒して回っていたソフィーティアは、前回の旅とは違い邪剣に出会うことはなかったが、いつしか邪気が消えているのに気が付く。
 その後もしばらくは旅を続けていたが、やがて誰かがソウルエッジを破壊したと確信した彼女は故郷へ戻り、ロティオンと結婚したのだった。
 今では二人の子供をもうけ、家族四人で幸せな家庭を築いていた……はずだった。
 あの日までは。

 その事件はあっというまに平穏を打ち砕いた。夫が見知らぬ客から手に入れたという金属片に夢中になり、我先にと争う子供達……。その半ば狂気を帯びた様子を見たソフィーティアは、己の脳裏をよぎったある考えを即座に認めることができなかった。その金属片が発する邪気に、癒えたはずの傷がうずく。それはソウルエッジの破片だったのだ。
 そしてソウルエッジに反応する我が子達……。かつて彼女が邪剣を破壊したあの日、ソフィーティアが浴びた邪剣の破片は、その後治療によって抜き取られる以前に、彼女の身体に邪気を染み込ませていたというのだろうか。
 はっきりしているのは、そう考えれば子供達が破片に異常なまでの興味を示すのも理解できるということだ。そう、愛しき子供達には邪気に犯された血が流れているのだ!
 しかしそれは、すぐに認めるにはあまりにも重過ぎる現実であった……。
 結局妹のカサンドラは取り乱すソフィーティアを見かねて、あの扉から飛び出していったのである。

 ソフィーティアは扉から目を離し、寝息を立てている我が子達を見た。ソウルエッジの破片をカサンドラが持って 行ってしまったためか、幼い姉弟はこれまでと変わりなくおとなしくしている。こうして寝ているのを見ると、彼等の身体に忌まわしき血が流れているなどとは誰も思うまい。
 しかし、事実は事実なのだ。彼女は立ち上がると、夫の元へ向かった。
 「ロティオン、私…行かなくてはならないの。」
 「きっと君はそう言うと思っていたよ、ソフィー。」
 ロティオンの手には、真新しい武具があった。重さといい形状といい、それは以前彼が彼女のために鍛冶神から授かった鉄塊から創った武具と同じつくりをしていた。もちろんソフィーティアの手にぴったりと合っている。
 妻が再び旅に出ることを予期していた彼は、彼にできる限りのことをしていたのだ。

 次の朝、彼女は夫に子供達のことを頼むと扉を開けた。美しくも厳しい朝日の最初の一閃が彼女を照らし、光を反射して手にした剣と盾が輝く。その光景は、オリンポスの神々の加護が再び彼女を包んだかのようであった。

 子供達を邪剣の呪縛から解き放ち、不甲斐なかった彼女の代わりに旅へ出て行った妹を無事連れ戻す。
 かつて聖戦士としてソウルエッジと戦った娘。最初の旅から7年後の今日、彼女は以前とは異なる強さを手にしていた。


 <GC版著作権表記>

(c)1995 1998 2002 2003 NAMCO LTD.
The Legend of Zelda : (C) 1986-2003 Nintendo
The Character named "Necrid" is created and designed by NAMCO as the derivative work of the Illustration drawn by Todd McFarlane Productions, Inc.
The Character: (C) 2003 by Namco Limited. All rights reserved.
Illustration: (C) 2003 by Todd McFarlane Productions, Inc. All rights reserved.

<PS2版著作権表記>

(c)1995 1998 2002 2003 NAMCO LTD.
The Character named "Necrid" is created and designed by NAMCO
as the derivative work of the Illustration drawn by Todd McFarlane Productions, Inc.
The Character: (C) 2003 by Namco Limited. All rights reserved
Illustration: (C) 2003 by Todd McFarlane Productions, Inc. All rightsreserved.

<Xbox版著作権表記>

(c)1995 1998 2002 2003 NAMCO LTD.
Spawn(R), and its logo are registered trademarks of Todd
McFarlane Productions, Inc.The Spawn character is (c)1992 Todd McFarlane Productions, Inc. All rights reserved.
The Character named "Necrid" is created and designed by NAMCO as the derivative work of the Illustration drawn by Todd McFarlane Productions, Inc.
The Character: (C) 2003 by Namco Limited. All rights reserved.
Illustration: (C) 2003 by Todd McFarlane Productions, Inc. All rightsreserved.

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□製品情報
http://www.namco.co.jp/home/cs/lineup/soulcalibur2/index.html
□ナムコ公認「ソウル」シリーズファンサイト「ソウルアーカイブ」
http://www.soularchive.jp/
□関連情報
【2月14日】「ソウルキャリバーII」新画面到着!
ウェポンマスターモードも一部公開!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030214/sc2.htm
【1月15日】ナムコ、家庭用「ソウルキャリバーII」製品発表会を開催
GC版はリンク、PS2版は三島平八、Xbox版はスポーンがゲストキャラ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030115/sc2.htm

(2003年3月14日)

[Reported by 佐伯憲司]


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