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「Taipei Game Show 2003」Xboxブースレポート |
会期:2月21日~24日
台湾微軟ことMicrosoftの展示ブースは、会場正面入り口のすぐそば。会場に足を踏み入れれば、早々にXboxの大きなロゴが目に飛び込んでくる。またMicrosoftは、Taipei Game Showと春節多媒體展の双方にかなり大きなスポンサードをしているようで、会場内の垂れ幕や入場証などにもXboxのロゴが入っていて、大々的なプロモーションを展開していることがうかがえる。もちろんブース内には同社のPCゲームの展示もあるが、それは別稿にゆずり、ここではXbox関連の出展を紹介しよう。
台湾におけるXboxのローンチは2002年11月29日のこと。Xbox本体の発売から、まもなく3カ月が経過することになる。販売されているタイトルは、米国および日本で発売されているタイトルをアジア市場(中国語圏)向けにローカライズしたものだ。そのローカライズの程度にはいろいろあるようで、メニューやゲーム中の字幕までも中国語仕様にしたタイトルもあれば、メニューのみ、あるいはパッケージのみを中国語にして、プレイ中の画面は英語表記が中心というタイトルもある。いまのところ、ヒット作にはFPSやレーシング、アクションが多いことなどから、特に支障はなくさまざまな基準でローカライズが実施されているようだ。
日本国内では、こうしたイベントや展示会などにあわせて新作を公開することが目玉のひとつになっていたりするわけだが、ここ台湾ではMicrosoftに限らず、どのブースも既存の製品のプロモーションが中心となっていた。
ブース内でクローズアップされているのは、「生死格鬥:沙灘排球」こと、「DEAD OR ALIVE:EXTREME BEACH VOLLY BALL」と、「最後一戦」こと「HALO」。いずれもすでに発売中のタイトルで、前者は基本的に英語表記、後者には中国語表記が含まれたゲーム画面となっていた。ブース内では、それぞれ4機の試遊台がゲームに合わせたオブジェなども用意され、フリープレイが行なわれている。やはり人気タイトルだけあって、コントローラーを手にする来場者が途切れることはない。
大きく違うのはその混雑ぶりと盛り上がり。いったんステージがはじまると、正面の通路はお向かいのブースとの間に人ひとりが通れる幅だけ残していっぱいになる。これが東京ゲームショウなどなら、ブーススタッフがロープなどで誘導して通路確保を行なったり、会場スタッフが交通整理をしていたりする光景を目にするわけだが、ここではそんなことはお構いなし。人が膨れあがるにまかせている。さらに、Microsoftのブース周辺は、Gamania、Tai-Guim、IGSと大規模ブースがそれぞれの角を占める十字路の一角。その多くが、交差点の中央に向けてステージを作っているものだから、この通路は四六時中混雑している。その分、ステージ上と観客の盛り上がり方は激しい。ノベルティグッズ、ポスターそしてカメラのフラッシュまで、あらゆるものが歓声のなかで飛び交っていた。
ステージイベントがはじまると、ステージ前はこのとおり、人でぎっしりいっぱいに……。本来通路である部分は人ひとりがすれ違えるかどうかぐらいになってしまう | 飛び交うポスター。他にもXboxのロゴ入りドッグタグなどさまざまなノベルティが用意され、気前よく配られている | ビーチバレーの対戦で勝利したユーザーには、MCのお姉さんからTシャツとポスターをプレゼント |
それ以外のMicrosoftがパブリッシャーになっているタイトルも、ひととおりブース内に試遊台が設けられている。ここ台湾ではまだXbox Liveはスタートしていないが、Live対応タイトルである「WHCKED」、「MECHASSAULT」、「Unreal Championship」などもスタンドアローンでプレイができる。もちろんパッケージにはLive対応ソフトの証であるオレンジ色のストライプが入っていて、Live Readyの状態であることがわかる。ほかに、レーシングゲームだけを集めたエリアなどもある。
日本におけるゲームショウの感覚からいくとびっくりさせられるのが、ブース内でのXboxや対応ソフトの販売だ。デモステージの裏手に位置している | Xbox本体の販売価格は7,490台湾ドル(日本円換算で約3万円)。新作ソフトはだいたい1,400台湾ドル前後(5,400円程度)で販売されている |
(2003年2月21日)
[Reported by 矢作晃]
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