|
さあ、星の海にでかけよう「スターオーシャン Till the End of Time」 |
価格:7,800円
株式会社エニックスは2月27日に発売するプレイステーション 2用RPGの期待作「スターオーシャン Till the End of Time」の完成発表会を開催した。宇宙への夢を描いた作品なだけに、発表会場となったのは池袋サンシャインのプラネタリウム。巨大なスクリーンに迫力の最新映像が公開された。
発表会はまず最初に、主催者を代表する形のコメントとして、先日おこったスペースシャトルの事故に触れ「宇宙への旅をあつかったゲームとして、7人の宇宙飛行士とその遺族に対して哀悼の意を表します。我々はゲームの世界で宇宙へのロマンを追いたいと思います」とのコメントが流された。
ここで会場が真っ暗になり、満天の星がプラネタリウムの全天候スクリーンに映し出され、ゲームダイジェストが映し出された。今回プレイステーション 2へとプラットフォームを移し、フル3Dで描かれた世界は、プリレンダームービーはもちろんのこと、通常のゲーム画面も大変美しく迫力があり、巨大スクリーン上での上映でも十分耐えうる完成度に仕上がっている。
挨拶を行なった「スターオーシャン Till the End of Time」のプロデューサーの山岸功典氏はまずは「ずいぶん長くかかってすいません」と挨拶。ゲームのポイントとしては「これまでのシリーズは2Dで描かれていたが、今回からはフル3Dになりかなりの力作となっている。グラフィックが進歩しただけでなく、かなり広いマップで、グラフィックはプレイステーション 2の限界ギリギリまで使っている」とアピール。グラフィックだけでなく、色々な意味でよりリアリティが増しているため、「 (これまでのシリーズ作品より) 感情移入しやすい」と語った。
ここで主題歌の「飛び方を忘れた小さな鳥」を歌うMISIAさんのコメントが流された。MISIAさんは「この歌は飛行機に乗ったとき、雲の上、宇宙に一番近いところで詩を書きました。壮大なのに、なぜかはかなさを感じるメロディを聴いていると宇宙にいるような気分になります。『スターオーシャン Till the End of Time』を通してこの曲を聴いてくれた人も同じような気持ちになってくれたら嬉しいです」とコメントした。
話題は2月6日からテレビなどで流されるコマーシャルに移った。コマーシャルは、バスコ・ダ・ガマの石棺なども安置されているというポルトガルのサンタ・エングラシア聖堂で背景が撮影され、各種CG合成などをおこない完成された。上映されたCMは、厳かな雰囲気の聖堂の中で、宇宙飛行士が天使のような存在と戯れるというファンタジックな内容となっている。BGMはMISIAさんの「飛び方を忘れた小さな鳥」。
この宇宙飛行士を演じているのが鈴木杏さん。発表会場に駆けつけた鈴木さんは「宇宙服を着ての演技でドキドキしましたが、綺麗なCMに仕上がっていて嬉しい」とコメント。CGとの合成ということで、何もないところで演技をしなければならず、かなり難しかったという。
このほかにも「スターオーシャン Till the End of Time」の購入者を対象としたキャンペーンとして、火星の土地の権利書をプレゼントするキャンペーンを実施するという。ゲーム同様に、夢のあるキャンペーンだ。詳しくは今後、公開されていくという。
□エニックスのホームページ
http://www.enix.co.jp/
□「スターオーシャン Till the End of Time」のページ
http://starocean.net/
(2003年2月5日)
[Reported by 船津稔]
GAME Watchホームページ |
|